ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

国営昭和記念公園ではナノハナがいくらか咲いています

2012年01月31日 | 季節の移ろい
 東京都立川市にある国営昭和記念公園では、ナノハナ(菜の花)も寒風の中で咲いています。

 国営昭和記念公園の南側にある“白鳥の池”という大きな池の北側を流れる残堀川近くの斜面に、ナノハナが植えられています。このナノハナは開花時期をいくらか過ぎた感じです。



 園内の説明によると、「寒咲きナノハナ」と書かれています。

 10日ほど前の積雪のために、スイセンは倒れているものが多く、花をつけているものが少ない感じです。何となく寒さに打ちひしがれている園芸種の中で、アネモネが数輪の花を咲かせています。





 強い木枯らしが吹き付けているためか、白鳥の池には、カルガモとキンクロハジロが10数羽程度いるだけでした。

 園内の木々には、ヒヨドリとムクドリが多くいるのですが、飛び立つと強い風に流され、すぐに別の木の上の方に留まります。

 白鳥の池の端に、「バードサンクチュアリー」が設けてあります。ヨシやカヤなどの草が生えた浅い池の近くに、隠れ小屋が設けてあり、そののぞき小窓から水鳥や野鳥を観察できる仕組みです。

 バードサンクチュアリーの小屋は森の中にあるため、強い風が吹いても、この森の中はあまり風が吹き込まないようです。

 この森の中では野鳥の鳴き声が多くなりました。シジュウカラなどが枝から枝に飛び回っています。



 キツツキの中で一番小さいコゲラもいました。



 コゲラは特徴的な背中の白黒の縞模様を見せてくれました。

 冬鳥のジョウビタキがいないか熱心に探したのですが、見かけませんでした。冬には冬鳥が見たいのですが。

立川市にある国営昭和記念公園ではセツブンソウが咲き始めています

2012年01月30日 | 季節の移ろい
 東京都立川市にある国営昭和記念公園ではセツブンソウが少し咲き始めています。

 昭和記念公園の北側の砂川口に近い“こもれびの里”の近くに、セツブンソウ(節分草)が少し咲き始めています。乾き切った斜面に、1輪、2輪とぽつぽつと咲き始めています。



 キンポウゲ科の多年草のセツブンソウが茎を少し伸ばしたところです。

 少し離れた斜面でも、セツブンソウが咲いていました。



 今年の寒さで、セツブンソウの開花が遅れているそうです。寒さで、フクジュソウ(福寿草)はまだ咲いていないと表示されています。

 広い園内には、「セツブンソウ」の案内板があちこちに出ています。たぶん、合計10輪ぐらいのセツブンソウを目指して、入園者は集まります。北側の森林ゾーンの中で咲くセツブンソウを目当てに入園する方が多いようです。

 強い木枯らしが吹く冬景色の中で、中央の草原の中に巨木が立っています。武蔵野の雰囲気を醸し出しています。



 遠くに富士山が見えます。強風のために、山頂の半分側に雲がかかっています。



 木枯らしの吹く関東から見える富士山です。夕方まで、強い風の木枯らしが吹いていました。まだ1週間ぐらいは寒波に覆われて、寒い日が続くそうです。

NECが社員を5000人削減するリストラを実施すると発表しました

2012年01月29日 | 日記
 1月26日に、大手電機メーカーのNEC(日本電気)はグループ会社を併せた従業員約11万人の約4%に当たる5000人を削減すると発表しました。

 携帯電話機やサーバーなどの事業不振を解消し、クラウドなどのIT(情報技術)サービスなどの4事業に集中するリストラクチャリングを実施するそうです。



 日本の電気メーカー大手は携帯電話機の事業展開で、日本独自の仕様の携帯電話機からスマートフォン(高性能携帯電話機)への製品切り替えに出遅れ、事業収益を減らしました。例えば、NTTドコモのスマートフォンの製品への品ぞろえを先導したのは、韓国のサムソン電子などの外国製でした。

 NECは携帯電話機事業の収益改善を目指し、既にカシオ計算機と日立製作所と事業を統合するなどの合理化策を実施しています。今後は外国企業に携帯電話機のデザインを外注するなどの合理化策を打ち出すそうです。JDM(joint design manufacturer)と呼ばれる外注企業を活用するようです。

 この結果、携帯電話機の製造子会社であるNEC埼玉(埼玉県神川町)は人員削減の対象になるとのうわさが広まり、地元経済への影響が懸念されています。

 NECは2009年に既に合計約2万人の大規模な人材削減を実施しています。この時の大規模リストラを受けて、伝統あるパソコン事業では中国のレノボと合弁事業を始めるなどの手を打ちました。

 NECの子会社のNECトーキン(東京都千代田区)が手がける電子部品事業も事業見直しの対象になっています。昨年2011年10月に、タンタルコンデンサーなどを生産するタイのバンコック市近くの工場が大規模洪水で浸水し、現在も操業を停止しているそうです。このため、タイ国内に新工場をつくり、事業を再開する計画です。

 NECは現時点の事業規模で事業収益を確保できる体制をつくるリストラを強力に実施する計画です。このリストラの成否は日本の製造業のあり方を示す指標になりそうです。

「FUKISHIMA PROJECT」が企画した「FUKISHIMA レポート」が発行されました

2012年01月28日 | 
 このブログの1月16日でご紹介した「FUKISHIMA PROJECT」が企画・編集した単行本「FUKISHIMA レポート」(日経BPコンサルティング、発行)が発行され、書店の棚に並び始めたと、関係者の方から伺いました。

 WebサイトのAmazonを見ると、発行された単行本が紹介され、その表紙が載っています。



 その「内容紹介」には「福島第一原子力発電所の事故を、完全な第三者の立場から調査・分析し、そこから得られる教訓を後世に伝える。この目的で発足したのがFUKUSHIMAプロジェクトです。事故直後に企画が生まれ、2011年4月には委員会が発足しました。以降、9カ月に及ぶ活動の成果をまとめたのが本書です。その内容は、政府の事故調査・検証委員会が発表した中間報告書などとは大きく異なるものです」と説明されています。

 「FUKISHIMA PROJECT」の特徴は「活動資金の一部とレポート発行の費用全部を賛同者からの寄付金によってまかなっていることです。特定組織の意向や市場原理に左右されることのなく活動を進め、目的を達するための試みです。このため、委員は無給で活動を進め、書籍の印税も受け取りません」と説明しています。新しい情報発信の仕組みといえます。

 東京電力の福島第一原子力発電所の事故原因の解明は現在、進行中です。その損害賠償もまだ緒に着いたばかりです。放射能物質の飛散も現在、進行中です。

厳寒の気候の中で、ヒガンバナは葉を伸ばし栄養を蓄えています

2012年01月27日 | 季節の移ろい
 寒い日々が続き、日陰ではまだ残雪が少しあり氷塊になっている中で、ヒガンバナは濃い緑色の葉を伸ばしています。

 晩秋から春にかけて、ヒガンバナは目立たない存在です。ヒガンバナは初秋に深紅の目立つ花を咲かせ、存在を誇示します。この花が咲いている時は、葉は地上からは消えています。

 不思議な性質を持つヒガンバナは晩秋から春にかけて、芽生えて葉が伸びて光合成し、球根に栄養を蓄え続けます。



 この時の栄養を使って、ヒガンバナは初秋の9月ごろに葉が消える代わりに、花を咲かせる茎が伸びて花を咲かせます。

 多くの方はヒガンバナの花には気付いても、葉の存在には関心を持ちません。ヒガンバナは冬に人知れずに葉が茂って開花の準備を進めます。

 近くの土手では、スイセンの花が咲き始めました。多くのスイセンはまだ蕾を膨らませている感じですが、わずかですが花をつけたものがあります。



 スイセンの茎と葉は横たわった感じで伸びています。まだ、垂直に伸びる生命力は発揮していないようです。

 厳寒の中で、春の芽吹きがいくらか感じられる出来事を見つけました。