ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県佐久市の西側にそびえる北アルプスの“白い壁”が見えます

2014年12月31日 | 旅行
 長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原は、標高が約1100メートルから約1200メートルある高原です。

 標高がある程度高い佐久荒船高原から、冬の快晴の日には、西方向の遠くに雪をかぶった北アルプスの山々の“白い壁”がよく見えます。特に午前は東からの太陽光に照らされて、白さが綺麗いです。

 林道の木々の間から山々の“白い壁”がよく見えます。しかし、木々の枝が邪魔になって、この“白い壁”をうまく撮影できません。このため、佐久市の市街地の外れにある「佐久リサーチパーク」という一種の工業団地になっている丘に移動しました。

 「佐久リサーチパーク」から西側にみえる、北アルプスの峰々です。









 佐久市中心部(佐久市役所)の緯度は緯度 36度14分です。そして、長野県松本市(松本市役所)の緯度は36度14分です。つまり、佐久市の真西に松本市が位置しています(2014年12月28日編の「三才山トンネルを通り抜けました」についてもご覧ください)。

 この結果、佐久市から西側にみえる北アルプスの峰々は南側から乗鞍岳、焼岳、穂岳、槍ケ岳、黒部五郎岳、立山、白馬岳などの名峰と推定できます。

 実際に、どの山が名峰なのかは分かりませんが、北アルプスの有名な名峰が見えているようです。

 この北アルプスの峰々がつくる“白い壁”を見ると、日本は山国であることを実感します。また、松本市が名峰に囲まれた盆地であることも分かります。

 佐久市市街地の郊外から 佐久市の北側にそびえている浅間山(標高2568メートル)もよく見えます。



 例年の、この時期は、浅間山の山頂はいくらか冠雪している程度です。

 ところが、佐久市の東側に位置する群馬県前橋市・高崎市内から浅間山を見ると、真っ白い山頂が見えます。ここからだと、ある程度、独立峰に見えるので、まるで富士山のように見えます。

日本経済新聞紙の「成長戦略を問う 日本の価値 世界で磨け」を拝読しました

2014年12月31日 | 日記
 2014年12月29日に発行された日本経済新聞紙朝刊の一面に掲載されたコラム「成長戦略を問う 4 日本の価値 世界で磨け」を拝読しました。

 コラム「成長戦略を問う」の第4回目と最終回なので、ある程度の提言・示唆になっています。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版でも、見出し「成長戦略を問う(4) 日本の価値 世界で磨け」となっています。



 解説記事の冒頭は、熊本県のゆるキャラの「くまモン」の話です。この「くまモン」に会うために、台湾、香港、ベトナムなどから観光客が熊本市に来ているというエピソードです。「くまモン」という観光名物によって、熊本県に来る外国人宿泊者は2013年に42万人を超え、4年間で約2倍増えているそうです。観光やビジネス目当てで外国人が来日し、日本のサービス収支が増えれば、日本の経常収支が増え、ある意味では日本から輸出したとみなせると説明します。

 工業製品や農産物などのモノの輸出・輸入ばかりに目が行きがちですが、サービスなどのソフトウエアの重視を訴えます。日本貿易振興機構(JETRO)の理事長の石毛博行さんは「1000人を雇用する大工場一つではなく、10人規模の旅行会社や観光サービスの会社を1000件誘致するべきだ」と、地方活性化策を示します。モノづくりだけからサービス重視の事業戦略シフトを伝えます。

 サービス貿易と外国企業などからの対内投資を高める方策は、国内では規制改革で障害を取り除き、国外向けでは共通の約束(ルール)で取引きできる仲間を増やすことだと解説します。

 日本経済研究センター理事長の岩田一政さんは、現在の日本は「どれだけ開放的な経済を築けるのか、日本の視座が問われている」と解説します。記事では、円安と輸出増によって成長軌道を築くシナリオはもう捨てようと、アベノミックスの戦略を批判します。秘蔵された知識資産を解き放し、“日本の価値”をグローバル市場で磨く考え方を提言します。

 でも、実際に始めるべき具体的な事例はよく分からない提言に留まっています。自分で考えろということなのかもしれません。

日本経済新聞紙の「成長戦略を問う 新陳代謝阻む規制破れ」を拝読しました

2014年12月30日 | 日記
 2014年12月28日に発行された日本経済新聞紙朝刊の一面に掲載されたコラム「成長戦略を問う 3 新陳代謝阻む規制破れ」を拝読しました。

 アベノミックスの第三の矢の成長戦略は失速したのか、これを判断する数字を、記事の冒頭で紹介しています。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版でも、見出し「成長戦略を問う(3) 新陳代謝阻む規制破れ」となっています。



 解説記事では、2015年版の世界銀行のビジネス環境ランキングでは、日本は29位と予想以上に低いです。実は前年の27位から下落しています。同ランキングで、先進国に限っても、前年15位から19位と下落しています。日本は世界の国々の中で、ビジネスしにくい国と考えられます。起業・開業や不動産登記に必要な手続き数が多く、時間がかかるなどの“規制”が多いからです。

 日本の企業の開業率と廃業率はともに5パーセント未満で、10パーセント前後の欧米に比べて、水をあけられています。新しい仕組みの事業の企業が、古くなった企業に取って代わる“新陳代謝”が進まなければ、潜在成長率が高めることは難しいです。

 企業の新陳代謝は生産性向上のカギを握ると解説します。新規参入企業が増えると、競争が激しくなり、その結果として“負け組企業”が市場から退出すれば、競争力の高い企業が残り、経済全体の効率が高まると解説します。

 日本の一部業種では、焦げ付き全額が保証されるという異例の中小企業保護政策を、日本政府は続けています。先進国では異例の政策と解説します。しかし、この政策を続ける理由は「実は全額保証の存続を求めているのは銀行」と、政府関係者があかすと続けます。信用保証を使って、リスク資産を減らすのは銀行の融資の仕組みです。

 リスクのある事業投資資金を投入するのは、VC(ベンチャーキャピタル)などの役目ですが、日本ではこうしたリスクマネーを供給する仕組みがあまり育っていません(欧米に比べて規模が小さい)。記事では、企業の新陳代謝を高める王道は、新規参入を促し、衰退部門方成長部門にヒト、モノ、カネを移す規制改革と指摘します。しかし、その具体的なやり方は示されていません。

 現政府には規制改革会議がありますが、その具体策は見通せないようです。政府の規制改革も大事ですが、これに風穴を開ける元気な新規参入企業の登場も大事なことです。新規参入企業を起こす生きのいい人物が増える方策はみえません。いや、生きのいい人物は勝手に頭角を現すものですが、その芽を摘んでいるような気がします。

日本経済新聞紙の「成長戦略を問う 日本『実力』底上げの時」を拝読しました

2014年12月30日 | 日記
 2014年12月26日発行の日本経済新聞紙の朝刊1面のトップ記事「成長戦略を問う1 日本、『実力』底上げの時」を拝読しました。

 この記事から始まったコラム「成長戦略を問う」シリーズは4日間にわたって続きました。そのコラム1の冒頭には、3年目に入ったアベノミックスの第三の矢の成長戦略が本格稼働していないことから、その成長戦略の中身を問う解説記事だとの趣旨説明が宣言されています。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では、見出し「成長戦略を問う(1) 日本、『実力』底上げの時 人口減、生産性で克服」となっています。



 安倍晋三内閣は、現在の人口減を食い止めようと、人口1億人維持を目標に掲げています。しかし、人口減を食い止めることはそう簡単なことではないので、「労働力や資本効率を高めることによって、人口減を上回る勢いで、生産性を高めることがカギを握る」という東京大学教授の吉川洋さんの処方箋を紹介しています。

 その起爆剤は、イノベーション(革新)だとし、その代表格として、今年のノーベル物理学賞を受賞した青色LED(発光ダイオード)を紹介します。LED照明の世界市場は2020年には、2013年比で3.8倍の6.8兆円に成長するとの市場予測を紹介しています。

 この論理は飛躍があります。まず、青色LED の研究開発に精力を傾け、事業化を進めたのは日本企業です。しかし、2020年時点で、日本企業が世界市場の6.8兆円の中の何割を占めているかを明らかにしないと、日本の成長とはいえません。最近は、研究開発時は日本(日本企業)が牽引しながら、事業化となると他国の後塵を拝する製品・サービスが増えています。

 少し事例としては古いですが、液晶パネル(LCD)の研究開発と初期の事業化は日本企業が牽引しましたが、現在は韓国や台湾の企業が事業化面では勢力を持っています。青色LEDも日本企業が事業化面でも先行し続ける戦術・戦略が必要です。

 この記事では、大人用の紙おむつや小型乗用車での事業成功例を例示しています。こうした成功事例をどうやって増やすのかが、アベノミックスの第三の矢の成長戦略の肝です。

 2014年12月27日発行の日本経済新聞紙の朝刊1面のコラム記事「成長戦略を問う2 企業の足かせ 今こそ外せ」を拝読しました

 この規制緩和の必要性も言われ続けて長いです。少なくとも、安倍晋三内閣が発足した当初から、規制緩和を実行すると、いい続けています。

 最近の円安傾向によって、大手企業の事業業績が回復し、企業が持つ手元資金は空前の規模になっていると推定されています。しかし、「企業の経営者はまだ、投資しても採算が合うのかどうか自信が持てないでいる」と、UBS証券の担当者の分析コメントを伝えます。この結果、UBS証券は世界の投資家に対して「日本の設備投資が復活するとの予想を取り下げる」と、12月5日に伝えたそうです。投資リスクを取れない、日本の大手企業の経営陣は困り者です。

 日本企業の経営者は「超円高、高い法人税率、貿易自由化の遅れ、エネルギーの制約、労働規制、温暖化ガス規制」の六重苦の内、アベノミックスなどによって、「前の3つは解消されたが、残りの3つはバツだ」との経済同友会代表幹事のコメントを伝えます。

 しかし、こうした制約の下で、これからの事業戦略プランを実践できる日本企業・経営者がいるのかどうかの分析がありません。ただ嘆くだけの経営陣コメントを並べてもとしかたがない気がしました。しかし、こうした状況からは、日本の成長戦略は処方箋を提示することがかなり難しいことが分かります。

長野県松本市と上田市を結ぶ三才山トンネルを通り抜けました

2014年12月29日 | 旅行
 長野県松本市と上田市を結ぶ三才山(みさやま)トンネルを通り抜けました。盆地の松本市から峠越えする山岳道路のトンネルです。

 三才山トンネルは国道254号の中にある一般有料道路部分です(料金は510円、長野県道路公社が管理)。トンネル自身は9キロメートル弱の長さです。



 標高が1000メートル強ある山岳部分を通っています。松本市側のトンネル入り口の標高が約1080メートル、上田側の出口が同約1010メートルあり、トンネルの両側は橋になっています。この橋は深い谷に架かっています。

 アップダウンがほとんどない橋の部分から見える標高1000メートル以上の山々はいつ見ても美しいです。今回は、12月の寒波による降雪した後だったので、ある程度の積雪と木々が見える山麓が綺麗でした(道路はチェーン規制中)。

 その架橋部分を通過中に撮影した画像です。だれも住んでいない山深い部分です。





 この三才山トンネルとその前後の架橋部分、山道はほぼ東西方向のほとんど直線道路です。このために、上田市側の鹿教湯温泉(かけゆおんせん)が近くなると、山の端から浅間山山系(標高2568メートル)の山頂部分が見えます。





 浅間山の山頂はいくらか冠雪して白いです(群馬県高崎市から見ると、浅間山の西側は真っ白です)。山頂の上に雲がかかっています(手前にある雲かも・・)。

 国道254号(途中国道142号と共有)を、上田市から北佐久立科町、佐久市と東に向かって進み、佐久市に入った地点から見える浅間山です。



 佐久平を見下ろす堂々とした山容です。

 山頂の上にあった雲がなくなっています。山頂部分からごくわずかですが水蒸気が上がっています。