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太平洋での影響力誇示を狙う中国

2012-02-15 | ラジオ
中国海軍の艦船が太平洋西部での演習に向け出発した。この海域で中国軍の活動が活発化していることに対し、日本政府は憂慮の念を表明している。
日本の複数のマスコミ報道によると、中国海軍のフリゲート艦4隻からなる船団が日本の沖縄と宮古島の間の海域を通過した。
中国国防省はすでに、こうした艦船の通過は毎年行われる演習の準備に関連したもので、恒例のことだと発表した。
なお日本側の憂慮声明に対し、中国政府は我々は、この海域において自由に航行できる権利を持っている。航行は完全に国際法の規範に則っており、世界で広く受け入れられていることだと強調した。.

一方観測筋は、演習はジャオユイダオ、日本名で尖閣諸島をめぐる以前からの領土問題に関連して、日中関係が先鋭化していることを背景に実施される点を指摘している。
最近日本は中国側が東シナ海の海底油田開発を、自主的に開始したとの情報に反発し抗議した。
これに対し中国側は、日本政府が尖閣諸島付近の無人島に日本名を付けることを発表したことを逆に非難している。

ここ最近、日本政府は一度ならず、中国の十分な透明さを欠いた軍事力の急激な増強に懸念を示して(声が出ていないため聴こえない)。
ロシア地政学アカデミー代表を務めるイワショフ大将は、VORのインタビューに応じたなかで、中国海軍の活動活発化は中国が実際に、日本が領有権を主張するゾーンでの自国海軍力拡大を意図していることを意味すると指摘し、次のように続けている。
「これは深刻な領土門問題だが、ましてこの海域には豊かな石油天然ガス資源や漁業資源があるので尚更大変だ。中国は軍事的圧力を示し、自分達の要求を高めている。
しかし別の点も忘れてはならない。ここ数年、アメリカが中国をめぐる海軍活動を(?)したことだ。
アメリカは軍事基地ばかりではなく、戦略空軍基地もオーストラリアに置こうとしている。アメリカは中国にとって、死活的に重要なマラッカ海峡をコントロールし、インドに反中国的考えを起こさせようと試み(声が出ていないため聴こえない)。
中国は、これらに対抗し、アジア太平洋地域および、太平洋西部を支配する権利と自らの力をデモンストレーションしているのだ」
イワショフ大将は、このようにコメントしている。

中国政府は南シナ海の領土問題へのアメリカ政府の介入が強まっていること(?)、これまで何度も不満を表明(声が出ていないため聴こえない)。
最近アメリカとインド、ベトナム、インドネシア、フィリピン、シンガポールといった国々との安全保障領域での関係が著しく活発になったが、中国政府は、こうした動きを自国の戦略的利益に対する脅威だとみなしている。
それゆえ今回の中国海軍の演習は、ジャオユイダオ諸島領有問題ばかりでなく、太平洋で増大するアメリカの軍事プレゼンスにも関係している。
この2年間、中国は、およそ50回の海軍演習を(声が出ていないため聴こえない)し、アメリカに挑戦する地域大国として、影響力強化に向けた道を歩んできた。中国政府は太平洋で、これまでよりもはるかに積極的に、自国の旗、五星紅旗を翻すことを由と考えている。

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(?)は男性アナウンサーの不正確な言葉で何を言ってるのか不明

2月7日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル