ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

埼玉県比企郡吉見町の八丁湖公園で、アカゲラやコゲラを観察しました

2015年12月31日 | 季節の移ろい
 埼玉県比企郡吉見町の丘陵地帯にある八丁湖公園に野鳥観察に行ってきました。

 八丁湖公園は、農業用人造湖の八丁湖(はっちょうこ)の周囲に、野鳥観察コースの小道などが設けられた自然豊かな低山(丘陵)がある公園です。



 少し不規則な5本足のヒトデのような形状の八丁湖は、山陰部分でも水面が凍っていません。マガモなどが水面に浮かんでいます。



 例年では12月末ごろには、山陰部分の水面は分厚く凍っていて、その上に数10羽のカモ類が休んでいたのですが。

 カンムリカイツブリが1羽、水面を泳いでいます。


 
 八丁湖沿いの小道から低山側の森の中に入って行くと、サザンカの木が赤い花をたくさん咲かせている場所にでます。





 このサザンカの赤い花に、メジロが時々、訪れています(今年の1月、2月は、ここでメジロをよく撮影しました)。

 サザンカの木は葉が茂って葉陰が多く、太陽光が葉陰内部には当たらないために、メジロは撮影できませんでした。近くの背の高い木の葉が落ちた枝に留まったメジロです。



 メジロの群れは、よくさえずっています。

 背の高い落葉樹の幹に、甲高い鳴き声がして、アカゲラが飛んできました。アカゲラはちょこまかと動きながら、幹を上って行きます。







 同じように、枝をコンコンと突っく音をさせているのは、小さなキツツキのコゲラです。



 八丁湖を巡る小道は一周が約2キロメートルです。この八丁湖を巡る小道を歩く方やジョギングする方が多くいます(200メートルごとに距離が表示されています)。

 年末の暖かい冬景色の中を、陽光に溢れる八丁湖湖畔を散策しました。風もあまりなく、快適な散策でした

日本経済新聞紙に掲載されたコラム「池上彰の大岡山通信」 は“リベラルアーツ”重視を伝えます

2015年12月30日 | 日記
 2015年12月28日に発行された日本経済新聞紙の朝刊の中面に掲載されたコラム「池上彰の大岡山通信 若者たちへ 71」を拝読しました。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版でも、見出し「箱根駅伝と東工大改革 学生の教養鍛える急な坂」と伝えています。



 今回の同コラムは、毎年1月2日と1月3日に開催される東京箱根間往復大学駅伝の話から始まります。来年早々の東京箱根間往復大学駅伝で走る「関東学生連合チーム」のメンバーの一人として、東京工業大学の陸上競技部の学生の方がお一人、走る予定だそうです。池上さんは「文武両道の典型」と賞賛します。

 この“枕話”から、東京工業大学が来年度から始める大学改革の中身につなぎます。まず、池上彰さんが所属する「リベラルアーツセンター」が「リベラルアーツ研究教育院」に改組されると伝えます。

 そして、来年度に入学する1年生は全員が「立志プロジェクト」に参加し、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を学ぶ講義を受けます。学生数が25人程度のグループで、講義を受けると解説します。

 来年度に改組されるリベラルアーツ研究教育院では、哲学、芸術、文化人類学など30程度の科目を学ぶことができます。従来、1年次から2年次に学ぶ、大学での“教養科目”は「楽勝科目」とみられてきましたが、東京工業大学では「みっちりと鍛える」と説明されます。

 その比喩として、東京箱根間往復駅伝での“箱根の山登り”のようなきつい学びになると説明します。

 ここで、注目したいことは、日本を代表する理工系大学・大学院である東京工業大学は、文系教養科目をきちんと学ばせる“リベラルアーツ”を重視する教育を実践するということです。

 この“リベラルアーツ”を重視の姿勢は、欧米の一流大学で実施されているものです。「答えがあるかどうか分からない問題」を解くには、“リベラルアーツ”を学んだ思考能力が役立つからです、

 たまたまですが、このコラム「池上彰の大岡山通信 若者たちへ 71」が載っているページの対向面の教育欄には、「揺れる大学教育」という“2015年回顧 記者座談会”が掲載されています。

 今年6月に文部科学省が下村博文 前大臣名で出した通知に「人文系学部の廃止」を薦める内容があったことを指摘し、「教養教育(リベラルアーツ)重視は世界の流れだし・・」と解説しています。文部科学省は研究成果が役立つ理工系学部を重視するように考えているようですが、大学の教育では、文系も理系も多様に学ぶことが大切というのが、欧米の流れです。

 日本では大学に入るのは難しくても、“出るのは簡単”だという事態を変える大学改革が始まるように感じました。

埼玉県比企郡川島町の越辺川のコハクチョウ飛来地にいた4羽は、少し動きました

2015年12月28日 | 季節の移ろい
 埼玉県比企郡川島町を流れる越辺川の川岸に、飛来したコハクチョウの群れを見に行った話の続きです。

 川島町の越辺川(おっぺかわ)河畔の大きな水門がある場所は、支流との合流点で川幅が広く、川の流れが緩やかなことから、飛来したコハクチョウが集まる場所になっています。

 そのコハクチョウ飛来地の水門近くの河川敷には、正午過ぎ時点では、コハクチョウが中州には4羽しかいなかったと、2015年12月27日編でお伝えしました。



 この中州で休んでいる4羽のコハクチョウは、よく見ていると、時々、“起きて”動きます。







 コハクチョウは多少は時々は起きて、周囲の状況を確認しているのかもしれません。

 今回、大きな水門がある河川敷から、横長の中州を見ていると、中州の上流側に、カワセミが1羽、登場しました。



 このカワセミは、中州近くの川の流れに飛び込み、小魚を捕ります。くちばしに小魚をつかんで、また中州の枯れ枝に戻ってきて留まります。

 その内に、一度は観察している河川敷に生えている木に飛んできて、周囲を見渡し、その後は上流の川の流れの上をどんどん飛んで行って姿を消しました。
 
 河川敷の端をよく見ると、二人の野鳥撮影愛好家の方がいて、望遠レンズを付けた一眼レフカメラを載せた三脚で構えています。今回、登場したカワセミの再登場を待っているようでした。
 
 河川敷の浅瀬では、オナガガモがたくさん、水面を泳いでいます。





 河川敷の対岸の木には、ダイサギが1羽、飛んできて留まりました。



 初冬の平和な風景です。どこかにエサを採りに行っているコハクチョウの群れも戻って来ないかと期待しましたが、戻って来ませんでした。
 
 だいぶ寒い天候になったことから、もうしばらくすると、ここに飛来するコハクチョウが昨年の冬並みに増えると予測しています。

埼玉県比企郡川島町の越辺川河畔のコハクチョウ飛来地では、4羽が休んでいました

2015年12月27日 | 季節の移ろい
 埼玉県比企郡川島町を流れる越辺川の川岸に、飛来しているコハクチョウの10数羽の群れを見に行って来ました。

 川島町の越辺川(おっぺかわ)河畔の大きな水門がある場所は、支流との合流点で川幅が広く、川の流れが緩やかなことから、コハクチョウの飛来地として有名です。その河原近くに、工作機械メーカーの三井精機工業の本社工場があり、現在、飛来しているコハクチョウの数などが、同社のWebサイト「白鳥便り」で報告されています。

 数日前から、Webサイト「白鳥便り」は、コハクチョウが16羽が飛来していると伝えています。今年は11月中旬からの暖冬によって、コハクチョウの群れの飛来がかなり遅れました。

 そのコハクチョウ飛来地の水門近くの河川敷に行ってみると、残念ながら、コハクチョウは4羽しかいませんでした。



 水門の手前にある、小石だらけの中州の上で、コハクチョウ4羽は寝ています。



 川面を吹き抜ける風が寒いために、顔・首などを身体の羽根の中に沈めて、身体が冷えないようにしています。



 16羽の内の4羽が残ったようです(正確には、この4羽の中の1羽は羽根を怪我して、飛ぶことができません。その話は弊ブログの2015年12月19日編をご参照ください)。

 今回、大きな水門がある場所には正午過ぎに到着したために、大部分のコハクチョウはエサを採りに、近くの稲刈りが済んだ田んぼなどに飛んで行っていると推定されます。

 水門近くの河川敷の水辺には、オナガガモとオオバンの群れがいます。



 オナガガモとオオバンは、浅瀬の水中にある石などの表面についたコケなどを食べているようにみえました。



 オオバンの眼が赤いことが分かります。



 水門の手前にある中州で休んでいる、コハクチョウ4羽はたまに少し動きます。
 
 コハクチョウ飛来地の越辺川河畔の大きな水門がある場所近くにある駐車場には、埼玉県以外のナンバープレートを付けた自動車も止まっています。

 “ある程度は有名”な川島町のコハクチョウ飛来地を他県から見に来た方々のようです。


日本経済新聞紙の「来年度予算案97.7兆円 決定 税収増頼み 歳出減進まず」を拝読しました

2015年12月26日 | 日記
 2015年12月25日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面の見出し「来年度予算案97.7兆円 決定 税収増頼み 歳出減進まず」を拝読しました。

 この記事のリードには「政府は24日、総額96兆7218億円の2016年度予算案を閣議決定した。社会保障分野を中心とする歳出の膨張が止まらず予算規模は過去最高を更新したが、借金への依存度はリーマン危機前の水準に下がった。7年連続の税収増が歳出膨張と借金抑制の両立を可能にした。税収増の勢いは天井に近づきつつある。成長と財政健全化の両立に向け歳出構造の改革が課題だ」と本質を突く内容です。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版でも、見出し「税収増頼み 歳出減進まず 来年度予算案96.7兆円」と伝えています。



 安倍晋三内閣は、7年連続で税収増が続いたことから、歳出膨張と借金抑制の両立が可能である環境にありながら、成長と財政健全化の両立に向けた歳出構造の改革を先送りしたようです。

 この点を、2015年12月25日に発行された朝日新聞紙の朝刊一面に掲載された記事では、見出し「膨張予算『痛み』先送り」と伝えます。

 日本経済新聞紙でもサブ見出しで「財政健全化 なお遠く」と伝えます。

 国の借金は1000兆円を超します。日本経済新聞紙は「本来は他の予算を削って財源を確保すべき財務状況だが、防衛費、公共事業費などの主要予算も軒並み増額となった」と伝えます。

 「予算の構造改革や働き方の変化に対応する税制改革は手つかずのまま年を越す」と報じます。

 そして、「経済規模の2倍の借金を減らす道筋をつけられない日本の財政への評価は厳しい。税収増頼みで歳出改革を先送りできる余裕はない」と伝えます。歳出改革を先送りし、また将来にツケを先送りしたと伝えます。

 予算の3分の1を、借金(新規国債)に頼る状況の国家予算は、いずれ破綻すると予測する方が増えています。

 今回、高齢者などの1250万人に一人当たり3万円を「給付金」として配ります。しかし、目の前の借金を手軽に減らす手段は、インフレの促進です。これから食費などを含めた生活必需品などの物価が上がれば、見た目は借金が減りますが、定期収入が少ないあるいはない高齢者を中心とする低所得者は生活しにくい環境になります。

 今回の2016年度予算案の中に「1億総活躍関連の予算に2.4兆円」を充てています。しかし、本当の「1億総活躍施策」は全予算案で、住みやすい社会を築くことが本来のはずです。

 このままでは、社会保障費などを将来は削減するしか手がなくなります。それは「1億総活躍社会」の実現から後退することにつながります。

 一部のマスコミが「来年度予算案は来年の参議院選挙対策にみえる」とコメントしているのもうなずける内容です。