ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県佐久市の佐久荒船高原では、穏やかな秋らしい時間が流れています

2013年09月30日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原は、穏やかな晴れの天気の下、秋らしい日の時間が流れています。

 9月下旬になり、標高が1100メートルから1200メートルある佐久荒船高原は、朝晩はかなり冷え込みようになりました。しかし、昼間は晴れれば、快適な秋の日差しに照らされ、過ごしやすい気候です。

 佐久荒船高原の真南にそびえている荒船山も、秋の日差しに照らされています。



 標高1423メートルの荒船山の艫岩(ともいわ)は日差しに照らされて、目立ちます。

 佐久荒船高原の森の木々は、葉を落とし始めています。木の枝先の葉が少し色づいているものも出始めました。山道には、ドングリがたくさん落ちています。時々、ドングリが上から落ちてきます。

 森陰に咲く野草の中で、花をまだつけているサラシナショウマです。ここは斜面の日だまりの場所で暖かいようです。



 他の大部分のサラシナショウマの花はしおれています。

 この日だまりでは、ムラサキケマンに似た野草もまだ花を咲かせています。



 セリ科の野草の花も少し咲いています。



 秋が深まった佐久荒船高原では、秋の野草は最後の花を咲かせています。

 いくらか雲のある晴天の中で、佐久荒船高原の北側にそびえる浅間山にも山頂部分に雲(?)がかかっています。



 この浅間山(標高2568メートル)の画像は、佐久市の市街地から見るえ浅間山です。

 浅間山にかかっていた雲は、時間が経つと消え去りました。秋の晴天らしい天気になりました。

 佐久市内の田圃は、稲刈りの最中です。刈り取った稲穂を天日干しする丸太を組んでいる最中の田圃があります。親戚などを総動員したようにみえる、一家そろっての稲刈りが進んでいます。

 穏やかな秋の日の時間が流れています。

埼玉県川越市東側の伊佐沼は、ダイサギなどの水鳥が羽根を休める楽園です

2013年09月29日 | 季節の移ろい
 埼玉県川越市の東側にある伊佐沼(いさぬま)は、ダイサギやカルガモなどの水鳥の楽園です。伊佐沼は、すぐ近くにある広大な田圃に水を供給する役割を、現在でも果たしています。

 伊佐沼は、南北に約1300メートル、東西に約300メートルと、南北に細長い四角形の大きな沼です。少し、西側に傾いています。

 北側から南方向をみた伊佐沼です。真ん中に見える白い点は、ダイサギやコサギです。



 伊佐沼の一番北側には、大きなハス園があり、ハスの花を観賞するための橋がかかっています。現在は、ハスは実をつけ、葉が枯れ始めています。

 ハス園の近くに浅瀬などが入り組んだ入り江があり、ダイサギやコサギ、カワウなどが羽根を休めるコロニーになっています。

 その近くの浅瀬で、エサを探しているダイサギです。たくさんいます。





 ダイサギは時々、水面を飛んで次の場所に移動します。

 小柄な野鳥が数羽が浅瀬にいて、チョコチョコと動いて、エサを探しています。そのほとんどは、チドリ科のコチドリです。



 コチドリは、頭部から尻尾までの全長が約16センチメートルの小柄なチドリです。

 数羽いるコチドリの傍に、コチドリに比べて身体が少し大きい、イソシギではないかと思われる水鳥がいます。



  カルガモが数10羽いて、浅瀬でのんびりしたり、泳いだりしています。



 9月末は、野鳥の中で渡りをするものは移動し始める季節です。夏鳥は本州を西側・南側に向かいます。冬鳥は本州を東側・北側に向かいます。

 水鳥も渡りを始めます。今回は、残念ながら渡り途中の水鳥には出会えませんでした。渡りをする水鳥も、季節の移ろいを教えてくれるのですが。

埼玉県川島町の西側を流れる越辺川の土手に咲くヒガンバナを楽しみました

2013年09月28日 | 季節の移ろい
 埼玉県比企郡川島町の西側を流れる越辺川(おっぺがわ)の土手では、ヒガンバナ(彼岸花)の花が満開です(当ブログで、ヒガンバナの花を、最近たびたび取り上げて恐縮です)。

 川島町は市野川に荒川、入間川、越辺川の四つの川に囲まれた水の豊かな土地です。田圃などの農耕地が多い町です。

 どの川の土手もヒガンバナの花がよく咲いているそうです。川島町の中で、ヒガンバナが一面に咲く川の土手では、越辺川にかかる天神橋付近の土手が有名です。

 今回は、その天神橋の少し下流側に行ってみました。その土手の外側に咲くヒガンバナです。





 最初が上流側に向かって、後が下流側に向かって見た景色です。ヒガンバナの花は花期をいくらか過ぎ、半分弱はしおれ始めています。もちろん、蕾のものもまだあります。
 
 土手の内側に咲くヒガンバナの花です。



 越辺川の浅瀬には、コサギやオオサギ、アオサキなどが数羽、点在しています。カルガモも何羽います。時々、川に潜って小魚などのエサを探しています。

 ヒガンバナの花の蜜を吸うアゲハを見かけました。



 タテハ(アカタテハ?)も飛んでいます。丁度、土手の上の砂利道に出てきて留まりました。



 土手の草原の上を多数のトンボが飛んでいます。バッタも時々、飛び上がります。

 埼玉県の一番有名なヒガンバナの名所は、日高市内を流れる高麗川(こまがわ)の巾着田(きんちゃくだ)です。500万本が開花し、一面が深紅になります。多くの観光客で賑わいます。

 秋のお彼岸の時期に、ヒガンバナは川の土手などで開花し、秋本番を伝えます。

埼玉県神川町の“梨街道”で買い求めた、ナシの「あきづき」を味わっています

2013年09月27日 | グルメ
 埼玉県児玉郡神川町(かみかわまち)の特産のナシ(和なし)の「あきづき」を購入しました。

 埼玉県北西部にある神川町を通る国道254号線は“梨街道”とも呼ばれ、国道の両側にナシの直売所が多数並んでいます。この直売所で販売しているナシは、早朝に採取したもので、新鮮で美味しいです。

 今回は出始めた「あきづき」を買い求めました。



 「あきづき」という品種は、「新高」(にいたか)と「豊水」(ほうすい)の交配種に「幸水」(こうすい)を掛け合わせたものだそうです。非常に甘いのが売り物です。

 今年の夏の猛暑によって、甘い、いいナシが収穫できているそうです。生産者の方によると「ナシは大粒ほど、美味しい」そうです。同様の話は、佐久市のモモの生産者からも「モモは大粒ほど美味しい」と伺った記憶があります。

 8月下旬から、神川町の“梨街道”を通る度に、ナシを買い求めてきました。そのころは「豊水」が売られていました。

 8月中旬から出回る「幸水」は収穫が終わり、埼玉県独自の品種の「彩玉」(さいぎょく)も出荷は終わったそうです。9月から収穫される「豊水」もそろそろ終わりのようです。現在は、「あきづき」が出始めています。「新高」はまだ出荷されていません。11月ごろには、「愛宕」(あたご)という品種が出てきます。

 ナシの栽培では、「神川町は江戸時代から栽培された歴史がある土地だ」そうです。しかし現在は、埼玉県では出荷量は久喜市(旧菖蒲町)、蓮田市、東松山市などが多いようです。千葉県はナシの収穫量が日本で一番多い県です。一般のスーパーマーケットなどでは、千葉産が多い感じです。松戸市、市川市、鎌ケ谷市、白井市、柏市などが主な産地だそうです。

 実は、神川町のナシを本ブログで取り上げるのは、これで2回目です。最初は2012年10月11日編です。この時は「新高」を買い求めた話でした。

 甘いということは、ブドウ糖が多いと思います。摂取量を気にしながら、ほぼ毎日、ナシを食べています。ブドウを食べる日は、ナシを我慢しています。

日本経済新聞紙の朝刊一面の「日米統合 東京エレクトロン 米アプライ」を拝読しました

2013年09月26日 | 日記
 2013年9月25日発行の日本経済新聞紙の朝刊一面に掲載された見出し「半導体装置で日米統合 東京エレクトロン 米アプライド」を拝読して、驚きました。

 半導体製造装置の国内首位で、世界第三位の東京エレクトロンと、世界首位の米国アプライドマテリアル(Applied Materials)が、9月24日に「2014年後半に経営統合する」と発表したとの記事です。巨額投資が必要な半導体業界も体力勝負に陥り、それが半導体製造装置業界をかなり追い込んでいる結果と感じました。

 今回は朝刊の記事としては、一面と9面を併せると、かなり長い記事になっています。

 このため、日本経済新聞紙のWeb版の日本経済新聞 電子版では見出し「国境を越えた再編、新段階に 東京エレクと世界首位統合」「東エレク・アライド統合 市場は前向き評価 エッチング相乗効果」などの3本の記事が次々と掲載されました(見出しも時間経過とともに少し修正されています)。





 東京エレクトロンとアプライドマテリアルは、三角合併方式という、異例の手の込んだ手法で統合します。持ち株会社をオランダに設立し、この持ち株会社が東京エレクトロンとアプライドマテリアルの両社を事業会社として傘下に置く形にします。

 持ち株会社制度について、詳しくないので、素人の疑問になりますが、東京エレクトロンは法人税をどの国に払うのでしょうか。最近の国際企業は、法人税の安い国に本社拠点を置き、法人税などを節税する方針をとり、米国などの先進国では大問題になっています。

 東京エレクトロンは国際企業化して生き残りを図ります。“日本企業”ではない存在になりそうです。これからの国際企業は国の枠を超えての存在になります。

 両社が統合すると、現在は半導体製造装置の世界シェアが14.4パーセントと世界首位のアライドマテリアルと、シェア11.1パーセントと世界第三位の東京エレクトロンが統合すると、合計25.5パーセントと巨大な企業が出現します。現在、世界シェアが12.8パーセントを持つ、第二位のオランダのASMLを引き離します。

 最近は半導体製造装置の開発コストが高騰する一方で、半導体生産の投資額が数1000億円と高額化し、半導体業界は設備投資の高いリスクに苦しんでいます。例えば、日本のDRAMメーカーのエルピーダメモリは赤字に苦しみ、米国のマイクロン・テクノロジー(Micron Technology Inc.)傘下に入って、再建を目指しています。ここでも日米統合が進んでいます。

 半導体業界は、微細な回路をどんどん細くするなどの技術課題を克服して生産性を高め、低価格化する“ムーアの法則”を実践してきました。ところが、回路を細くすることが物理的に困難になり始めた結果、半導体製造装置の開発コストが高騰し始めました。同時に、半導体業界は設備投資の高いコストを抑えるために、半導体製造装置の値引き要請を強めているとみられています。

 今回の企業統合は、日本経済新聞紙の見出しが伝える「国境を越えた再編、新段階に」という点で注目されます。国内であれば、独占禁止法の対象になると感じます。国際的であれば、どこまで独占が許されるのか、大きな課題です。半導体製造装置の開発を意図的な方向に進めるようであれば、問題です。

 とはいっても、今後は“国境を越えた再編”による企業統合が増えていきそうです。国際企業とは何か、どの国の企業なのか、少し古い課題設定ですが「企業は誰のものか」を再び議論し、株主と従業員などの関係者(ステークホルダー)が互いに納得できる存在になるように考え続ける時期に来ています。