ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県松本市岡田伊深にある蕎麦屋で、身体が温まる「とうじ蕎麦」をいただきました

2017年12月31日 | グルメ
 長野県松本市岡田伊深にある月の蕎麦という蕎麦屋で、「とうじ蕎麦」をいただきました。

 「とうじ蕎麦」とは、この辺りの冬のソバ(蕎麦)の食べ方です。“野麦峠”辺りの冬に味わう、身体が温まる郷土料理といわれています。

 晩秋や冬の季節の野菜やキノコ、鶏肉団子などが入ったつゆを暖めている鍋に、「とうじかご」という小さなかごに、ソバを入れ、、「とうじかご」を鍋のつゆに漬けて湯がきます。



 湯がく前の一人前のソバです。



 「とうじかご」という小さなかごを湯がいた後に、温まったソバと季節の野菜やキノコ、鶏肉団子などが入ったつゆと一緒に味わいます。軽く湯がいて、すぐにいただきます。





 雪が少し降り始めた初冬などの寒い季節に身体が温まるソバの食べ方です。

 今回、訪れた月の蕎麦では、一人前が1200円+消費税で、二人前以上から注文できる仕組みです。

 この月の蕎麦の「とうじ蕎麦」のつゆは、やや甘めの味です。

 今回、訪れた月の蕎麦は、松本市街地から西側にある上田市・小県郡青木村に向かう国道143号沿いにあります。

 ここから国道143号をほんの少し進み、すぐに曲がって国道254号に入って西に向かって山道の坂道を上がって行くと、三才山トンネル(有料道路)を経て、上田市に入ります。三才山トンネル辺りの山々は、いくらか積雪しています。

長野県安曇野市豊科を流れる犀川の白鳥湖では、トビの飛行も観察しました

2017年12月30日 | 旅行
 長野県安曇野市豊科を流れる犀川の途中にある白鳥湖に、コハクチョウの群れを観察しに行った話のまだ続きです。

 通称“白鳥湖”は、犀川(さいかわ)をせき止めて誕生したダム湖の人造湖です。

 “白鳥湖”の上流側の犀川の中洲状の場所で、コハクチョウの群れは休んでいます。

 羽根の毛繕いをするコハクチョウです。



 羽根を手入れしないと、水面に浮かんだときに、羽根が水をあまりはじかなくなるそうです。

 上流側の犀川の中洲状に向かって、トビが上空から降りてきました。

 最初は、オオタカなどの猛禽類が弱ったカモ類などを狙って、舞い降りたのかと思いましたが、トビでした。犀川の水流の中にいる魚を狙ったようです。







 着陸態勢に入ったトビです。



 無事に、中洲に降りたトビです、この時点では特に、狙っている魚はいなかったようにみえました。



 実際には、犀川の水流の中にいる魚を狙っているようです。

 当初、一瞬は、オオタカがカモ類などを狙ったのかなどと想像し、いくらか混乱しました。

 “白鳥湖”の上流側の犀川の川幅が狭い水路にいたコハクチョウやオナガガモなどのカモ類が急に騒ぎ始めました。

 川底に上流から流れてきた“エサ”(たぶん?)を採り始めました。





 コハクチョウよりオナガガモなどの方が小回りが効くようで、カモ類は尾を水面から立てて、川底にあるエサを採っています。

 オナガガモなどは、尾を水面から立てて、くちばしを川底まで伸ばして、その“エサ”を熱心に採っています。





 最初は誰がかエサを水路に投入したのではないかと推定しましたが、近くにいる野鳥観察愛好家の方は「だれもエサを投げ込んでいない」とのことでした。そのまま、観察を続けました。(ただし、上流側でエサを投げ入れた人がいる可能性は残ります。推定です)。

 自然な、あるいは人工的なエサ類が上流から流れてきた結果のようでした。

 オナガガモなどをカモ類は、エサを探して、川底を探しています。ごく短時間でしたが、コハクチョウやオナガガモたちは、一瞬だけ、豊富なエサに群がっていました。

 不思議な光景でした(自然の池などでは、カモ類は尾羽根を外に突き出して、クチバシを川底に向けて水草などのエサを食べます)。

長野県安曇野市豊科を流れる犀川の白鳥湖で、コハクチョウの飛行を観察しました

2017年12月30日 | 旅行
 長野県安曇野市豊科を流れる犀川の途中にある白鳥湖に、コハクチョウの群れを観察しに行った話の続きです。

 通称“白鳥湖”は、犀川(さいかわ)をせき止められて誕生した人造湖です。

 “白鳥湖”の上流側の犀川の中洲の中を流れる水路から“白鳥湖”に入って進むコハクチョウです。

 穏やかな流れを進むコハクチョウです。



 羽根の色が灰色の今年産まれた幼鳥もいます。



 突然、上空から鳴き声がして、朝に別の場所にエサを食べに行っていたコハクチョウの群れが帰ってきました。





 着陸点を目指して、次第に高さを下げて降りてきます。







 最後に、空中でUターンして、着陸します。羽根を大きく広げて空気抵抗を増やしています。





 無事に着陸した後のコハクチョウたちは、見た目はのんびりと過ごしています。そのごは、平和な雰囲気の穏やかな時間が流れています。

長野県安曇野市豊科を流れる犀川にある白鳥湖にも、コハクチョウが飛来しています

2017年12月29日 | 旅行
 長野県安曇野市豊科を流れる犀川の途中にある白鳥湖にも、コハクチョウの群れが飛来しています。

 この通称“白鳥湖”は、水力発電用の取水ダムとして、犀川(さいかわ)をせき止められてつくられた人造湖です(現在は、中部電力が管理しているそうです)。

 この人造湖である“白鳥湖”も、コハクチョウの飛来地として有名なところです。

 犀川の石が多い中洲状の場所で、休んでいるコハクチョウの群れです。



 今年の秋に安曇野市を襲来した大型台風によって、犀川は増水し、白鳥湖に流れ込む川の水路(何本かあります)の位置がかなり変わったそうです。

 この結果、やや以前より川幅が狭い水路にコハクチョウやカモ類が集まっていました。エサの関係のようです。



 川幅が狭い水路に集まっているコハクチョウの群れです。





 コハクチョウの群れの中には、羽根の色がまだ灰色の幼鳥がいくらかいます。

 羽根を広げて羽ばたきをする幼鳥です。

 

 コハクチョウの群れの近くには、マガモやオナガガモ、オオバンなどがいます。

 オナガガモなどの群れです。



 実は、犀川の土手の外側にある、ある程度の大きさの遊水池の方が水の流れもなく穏やかなためか、オナガガモやマガモ、ヒドリガも、キンクロハジロなどのカモ類は、ここに集まっています。



 カモ類はたぶん100羽以上、住み着いています。



 白鳥湖は、前回ご紹介した御宝田遊水池に対して、犀川のもう少し上流側(南側)にあります。その白鳥湖の西側にそびえている北アルプスの峰嶺です。



 本来の取水ダムの人造湖部分はかなり大きなものです。ここには、オオバンやミコアイサが来ていますが、彼らまでは距離が離れているので、姿は小さくしか見えません。

 そして、このの人造湖の部分に飛来するカモ類などを狙って、オオタカが数羽、来ています。

 病気などで弱ったカモ類を狙って、オオタカが集まります。そのオオタカを狙って、野鳥観察愛好家が集まります。バズーカ砲のような望遠レンズを付けた一眼レフカメラを載せた三脚が数台、並んでいます。

 なお、犀川の下流にある御宝田遊水池の話は弊ブログの2017年12月27日編同12月28日編をご参照してください。

日本経済新聞のコラム「経済教室」の「社会保障の未来図 上」を拝読しました

2017年12月29日 | 日記
 2017年12月28日に発行された日本経済新聞の朝刊の中面に掲載されたコラム「経済教室」の「社会保障の未来図 上」を拝読しました。

 この「経済教室」は現在、直面している社会課題などを大学教授の方々などが分かりやすく解説するコラムです。今回の示唆は「政党間競争で選択肢を示せ」という主張です。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では「社会保障の未来図(上) 政策 財政・雇用と横断的に」と報じています。



 このコラム「経済教室」の「社会保障の未来図 上」の著者は、一橋大学教授の田中拓道さんです。

 拝読して感心した現状分析は、最後の部分です。少し長いですが、その指摘は「現政権は『安倍一強』と言われるほど強い基盤を持っている。にもかかわらず、不人気政策を含めた中長期的な(政策)パッケージを提示できないのはなぜだろうか」と疑問を持っていることを明らかにします。

 その現状分析として、「第一は将来どのような社会を目指すのかというビジョンがはっきりしない点である」と述べています。政策の変遷としては、安倍政権は当初、“アベノミックス”では3本の矢を掲げ、その一つとして規制緩和を軸とした成長戦略を掲げていました。しかし、規制緩和があまり進まないまま、2015年以降は、“一億総活躍社会”へと看板を変え、分配政策を重視するように変わりました。

 ただし「税負担や財政支出を抑え、規制緩和と労働市場の流動化によって市場を活性化し、経済成長を目指すのか」、あるいは「国民に広く税負担を求めつつ、国が中心になって子育てや就労を支援するのか」という基本的な将来ビジョンが不明確であると指摘しています。

 第二には「より深刻なのは、与野党間の政策競争の不在という問題である」と深刻な課題を指摘します。

 「2017年10月の衆議院選挙でも、野党勢力は合従連衡を繰り返し、消費税凍結という現実性の乏しい公約を掲げることに留まった」と指摘します。

 与党(自民党)は、不人気な政策を含めた政策パッケージを競う必要に迫られず、耳当たりのいい分配策を並べることで有権者の支持を獲得する傾向が強かったと指摘しています。

 社会保障の未来図を含め、中長期的な社会ビジョンに基ずく政策パッケージを与野党間がそれぞれに提示し、有権者の選択を経て、覚悟を持って決定されるという民主主義的なプロセスが機能するかどうか、大きな岐路に立っています。

日本は民主的な政争を実際に実現できるのかという点で、大きな岐路に立っています。