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新技術は協力への道を閉ざすものではない

2012-02-29 | ラジオ
日本では世界で初めて、海底からメタンハイドレートを採掘する実験が始まった。
メタンハイドレートは見た目は半分溶けたような、脆い氷の形をしており、永久凍土層など自然界に幅広く見られるものだ。
現在までメタンハイドレートを海底から採掘することは、採算がとれないことだと考えられていた。しかし日本の研究者らは、比較的採算性のある技術を開発したということだ。

ロシアの専門家クリチェフスキー氏は、日本がエネルギー資源分野において、パイオニアとなっていると指摘している。
「今に至るまで天然ガスを大量に有している国が提供できるものは、液化天然ガスが限界だった。日本は海底からのメタンハイドレートの本格的採掘を、2018年に開始するとしているが、恐らくそれはもっと早く実現することだろう。
先端技術(?)は急速に発展しており、日本にとってのメタンハイドレートの重要性を考慮すれば、採掘開始はかなり早く実現することも有り得る」
ロシアの専門家は、このようにコメントしている。

日本には事実上、まったく資源が存在しない。日本は液化天然ガスの世界最大の買い手であり、中国との間で国際的な石油ガス戦争に突入している。
専門家らは10年後、中国はエネルギー消費を2倍に伸ばし、世界のトップに躍り出るだろうと見ている。
そのようなことから、日本と中国のエネルギー分野における競争は、両国にとって大きなリスクと問題を抱えており、日本の経済安全保障にも影響を与える。
それは尖閣諸島周辺の石油ガス田をめぐっても、状況が緊張することを意味している。
膨らむエネルギー問題は、日本をして供給諸国との経済関係拡大に向かわせ、ロシアとの経済関係も拡大傾向にある。
しかしメタンハイドレートの採掘は、このような協力にどのような影響をもたらすのだろうか。日本がロシア産ガスから撤退することはないのだろうか。

クリチェフスキー氏は次のように指摘している。
「日本は今のところ、天然ガスの100%すべてを海外から輸入していますから、この分野におけるロシアとの協力を心配することはないだろう。日本はサハリンでの合意に基づいた形で、天然ガスの採掘で成功を収めている。
ロシアから日本に向かうガスを液化するための設備も建設されている。投資された額は回収しなくてはならない。
もしも日本が撤退することがあったとしても、液化天然ガスの施設は残り、東南アジアのほかの国へ輸出されるだけのことだろう」
クリチェフスキー氏は、このようにコメントしている。

専門家らの意見では日本近海のメタンハイドレートは、約100年間の需要を満たすものだということだ。しかし今のところ、そのようにして得られるガスの価格は通常の天然ガスよりも、かなり高いものとなっている。

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(?)ふつう「最先端」と言わないかね

2月21日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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