ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

東京都新宿区境のJR新宿駅から西側にある新宿中央公園まで行ってみました

2011年10月30日 | 季節の移ろい
 東京都新宿区と渋谷区の境にあるJR新宿駅に行ったことから、西新宿の新宿中央公園まで足を伸ばしてみました。

 この新宿中央公園に行った動機はまた単純なものです。最近、日本放送協会(NHK)の総合テレビを見ていたら、タレントのタモリが昔の史跡を巡る「ブラタモリ」という番組で江戸時代の水道のテーマの中で、以前は淀橋浄水場だったところの一部が新宿中央公園になっていると紹介していたからです。同番組のWebサイトを見ると、2010年10月21日に放送された「新宿で水道をたずねてブラタモリ」の再放送を見たのでした。第2シリーズの第3回目です。

 高校生の時に、JR新宿駅の西新宿側の大開発が始まり、淀橋浄水場が解体され、西新宿は大幅に変わっていきました。

 JR新宿駅から西側に歩くと、新宿中央公園にぶつかります。その中央部には有名な「新宿ナイアガラの滝」と呼ばれる水の広場に出ます。この公園が水に関連した施設であるとの経緯を象徴するものです。


 
 水の広場から新宿駅方向をみると、西新宿の高層ビル群の間に、新宿駅近くの高層ビルが見えます。



 「新宿ナイアガラの滝」の裏側は小さな水のモニュメントになっています。歩道沿いに、“白糸の滝のような”水のモニュメントがあり、観光客の人気を集めていました。



 水のモニュメント越しにも、東京を代表する高層ビル群が見えます。

 新宿中央公園は基本は雑木林とその間を抜ける小道です。小道の所々に小さな花壇がありました。





 新宿中央公園を散策する方の多くは、40数年前にはここに淀橋上水場という、東京の近代的な上水場があったことを知りません。東京都の近代史を垣間見ることができる場所であることを知る人は少なくなりました。

東京都立浜離宮恩賜庭園では、一面のコスモス畑がまだ楽しめます

2011年10月29日 | 季節の移ろい
 東京都中央区の東京都立浜離宮恩賜庭園(はまりきゅうおんしていえん)に行った話の続きです。JR新橋駅に向かう大手門入り口から築地川沿いに東京湾側に進むと、お花畑があります。

 春にはナノハナ(菜の花)畑になることで有名だそうです。現在は、コスモスとキバナコスモスのお花畑です。少し枯れ始めたコスモスの背景に、新橋にある高層ビル群が立っています。



 花の色が濃いオレンジ色系のキバナコスモスの花も一面に咲いています。



 こちらも枯れかかっています。霜に当たると枯れるそうです。もう少し経って11月に入ると、枯れる感じです。キバナコスモスは、一般のコスモスとは種類が違うために、お互いに交配することはないそうです。

 このお花畑の奥に牡丹園があり、60種約800株のボタンが植えられています。春には華麗なボタンの花が咲き誇ります。

 潮入の池に向かう途中では、ホトトギスが咲いている所がありました。



 満開のホトトギスの花に、スズメガが来て盛んに蜜を吸っています。

 潮入の池の周囲では、ツワブキ(石蕗)の黄色い花が所々に咲いています。



 秋の気配の強い花です。

 浜離宮恩賜庭園はさまざまな花が四季折々に咲くことを知りました。新橋界隈の中に、こうした庭園があることは幸せなことだと思いました。

 夕刻になり、築地川の向こう側に見えるビルが夕陽に照らされていました。



 東京湾という海を身近に感じる風景でした。東京のさまざまな顔を知ることができた日でした。

東京都中央区にある浜離宮恩賜庭園の潮入りの池に行ってきました

2011年10月28日 | 季節の移ろい
 東京都中央区のJR新橋駅近くに行ったことから、東京湾側にある東京都立浜離宮恩賜庭園(はまりきゅうおんしていえん)まで足を伸ばしてみました。

 この浜離宮恩賜庭園に立ち寄ったきっかけは単純です。昨日、日本放送協会(NHK)の総合テレビを斜め見していたら、タレントのタモリが昔の史跡を巡る「ブラタモリ」という番組で鷹狩りのテーマの中で、浜離宮恩賜庭園を紹介していたからです。同番組のWebサイトを見ると、2010年11月25日に放送された「第8回 鷹狩りで目黒・浜離宮をブラタモリ」の再放送を見たのでした。第2シリーズの第8回目だそうです。

 JR新橋駅から地下通路を経て、電通ビル付近から地上に出ると、浜離宮恩賜庭園の大手門橋の入り口近くでした。皇居のような大きな石で組んだ石垣がお堀のような水路をつくっています。石垣の石は、他のお城では見ることができないぐらい大きく、隙間がほとんどない高い完成度です。徳川幕府がふるった当時の権力の大きさを知ることができます。

 東京湾の海水を引き込む潮入りの池(大泉水)の周りを一周しました。かなり大きい池で、かつ真ん中にかかる中の橋の部分で、池の幅が狭まって両側に大きな池が広がった形になっています。





 新橋や築地に立つ高層ビルが潮入り池の水面に映り込みます。東京にはこんなに高層ビルがたくさん建っているのかと思いました。



 水鳥が点々といます。コサギが1羽、あまり動かず、悠然としていました。



 その近くに、アオサギが舞い降りました。浅瀬をさかんにつっいていました。



 別のアオサギも鳴き声を上げながら別の場所に舞い降りました。東京湾の近くなので水鳥が多いようです。

 このほかにもウミウと思われる真っ黒な鳥が数羽います(ウミウとカワウの区別は予想以上に難しいと聞いています)。何匹かのウミウは盛んに潜水しています。

 浜離宮恩賜庭園では木々が葉の色が少し変わり始めて、紅葉の準備をしています。一部ではコスモスの花々が咲きながら、もうすぐ枯れるという少し荒れた感じになっています。

 この徳川幕府の六代将軍の徳川家宣の時に将軍家の別邸になり、その後の歴代将軍が造園や改修を繰り返し、十一代将軍の家斉の時に、ほぼ現在の姿になったとのことです。江戸時代には海運の船着き場でもあったようです。

 ブラタモリで紹介していた鴨場の新銭座鴨場(しんせんざかもば)の池には回る時間がありませんでした。次回のお楽しみです。

フラットパネルディスプレー総合技術展から日本の電機産業の行方を考えました

2011年10月27日 | イノベーション
 10月26日から3日間、横浜市のパシフィコ横浜会場で「FPD International フォーラム 2011」という液晶ディスプレーなどのフラットパネルディスプレー総合技術展が開催されています。

 液晶パネルをディスプレーに用いた液晶テレビは最近、液晶テレビがコモディティー(汎用品)化し、製品価格の下落が止まりません。最大手の韓国のサムソン電子でも、液晶テレビの事業収益が大幅に下落していると、新聞などが伝えています。このように日本の電気産業界にとって大きな節目といえる変革期のまっただ中に開催された「FPD International フォーラム 2011」は当然、注目を集めています。



 展示品から日本の電機メーカーの今後の行方を占うことができそうだからです。



 日本の大手液晶パネルメーカーであるパナソニックやシャープは、韓国や台湾の液晶パネルメーカーとの激しい事業競争によって、急速に事業収益を下げていると、新聞や雑誌などが報じています。

 例えば、シャープは2011年6月3日に液晶事業の構造改革として、液晶テレビ向けの大型液晶パネルの生産工場だった亀山第1と第2工場を、「需要が急増するスマートフォンやタブレット端末用の中小型液晶パネルを生産する工場に変える」と発表しました。液晶テレビ向けの液晶パネル事業では、製品価格が下落していない60型向けなどの大型パネルの製造に特化するとの戦略を打ち出しました。

 同様にパナソニックは液晶テレビ向け液晶パネルの主力工場だった姫路工場をタブレット端末用の中型液晶パネルを生産する工場に切り替える計画を進めていると、10月に入って新聞が報じました。パナソニックはテレビ事業そのものを大幅に見直す構造改革を進めているとも報じられました。日本の大手電機メーカーを支えてきたテレビ事業の根本的な見直しが進んでいることは間違いないようです。

 こうした中で、経済産業省主導によって官民の出資で設立された産業革新機構(東京都千代田区)は、ソニー、東芝、日立製作所の3社の中小型ディスプレー事業を統合する新会社であるジャパンディスプレイに2000億円を投資すると決め、大きな注目を集めています。今後、全世界でスマートフォンやタブレット端末用の小・中型液晶パネルの需要が急成長するとも見通しの下に、日本の液晶パネル事業を再生するために、同社に巨額を投資し、日本での液晶パネル事業を維持する計画のようです。

 3社の単純合算の見込み事業額からジャパンディスプレイの2012年3月期の売上高を推定すると、5700億円にのぼるそうです。この売上高規模を2016年3月には7500億円にまで成長させ、同時点までに株式上場を目指す計画といわれています。

 ジャパンディスプレイやシャープ、パナソニックの各社の液晶パネル事業の成否は日本の電機メーカー、そして日本の製造業全体の行方を大きく左右させそうです。

冷え込んだ朝に近所を散策し、秋本番を迎えていることに気が付きました

2011年10月26日 | 季節の移ろい
 今日の朝は冷え込みがひどく、秋本番の到来を感じさせました。昨日の昼間が夏日になったのと対照的に、今日の夕方は木枯らし一番が吹いたそうです。

 午前中に、ある用事を済ませるついでに近所を散策すると、秋本番を感じさせる風景にいくつも出会いました。

 秋になると咲くのはハギ(萩)の花です。細かい花がきれいです。



 咲き終わった、小さな濃い赤い花柄が地面にこぼれています。近くには白色のハギの花も咲いていたのですが、開花期を既に過ぎたようでした。

 あるお宅の前では、ホトトギスの花が満開でした。



 ホトトギスの花は秋到来を感じさせる色合いです。濃い紫色は何ともいえない味わいがあります。ホトトギスの花が満開のお宅の庭もあります。

 シュウメイギク(秋明菊)の花もあちこちで咲いています。



 “キク”と名付けられていますが、、キンポウゲ科の植物で、アネモネの仲間です。

 花の色が白いシュウメイギクも近くで咲いています。



 10月下旬に入り、当然、秋本番を迎えています。これからは三寒四温の天候を経て次第に寒くなって行きます。晩秋も近づいています。