ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

埼玉県北本市にある北本自然観察公園で、バンなどの水鳥を観察しました

2016年06月12日 | 季節の移ろい
 埼玉県北本市荒井にある北本自然観察公園では、バンなどの水鳥も観察できました。

 広大な湿地や雑木林などで構成され、里山風景が残っている北本自然観察公園に、約3カ月ぶりに野鳥観察に行った話の続きです.

 北本自然観察公園の入り口近くにある埼玉県自然学集センターの裏には、“高尾の池”という小さな池が広がっています。その高尾の池を眺めていたところ、バンが1羽、水面を進んで来ました。



 そのバンは水面に浮いている木の枝の上に乗って、羽根の毛繕いを始めました。





 赤色と黄色のくちばしが印象的です。

 少し時間が経つと、また水面を進んで行きました。





 高尾の池の端には、カイツブリもいました。灰色の羽根のカイツブリは産まれたばかりの幼鳥ではないかと推測しています。



 高尾の池の端につながっているヨシの根元の中に、素早く動く幼鳥がいました。



 最初は、バンの幼鳥ではないかと思いましたが、身体の羽根の色から考えると、カイツブリの幼鳥のようです(バンの幼鳥は身体が黒色です)。

 高尾の池には、アオサギなどがふだんはいますが、今回はどこかに飛んでいっているようです。

 高尾の池の端につながっているヨシ原の上を、トンボが数匹、飛んでいます。



 観察していると、一匹のトンボが細い杭の上に留まりました。



 埼玉県自然学集センターによると、このトンボはコシアキトンボだそうです。胴体の“腰”部が白いので、“コシアキ”なのだそうです。

 散策路の土の上にも、別のトンボが留まっていました。



 このトンボの名前は不明です(きちんと調べていないからです)。

 “高尾の池”につながる浅瀬には、コウホネが群生しています。花は既に終わったようで、黄色い花は一輪しか咲いていません。



 北本自然観察公園の雑木林は、葉が茂り始め、もう夏の様相になっています。

埼玉県北本市にある北本自然観察公園で、オオヨシキリの鳴き声を聞きました

2016年06月12日 | 季節の移ろい
 埼玉県北本市荒井にある北本自然観察公園で、オオヨシキリの騒がしい鳴き声を聞きました。

 広大な湿地や雑木林などで構成され、里山風景が残っている北本自然観察公園に、約3カ月ぶりに野鳥観察に出かけました.

 小川などが中を流れている湿地は、ヨシが3メートル程度と、人間の背丈を超えるぐらいに伸びたヨシ原になっています(3カ月前はヨシ原は枯れ野でした)。



 そのヨシ原の中や周囲に生えている低木やタケなどに、シジュウカラやウグイスなどが出入りしています。

 しかし、実際にきちんと観察できた野鳥は、オオヨシキリだけでした。







 ヨシ原の中のヨシの上側に留まって、縄張りを主張するためでしょうか、大声で「ギョギョシ、ギョギョシ」と鳴いています。

 ある程度、お互いに距離を保って、数羽が鳴いています。

 夏鳥のオオヨシキリは、昔は俳句の季語でした。その騒々しい鳴き声からオオヨシキリは「行々子」と表記されていたそうです。

 ヨシ原の中を飛び回る昆虫などを食べているようです。

 湿地の端にある浅瀬で、たぶんニホンミツバチ(原種)の群れが“土を食べて”いるところに出会いました。



 北本自然観察公園には、ニホンミツバチが巣をつくります。その巣作りの材料として土を集めていると推定しました。

 北本自然観察公園の雑木林の中には、クワ(桑)の木が多数、生えています。そのクワの木は実をたくさん付けています。



 野鳥もこのクワの実を食べているようです。既に、クワの実の中には黒く熟して、地面に落ちたものもたくさんあります。

 また、草原の一部にトウダイグサ科のタカトウダイという多年草が花を咲かせています。



 この花は「雌花と雄花が組み合わせれた構造になっている」と、埼玉県自然学集センターでは説明しています。具体的にはあまりよく理解できていません。

 以前に、弊ブログでご紹介したノウルシもトウダイグサ亜科です。ノウルシのことは、さいたま市桜区の桜草公園の中心部分にある特別天然記念物「田島ヶ原サクラソウの自生地」の中で育っていることをご紹介しています。

 トウダイグサ科の野草は有毒成分を含んでいますが、このタカトウダイの根は漢方薬の材料になるそうです。

 なお、桜草公園の中心部分にある特別天然記念物「田島ヶ原サクラソウの自生地」の中で育っていたノウルシについては、弊ブログの2016年4月9日編をご参照ください。