ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県東御市にある標高2000メートルの池の平湿原では、アヤメが見ごろです

2016年06月30日 | 旅行
 長野県東御市の北東部の山中にある池の平湿原では、アヤメ(野アヤメ)が見ごろです。

 この池の平湿原は、数万年前に三方ヶ峰(現在の標高は2040メートル)という火山が噴火してできた火口原に広がる高層湿原です。池の平湿原の標高は約2000メートルです。
 
 三方ヶ峰は、浅間山(標高2568メートル)の外輪山の南側にある湯ノ丸山(標高2101メートル)の近くにそびえています。

 地蔵峠から湯ノ丸スキー場の上部を目指してくねくね道を上がると、その先の山岳道路の入り口部分に、池の平湿原の駐車場があります。

 池の平湿原の駐車場から針葉樹林の中を池の平湿原に下っていくと、約20分ほどで池の平湿原に到着します。

 午前9時ごろから池の平湿原の木道を歩き始めました。霧が流れます。時々、濃い霧が時々流れ、視界が悪くなります。

 池の平湿原の木道をまずは東に向かって進みます。東に進みながら、その北側にある針葉樹の疎林部分を眺めました。遠くでカッコウが鳴いています。



 この東側に進む木道沿いではアヤメが点々と咲いています。





 アヤメはちょうど見ごろです。

 東に向かって歩いてきた木道部分を振り返って見ました。



 湿原部分の東端から南下すると、三方口という断崖部分の端にでます。



 この辺りは岩がごろごろとしています。霧が立ち込めて遠くまでは見えない天気です。

 カラマツソウが白い花を咲かせ始めています。



 ここから西側に向かって時計回り(右周り)進みます。

 山麓側に育っているハクサンシャクナゲは蕾を膨らませています。



 さらに西に進むと、池の平湿原の南西部にある鏡池にでます。



 これで池の平湿原の湿原部分の三分の二を回ったことになります。

 鏡池の奧に見える湿原の奧の山麓部分は濃霧に包まれています。



 鏡池の南西奧にある斜面には、レンゲツツジが群生し、花を咲かせています。



 残念ながら、濃霧がかかっているためにレンゲツツジのオレンジ色の花があまりよく見えません。

長野県諏訪郡下諏訪町の八島湿原では、モズしか野鳥観察できませんでした

2016年06月29日 | 旅行
 長野県諏訪市と諏訪郡下諏訪町にまたがる霧ヶ峰高原にある八島湿原には、夏鳥のノビタキが飛来しています。

 今回、訪れた日は曇り空で、霧が流れ込み、時々、八島湿原を覆う天気です。



 実は、八島湿原を訪れる前に、車山高原の車山肩や、霧ヶ峰高原の交差点になる“霧の駅”周辺に立ち寄りました。

 車山高原の車山肩や、霧ヶ峰高原の交差点になる“霧の駅”周辺には、濃霧が立ち込め、夏鳥のノビタキの姿がなんとか見える程度でした。

 これに対して、八島湿原は曇り空で、一応遠くまで見渡せる天気でした。

 八島ケ池周辺には、レンゲツツジなどの低木が育つ斜面です。





 そのレンゲツツジなどの低木が育つ斜面からは、ウグイスの鳴き声が聞こえます。しかし、ウグイスは低木の上部の枝には登場しませんでした。

 夏鳥のノビタキの鳴き声もほとんど聞こえません。朝方は天気が悪く、ノビタキはどこかに身を潜めている様子です。

 けたたましい鳴き声がして、レンゲツツジの木の枝の上に、モズが登場しました。







 ノビタキが出てこないので、モズは「可哀想に思って」出て来た様子です。

 八島ケ池周辺の斜面の草原では、シロスミレという初めて観察したスミレが咲いていました。



 また、小さな黄色い花を咲かせているアカギキンポウゲも、いくらか咲き始めています。



 結局、また梅雨の中休みを狙って、八島湿原などを訪れて、夏鳥のノビタキ観察に挑戦したいと考えています。

長野県諏訪郡下諏訪町にある八島湿原では、アマドコロも咲き始めました

2016年06月28日 | 旅行
 長野県諏訪市と諏訪郡下諏訪町にまたがる霧ヶ峰高原にある八島湿原では、アマドコロも咲き始めています。

 八島湿原の入り口近くにある八島ケ池です。



 訪れた日は曇り空で霧が時々、八島湿原に流れ込んで見通しが悪くなる天気です。



 八島湿原に吹き込む風が時々、強いために、八島ケ池の水面が波打っています。

 八島ケ池近くの湿原の中では、早咲きのコバイケイソウが白い細かな花を咲かせ始めています。



 コバイケイソウは多数成長していますが、花を咲かせているのはまだ少ない感じです。



 コバイケイソウの群生地近くにある、レンゲツツジの低木も花を咲かせ始めています。



 今年は八島湿原では、レンゲツツジの開花は少な目な様子です。

 八島ケ池近くの木道の上では、一眼レフカメラを3脚の上に載せた風景写真愛好家の方々が、コバイケイソウとレンゲツツジを一緒の画面に入れることを狙って盛んに撮影しています。

 10人程度の風景写真愛好家の方々が木道を占拠しています。

 曇り空の中で、時々、陽が射して明るくなる時があるため、こうした天気を待っているようです。



 不思議なことに、八島湿原の南側にある霧ヶ峰高原の交差点の“霧の駅”という休憩所付近では、レンゲツツジはよく咲いています。

 標高が高い“霧の駅”周辺では、レンゲツツジがよく咲いているのに対して、標高がいくらか低い八島湿原では、レンゲツツジはちらほらと咲いている感じです。

 湿原の方が水があるために、気温が低いのが、レンゲツツジの開花が遅い理由と推定しています。

 八島湿原の南側の木道沿いでは、キジカクシ科のアマドコロも咲き始めています。





 アマドコロは、草陰で群生しているものが多く、あまり目立ちません。

 八島湿原では、夏景色に向かって、季節が進み始めています。

長野県諏訪郡下諏訪町にある霧ヶ峰高原の八島湿原では、アヤメが咲いてます

2016年06月28日 | 旅行
 長野県諏訪市と諏訪郡下諏訪町にまたがる霧ヶ峰高原にある八島湿原では、夏の山野草のさきがけのアヤメなどが咲き始めています。

 梅雨前線の梅雨の中休みを狙って、標高約1630メートルの八島湿原に出かけてみました。

 八島湿原の入り口から望めた八島ケ池です。



 この日の八島湿原は、雨は降らずに曇り空です。しかし、周囲から濃い霧が次々と流れてくる不安定な天気です。



 八島湿原の南西方向にそびえている車山(標高1925メートル)です。車山の山頂部分は霧の中です。



 八島湿原の南側の木道を進みました。車山の山麓に近づきます。

 南側の木道沿いでは、アヤメ(通称、ノアヤメ)があちこちで咲いています。



 アヤメが群生している個所もいくつもありました。“外花”にある網目模様が目立ちます。





 小さな白い花がたくさんあつまって、直径が20センチメートルから30センチメートルもある、セリ科のオオカサモチもあちこちで咲いています。



 このオオカサモチの小さな花には、小さな昆虫が来ています(この小さな昆虫をクローズアップした画像を撮るのを忘れました)。



 南側の木道沿いの草原の中では、グンナイフウロも花を咲かせ始めています。



 夏の山野草のフウロ(風露)系のさきがけです。

 八島湿原の草原では、夏の山野草が咲き始め、花を探すための散策が楽しい時期を迎えています。

日本経済新聞紙の「英離脱後に包括協定 EU検討 通商や規制巡り」を拝読しました

2016年06月27日 | 日記
 2016年6月26日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面に掲載された見出し「英離脱後に包括協定 EU検討 通商や規制巡り」を拝読しました。

 6月24日に実施された英国でのEU離脱を問う国民投票で、EU離脱派が勝利してから、その後の対応を巡って、いろいろな検討が始まりました。

 想定外・予想外のことへの対応に、EU(欧州連合)は追われています。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では、見出し「英離脱後に包括協定 EU検討、通商や規制巡り」と報じています。



 英国は、EUに離脱を正式に通告してから、2年間は現在の“ステータス”が維持されます。その後は、新しく結ぶ協定によって、経済、司法、教育、テロ対策などを、英国とEU間で定めることになります。

 EUは、これまで周辺国、例えばノルウェーと結んだ協定を参考に交渉に臨むと考えられています。ノルウェーと結んだ協定は、多くの分野で関税撤廃などの恩恵が得られる半面、EUへの拠出金を求められています。

 さらに、EUの法律や規則を守ることが求められています。その一方で、ノルウェーはEUの政策決定には参加できないのです。

 その一方、カナダがEUと結んだ協定は、関税撤廃などを盛り込んだ包括的・貿易協定(CETA)を締結しています。カナダとの協定はEUからの移民労働者の受け入れを含まず、EUへの拠出金も不要です。

 EUとノルウェー、カナダと結んだ協定の中間を、英国とEUは目指すと推定されています。特に、今回、英国内で反対が多かったEUへの拠出金は大きな課題になりそうです。

 EUの主要国であるドイツでは、ドイツ財務省が英国を“準パートナー”という位置付け案を提案したと報じられています。加盟国ではありませんが、EUとの密接な関係国という位置づけを狙います。

 ドイツ、フランス、イタリアなどのEU6カ国の外相会議では、英国に早期の離脱を求める交渉を促すとの意見で一致したと、伝えています。既に、EUと英国は自分たちに有利な条件を模索し始めています。

 この日本経済新聞紙の朝刊一面のコラム「震える世界 英EU離脱」では、結束か亀裂か、欧州の岐路と解説しています。このEU離脱の決定は、日本にも多くの影響を与え始めています。

(追記)
 2016年6月27日に発行された日本経済新聞紙の朝刊の中面に、今後、英国とEUが締結する通商関係の参考例として、以下の4つのパターンが示されています・

 第一は、現在、EUとノルウェーはEEA(欧州経済地域)を締結しています。貿易面では農業と漁業以外では関税が撤廃されています。EUに拠出金を出していますが、EU政策には関与できない関係です。ただし、事実上の非関税障壁があります。この方式は、アイスランド、リヒテンシュタインも同様の内容を締結しています。

 第二は、スイス型です。スイスはEUと個別の協定を約120件締結しています。過去20年間に個々の協定を結びました。各協定を時間をかけて締結する必要があります。

 第三は、カナダ型です。包括的経済・貿易協定(CATA)を締結しています。締結までに時間がかかると予想されています。日本経済新聞紙では、英国は、このカナダ型を目指すのではないかと推定しています。ただし、カナダとEUは契約締結に10年間かけています。

 第四は、WTO型です。世界貿易機関(WTO)のルールに頼る協定です。

 また、英国が実際にEUから離脱した段階で、日本は英国と輸出関税の減免などの個々の協定を提案し、締結するのが基本方針のようです。