1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

ユニバーサルクレジットの権威向上のため ダドゥンはルスレイティングに期待

2013-06-07 | ラジオ
独立系格付け会社ユニバーサルクラジットへのロシアの参加は、成功ファクターのひとつとなる。そのような考えを示したのは中国の格付け会社ダドゥンのスン・フンガン代表だ。ダドゥンはロシアのルスレイティングおよびアメリカのイガンジョングレーテングと共に、、ユニバーサルクレジットの共同設立社となっている。
スンフンガン代表は、新しい独立系格付け会社を作ることによって、両国の金融フロー拡大につながるとの確信を示した。

この理由は簡単だ。中国とロシアのビジネスマンらは、アメリカのスタンダード&プアーズやフィッチ、ムーディーズなどの評価を頼りにしている。
そのビッグスリーは世界の格付け市場の95%を握っており、リスク評価が客観的でなく先入観にとらわれているとのそしりを免れない。中国は世界市場においてアメリカと競合しているため、中国の金融経済観測はこれにとらわれてしまう。それゆえ、中国は新しい格付け会社の仲介者となったと、アジア太平洋研究センターのセルゲイ・ルコニン専門家は指摘している。
「中国はスタンダード&プアーズやフィッチ、ムーディーズなどが世界金融危機の際に信用を失ったと考えている。中国は世界経済でのシェアを広げ、影響力を高めていこうとするだろう。
そのために独自の格付けメカニズムを作ろうとしているのだ。中国は発展途上経済の権利強化を支持しており、そのため、その中にロシアなどのほかの国も引き込もうとしているのだ」
専門家のコメントだ。

ロシアも独立した格付け評価がないことを実感している。中国との経済関係をより効果的にするためにも、それが障害となっている。その克服のためにユニバーサルクレジットがあるわけだ。
客観性を保障するためユニバーサルクレジットの株は、ダドゥン、ルスレイティング、イガンジョングレーテングがそれぞれ3%ずつ、残る91%は220の国、金融機関、投資家の間に配分されることになる。
ダドゥンによると、これは国連をも想起させるものだという。これによって一定の国や企業の利益のためではなく、冷静なリスク評価をすることが可能になる。

新しい格付け会社ユニバーサルクレジットは6月25日から活動を開始する。本社は香港に置かれ、エグゼクティブディレクターは、ルスレイティングのリチャード・ヘインスウォード氏が務め、取締役会議長には、ダドゥンのグアン・チャンジュン氏が就任することになっている。

男性アナウンサーが早口で丁寧に言わないため「ユニバーサルクラジット」と言ってる

格付け会社「ムーディーズ」その実力と正体―なぜ、日本企業の命運を左右するのか (ノン・ブック・ビジネス)
クリエーター情報なし
祥伝社

5月28日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル