ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原では、向かいの荒船山が夏モードになりました

2016年06月27日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原では、昼間は曇りあるいは晴れになりました。

 先週後半から九州や四国などに大雨を降らせ続けた梅雨前線の影響で、佐久市でも大雨が時々、降りました。

 明け方まで大雨だった天気が、朝には曇り空となり、時々、陽が射します。

 午前8時過ぎの荒船山(標高1423メートル)の艫岩(ともいわ)です。



 夏至も過ぎ、太陽の黄道が高くなり、午前8時でも艫岩の北面に陽が射し、明るくなっています。

 夏至も過ぎて、荒船山は夏景色になりました。

 荒船山の東側に見える山景色です。群馬県富岡市の北側部分が見えているのではないかと思います。



 梅雨前線の休憩時の晴れ間のようです。

 佐久荒船高原では、現在たくさん咲いているのは、ヤマボウシの花です。



 ヤマボウシの花は、標高が高い佐久荒船高原の森陰では陽当たりのいい所で、あちこちで咲いています。

 山道の脇では、山野草のノコギリソウが小さな白い花を咲かせ始めました。



 佐久荒船高原で咲くノコギリソウの花は白色ばかりです。ピンク色の花はあまり見かけません。

 日当たりのいい場所では、木々にまとわりついた蔓のマタタビが葉の一部を白色に変えています。



 マタタビの葉陰をよく観察すると、小さな蕾をたくさん付けています。花が咲くのは6月から7月なので蕾のようです。



 夜中の大雨が激しく、風も吹いたので、曇り空の朝方では、野鳥はあまり活動していません。

 針葉樹の上に出て来たホオジロです。





 午後も久しぶりに、雨が降らず、曇り空、時々晴れです。

 佐久荒船高原の中心部にあるコスモスの丘の午後の風景です。



 午後に眺めた荒船山です。数日ぶりに晴れたので、山登りしている方がいそうな感じです。



 佐久荒船高原は、ほぼ夏の様相になりつつあります。

埼玉県狭山市の智光山公園にある狭山市都市緑化植物園に立ち寄ってみました

2016年06月26日 | 季節の移ろい
 埼玉県狭山市下広瀬にある智光山公園の中にある狭山市都市緑化植物園に立ち寄ってみました。

 狭山市都市緑化植物園は、北東方向に長方形の広大な智光山公園の一番北東側の部分にあります。

 ここには、バラ園や薬草園、教材園などがあり、約130科550種以上の植物が育成され展示されているそうです。市民に園芸の楽しみを伝える施設のようです。

 バラ園のバラは、やはり花期を終わりつつありますが、赤い色のバラの花がいくらか咲いています。





 ピンク色や黄色、白色のバラは花期を終えています。

 温室の外側にあった鉢に植えられていたブーゲンビリアの花です。



 マメ科のアメリカデイゴの木(?)に咲いている深紅の花です。



 アメリカデイゴはブラジル原産だそうです。

 ネムノキも花を咲かせています。


  
 狭山市都市緑化植物園ゾーンから大きな広場を抜けると、うっそうとした薄暗い森に囲まれたひょうたん池にでます。

 ひょうたん池は、真ん中にある前山の池から流れ出た小川の水がたまったもののようです。池の水はややにごっています。

 このひょうたん池の中には、大きな黒いコイがたくさんいます。

 池の中に、カワウが1羽いて、時々潜っています。





 池の水面の木陰と日向の境を泳いでいます。

 ひょうたん池を囲むソメイヨシノの並木の枝に出て来たガビチョウです。



 本当は時々、鳴き声が聞こえるウグイスなどの登場を期待したのですが・・

 このひょうたん池やハナショウブ田の辺りには、カワセミが登場することがあり、カワセミ狙いの野鳥観察愛好家が数人、動き回っていました。

 本当はウグイスなどの登場を期待したのですが・・

 ひょうたん池の水面の上には、トンボがたくさん飛んでいます。ほとんどがコシアキトンボですが、番を狙っているようで、留まりません。

 シオカラトンボに見えるトンボが、枯れた茎の上に留まりました。



 トンボの種類は不明です。種類の判定は意外と難しいのです。

 

埼玉県狭山市にある智光山公園のハナショウブ田では、まだ花が咲いています

2016年06月25日 | 季節の移ろい
 埼玉県狭山市下広瀬にある智光山公園の真ん中にある前山の池から流れ出た小川沿いにも、小さなハナショウブ田があり、ここでもハナショウブの花が咲いています。

 狭山市の北西部郊外にある智光山公園(ちこうざんこうえん)は、北東方向に長方形の広大な都市型公園です。その真ん中に市営のヘラブナ釣り場になっている前山の池があり、ここから小川が流れ出ています。

 前山の池の周囲も、アカマツやナラ、クヌギなどの武蔵野の自然林が残り、森の中は日射しが入らないので薄暗いです。
 
 前山の池から流れ出た小川がつくるハナショウブ田です。





 ここは小川の水で冷やされているためか、ハナショウブの花がまだよく咲いています。





 江戸系、肥後系、伊勢系などの各種のハナショウブの花です。

 小さなハナショウブ田の中は浅い池になっており、木道が設けられ、ここを歩いて進みます。

 ハナショウブ田の土手に、北米原産のポンテデリアという水生植物の花がよく咲いています。





 このポンテデリアは別名アメリカミズアオイというミズアオイ科の水生植物だそうです。

 さらに、傍の小道には、ヤブカンゾの花が咲き始めています。



 南西側のハナショウブ園の中で咲いていたヤブカンゾの花より、黄色みが濃い感じです。

 北東方向に長方形の智光山公園の一番北東側の疎林の中には、アジサイ園がありました。







 元々は園芸種のアジサイのようですが、少し野生化している趣(おもむき)です。変に手入れしていない“自然な感じ”です。

 このアジサイの花は華やかさはありませんが、この“自然な感じ”は、心を和ませてくれる雰囲気です。

埼玉県狭山市にある広大な智光山公園では、ハナショウブは終焉を迎えています

2016年06月25日 | 季節の移ろい
 埼玉県狭山市下広瀬にある広大な智光山公園では、ハナショウブの花は終焉を迎えています。ここには、埼玉県を代表するハナショウブ園があります。

 狭山市の北西部郊外にある智光山公園(ちこうざんこうえん)は、北東方向に長方形の広大な都市型公園です。その特徴はアカマツやナラ、クヌギなどの武蔵野の自然林が残り、この自然林の木は背が高く、葉をうっそうと繁らせており、森の中は薄暗いです。

 北東方向に長方形の広大な智光山公園の南西部に、有名なハナショウブ園があります。ハナショウブ田の中を北東方向に小川が流れています。ここには、約2600株のハナショウブが植えられているそうです。

 6月下旬に入り、ハナショウブ園のハナショウブは、やはり花期の終焉を迎えています。





 大部分のハナショウブの花がしぼんでいる中で、最後に花を咲かせているものです。

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 このハナショウブ園では6月19日日曜日まで、花菖蒲祭りが開催されていました。

 ハナショウブ園の中で、花を咲かせ始めたノカンゾです。





 ノカンゾは蕾を多数、膨らませています。

 ハナショウブ園の周囲の一部では、アジサイが咲いています。



 うっそうとした自然林の中の小道を進んだ時に、見つけたキノコです。



 ハナショウブ園の中を流れる小川は、北東方向の先にある、大きな前山の池に流れ込みます。

 この前山の池は、市営のヘラブナ釣り場です。

 前山の池は、北東方向に長方形の広大な公園の真ん中にあります。ここから、池の水はさらに北東方向に流れ出します。

ミステリー作家の北村薫さんの「うた合わせ 北村薫の百人一首」を再読してます

2016年06月24日 | 
 人気ミステリー作家の北村薫さんの単行本「うた合わせ 北村薫の百人一首」を何回も読み返しています。

 この単行本は新潮社が2016年4月22日に発行したものです。



 この単行本を、東京都内の大手書店に買いに行き、最初は日本のミステリー作家の棚を探し、見つからなかったので、日本の小説家の棚を探しました。

 結局見つかりませんでしたが、後日、同じ大型書店の別のお店の日本のミステリー作家の棚で見つけました。

 早稲田大学文学部を卒業し、埼玉県立春日部高校で国語の教師として勤務されている時に、覆面作家としてデビューした方です。

 文章が上手な点に好感が感じられ、そして読書が大好きというベテラン作家です。

 本書は、2つの現代短歌を冒頭に並べ、その2つの現代短歌をネタにいろいろと、短歌による表現の奥深さを語ります。人間の業の深さを語ります。

 まず、一番驚いた短歌は、

 「夕暮れのゼブラゾーンをビートルズみたいに歩くたったひとりで」 木下龍也

 です。すぐに、ビートルズのLPレコード「アビーロード」のジャケット写真を題材に、ビートルズ4人が横断歩道を渡っていることから唱った短歌だと感じました。

 この解説では、すぐにはこの短歌の解説に入らず木下龍也さんが唱った

 「つむじ風、ここにあります 菓子パンの袋がそっと教えてくれる」という短歌の解説から始まります。

 北村さんは、菓子パンの透明な袋の中に、渦巻き状の菓子パンが入っていて、そのパンの正体は“つむじ風の王子”だと独自に読み取ります。

 とても奇妙な解釈です。一般の方は、ビル風などに菓子パンの開き袋がくるくると回って、つむじ風を具体的に見せてくれていると読み取ります。

 自分の独自の解釈に北村さんは固執し、作者は短歌によって自分の存在を、この世に示そうとしているという説を唱えます。

 ビートルズが4人で渡った横断歩道に似た横断歩道をたった一人で渡る者の胸中の中に、“夕暮れ”が見えると解釈します。

 こんなことも短歌で唱う人がいるのかと、驚いた短歌は

 「サブマリン山田久志のあおぎみる球のゆくへも大阪の空」 吉岡生夫

 です。

 北村さんは、この短歌をきっかけに、若き江夏豊論を展開します。下手投げの投手の山田久志さんが王貞治選手にホームランを打たれたエピソードはほとんど解説しません。

 ほとんど、阪神タイガースの江夏投手の話になります。

 以上の二つの短歌は、歌人はこんなことも題材にするのかと興味を持ち、北村さんはこんな風に奇妙に解釈するにかと感じた短歌です。

 北村さんが選んだ大部分の現代短歌は、愛しい恋の歌や自分の父や母を思う歌です。

 多くの歌人が恋している時の自分の気持ちを素直に吐露しています。

 「はつなつの、うすむらさきの逢瀬なり満開までの日を数へをり」 横山未来子

 「義母義兄義妹義弟があつまりて花野に穴を掘り始めたり」 寺山修司

 この寺山修司の短歌はまったくの想像の世界で、自分の死を賛美しています。

 この北村薫さんの単行本「うた合わせ 北村薫の百人一首」は、4ページ読みきりで、二つの現代短歌を解説します。

 電車などで手持ち無沙汰の時に、4ページ読み切りを数編読むと、人間の生きる業の深さなどを感じて、気分転換(?)になります。

 多くの現代歌人が自分の気持ちを惑わす、複雑な感情に揺れ動かされ、多彩に表現されています。