●オーストリアのウィーンでは、IAEA緊急理事会が開かれている。今回の
開催は、イランがウランの濃縮を再開した事を受けてイギリス、フランス、
ドイツの3カ国が提案した。
●ロンドンでイランの核開発問題を話し合う6カ国協議を経た、ロシアのラブ
ロフ外相は、会議ではこの問題をIAEAの議題にかける事で一致したと語
った。
またアメリカ国務省スポークスマンが語ったところによると、アメリカ政府と
しては国連安保理にイラン核開発問題を通達する事を持って、国連に対し
この問題を付託したものと見なす姿勢を取っている。
一方フランスの新聞ル・モンドは、会議に出席した外交官の話しを引用し
た中でロシアが主張したお陰で。ヨーロッパ3カ国がIAEAに向けて準備し
た決議案から、イランへの強制手段に触れた部分が削除された事を伝え
ている。
※放送の中で一部「イラン」とすべきところを「イラク」とアナウンス。
●ロシアとアメリカの両大統領が、電話会談を実施しイランの核問題に付
いて意見を交わした。
●イランはロシア領内に、ウラン濃縮の為の両国の合弁会社を設立する事
に対し、ロシアとの交渉を続ける構え。
●75歳の誕生日を迎えた、ロシアのエリチン初代大統領はロシア第1チャ
ンネルのインタビューに応じ、アメリカの一曲政治が続いているのは好ま
しく無いと指摘した上で、アメリカは最初アフガン戦争で
次いでイラク戦争で一方的な行動を取り、今度はイランを標的としている
が、これはもはや民主主義とは言え無いとした。
●アメリカのラムズフェルド国防長官は、イラク戦争の終結時期とイラクら
の、アメリカ軍の完全な撤退時期に付いては明言を避けた。
しかしラムズフェルド国防長官は水曜日に行った発言の中で、アメリカ軍
が撤退しつつあることを確認した。アメリカ国内で対イラク政策に対する
批判が高まっていることを受け、ラムズフェルド国防長官はアメリカ軍兵
士の犠牲者が減少していることに関する統計を挙げた。
●イタリアのセストリエルで、2006年冬季オリンピックの中継のために使わ
れる、テレセンターの建物の一部崩壊した。
●パレスチナ評議会議会選挙で勝利を収めたハマスは、イスラエル国家の
存在を認めるかどうかに付いて、国際社会との間で話し合いを実施する用
意があるとした。
●スエーデンはロシア産の天然ガスの、ヨーロッパへの輸送に使われる西
ヨーロッパ・ガスパイプラインの敷設に関心を示している。
●ロシア外務省はグルジア政府に対し、グルジア・オセチア間の紛争地域に
転回する、治安維持部隊への挑発をエスカレートさせないよう警告を発した。
●モスクワで政府閣議が開かれ、ロシア社会発展省の今後3年間の活動方
向が話し合われた中で、第一副首相はロシアの社会福祉政策の主要な課
題は、国民生活の質の向上だと語った。