ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

秋田県仙北郡美郷町の名産品「仁手古 りんごサイダー」をいただきました

2016年05月31日 | グルメ
 秋田県仙北郡美郷町の株式会社六郷まちづくりがつくる「仁手古 りんごサイダー」をいただきました。「仁手古」は“ニテコ”と読むそうです。

 「仁手古 りんごサイダー」の容量は1本当たり300シーシーです。その成分内容をみると、リンゴ果汁が20パーセント入っていると書かれています。



 リンゴ果汁が入っているために、うすい黄褐色の透明のサイダーです。価格は1本当たり、消費税込みで188円です。
 
 飲んでみると、甘いサイダーという感じです。すっきりした喉ごしで、甘い林檎ジュースが入っているという感じです。
 
 一般にリンゴ果汁を搾った果汁が自然発酵したものが“サイダー”の語源と聞いたことがあります。
 
 Webサイトで調べてみると、秋田県仙北郡美郷町は、奥羽山麓から流れ出る清水・湧水が多い地域で、“名水百選”に選ばれている地域です。その中でも、「豊富な湧水量を誇るニテコ清水の天然の水を使って造られた地サイダー」だそうです。
 
 「仁手古 りんごサイダー」以外に、単純な「仁手古 サイダー」もつくられています。
 
 この「仁手古 りんごサイダー」は、仙台駅の東口と西口をつなぐ通路が大幅に改修され、そこに東北六県の名産品を販売するお店が新設されていました。そこで見つけました。
 
 この「仁手古 りんごサイダー」以外にも数点、東北六県各地の名産品を買い求めました。こうした買い物は、旅の楽しみの一つです。

宮城県柴田郡川崎町では、田植えが終わった水田が一面に広がっています

2016年05月31日 | 旅行
 宮城県柴田郡川崎町のなだらかな丘陵地帯は、田植えが終わった水田が一面に広がっています。

 宮城県と山形県にまたがる蔵王連峰の山麓にある川崎町は、豊かな農村風景が続きます。

 仙台市太白区秋保町から高速道路の東北自動車道に向かうと、一番近いインターチャンジは村田インターチャンジということから、川崎町のなだらかな丘陵地帯に広がる水田地帯の中を通る県道を通りました。

 見渡す限りの水田です。







 日本が“瑞穂の国”と呼ばれる原風景です。

 水田の中に、2羽のアオサギがいたので、撮影しようとカメラを向けると、アオサギは人の気配に気がついて飛び立ちました。







 この2羽以外にも、点々とアオサギやコサギがいます。水田の中にいるカエルや昆虫を食べに来ているようです。

 水田の中からは、カエルの鳴き声が聞こえます。

 実は、モズが一度、飛んできたのですが、近くには下りませんでした。

 水田近くの草むらに飛んできたチョウです。名前は不明です。



 この豊かな農村の川崎町支倉地区は、その名前からピンとくるように、仙台藩伊達家の家臣だった支倉常長(はせくらつねなが)の出身地です。支倉常長は、伊達政宗の指示により、慶長遣欧使節を欧州のスペインに派遣した時の責任者です。
 
 1613年から1614年にかけてのスペイン訪問の主な目的は仙台藩とスペインの通商交渉であったといわれています。

 川崎町から柴田郡村田町に入り、やはり水田などが広がる豊かな農村風景の中を走ります。この村田町には“蔵の町”があるとの観光情報を目にしました。明治時代までは、染料に使うベニバナの主要な集散地だったそうです。

仙台市太白区秋保町の山奥にある秋保大滝を見に行って来ました

2016年05月30日 | 旅行
 仙台市太白区秋保町の山奥にある秋保大滝を見に行って来ました。

 滝壺まで山道を約15分ほど下ると、滝の全貌が見える滝壺まで“お手軽”に行くことができる”名瀑です。

 この秋保大滝(あきゅうおおたき)は、幅約6メートル、高さ約55メートルの堂々たる大滝です。



 秋保大滝を背後に持つ秋保不動尊の本堂の裏手側にある山道を渓谷側に進みます。



 約5分ほどいくらか下ると、滝の上部が眼下に見える見晴らし台に出ます。



 ここから山麓側の道を進み、さらに秋保大滝が眼下に見える橋まで進むと、秋保大滝の上部が目線の位置で拝見できます。

 この橋は、名取川の最上流にかかるものです。この橋のたもとから滝壺側に下りる傾度の厳しい道(大部分は階段)を10分ほど下ると、滝壺近くに出ます。秋保大滝の全貌を見ることができます。



 秋保大滝の下側です。滝壺近くの河原から見える景色です。



 訪れた日は日中は“真夏日”で暑かったのですが、滝壺近くは滝のしぶきのせいか、それほど暑く感じませんでした。

 滝から約数10メートルほど下流側は、透き通った静かな川の流れです。まさに清流そのものです。



 清流を好むカワガラスの姿を一瞬だけ見ることができました。

 滝壺側に下りる傾度の厳しい道を上る際には、道は木陰ですが、汗をかくほと、厳しい上りでした。

 秋保大滝から流れ出す名取川の最上流部分はV字谷になっており、その上部の斜面は緑豊かな森になっています。その森の中からオオルリの鳴き声が聞こえます。なかなか葉陰からでてきません。なんとか姿を一瞬見せたオオルリです。



 秋保不動尊の周囲の深い森からは、ホトトギスの鳴き声が聞こえました。

 この秋保大滝がある場所は、仙台市太白区にある“仙台の奥座敷”と呼ばれる秋保温泉街(あきゅうおんせんがい)からさらに西側に入った山中です。秋保大滝は、宮城県仙台市と山形県山形市の県境にある蔵王国定公園・宮城県立自然公園二口峡谷の中にあります。

 秋保不動尊は正式には「滝本山西光寺」といい、山形市の山奥にある天台宗立石寺の奥の院とされています。立石寺は通称“山寺”として有名です。松尾芭蕉が「静けさや岩にしみいる蝉の声」と読んだ名刹です。

 秋保不動尊と立石寺(通称“山寺”)は深山を挟んで比較的近くです。現在、お互いをつなぐ車道はなく、山道・登山道でつながっています。

仙台市青葉区北山にある輪王寺のお庭では、カキツバタが咲いています

2016年05月29日 | 旅行
 仙台市青葉区北山にある輪王寺のお庭を散策しました。カキツバタが咲いいました。

 北山の低山にある曹洞宗金剛実山のお寺である輪王寺は、美しいお庭が有名です。池を囲む日本庭園が美しいです。



 5月初めは、池の周囲のツツジやサツキが咲き、美しい風景をつくり出します。

 現在は、池の周囲のツツジやサツキが咲き終わり、アヤメとカキツバタ、ハナショウブなどが次々と咲き、楽しませます。

 現在は、池の少し奥側にある東屋の周囲で、カキツバタがたくさん咲いています。







 朝早くから、多くの方がきて、このカキツバタを撮影しています。



 池の中には、ニシキゴイ(錦鯉)が泳いでいます。風情のあるものです。



 曹洞宗金剛実山のお寺である輪王寺は伊達家にゆかりのお寺です。その本堂です。



 伊達家が仙台に本拠地を構えるまで、現在の山形県米沢などのその当時の領地に移転し、慶長7年(1602年)に現在の地につくられました。

 この“北山”という名前は、どうも現在の京都市の北山を模して名付けられたようです。室町時代に、足利義満の生母の妹が、当時の伊達家に嫁いでいます。こうした経緯から北山という地名がつけられ、“北山五山”などのお寺が設けられました。

 この“北山五山”は、当時の奥州街道の仙台への入り口にあたり、城下町防衛のために、このようなお寺が配置されました。

 この輪王寺のお庭は、サクラの季節には、シダレザクラなどが咲き、美しい風景になるそうです。

仙台市の川内萩ホールで、特別講演「オープン&クローズド戦略思想」を拝聴しました

2016年05月28日 | 日記
 仙台市青葉区の東北大学百周年記念会館川内萩ホールで開催された、あるシンポジウムの特別講演で「オープン&クローズド戦略思想」というお話を伺いました。

 このご講演は、東京大学政策ビジョンセンターの小川紘一さんがお話しされました。



 この講演内容は、最近の日本企業の多くが製品を市場に出しますが、事業面では苦戦することが増えている理由を解説するものです。

 たとえば、10年ほど前には、日本の大手電気メーカー各社は携帯電話機で事業利益を上げていました。日本国内向けに高性能な携帯電話機を次々と販売し、売れて利益を上げていました。

 ところが、米国アップル(Apple)社がスマートフォンの「iPhone」を市場に投入しました。2008年6月に米国で「iPhone 3G」が発売され、たちまち日欧米などに普及しました。

 小川紘一さんは、アップルが「iPhone」で切り開いたスマートフォン市場に、こんどは米国グーグル(Google)社がアンドロイド(Android)OSを無料で開放し、韓国のサムソン電子などがスマートフォンに採用し、事業化します。

 この際に、日本の大手電気メーカーは、日本国内専用の仕様の携帯電話機(通称、ガラパゴス携帯)に固執し、日本市場を守ろうとします。

 結果は、スマートフォンが日本国内専用の仕様の携帯電話機を圧倒します。ここで大事なことは、米国アップルは自分ではスマートフォン「iPhone」を製造せずに、あの最近有名になった台湾の鴻海精密工業に製造を委託します。

 その代わりに、アップルは、ユーザーインターフェースとiOS、デザインなどの特許権や意匠権などの“革新部分”のコアの知的財産をクローズドで徹底して守ります。

 逆に、利用する部品(一部はアップルが独自に設計した部品)を“オープン”化します。まさに、オープン&クローズド戦略です。

 自社の強みは何かを日本の大手企業の幹部にたずねると答えられない方が多いそうです。日本企業の多くは独自の高性能製品を市場に投入することが事業と考えています。

 製品も複雑化し、自社ですべてをカバーすることはできなくなりつつあります。特に、ソフトウエア・アプリケーションなどに弱い、あるいは汎用化できない日本企業は手詰まり感があります。

 小川さんは、日本の有力企業の多くは自社と関連企業のコア領域と非コア領域を決められない、グループ間で共有できない、そして「クローズド領域を守ったうえでのオープン化ができない」と指摘します。

 これから本格化するIOT(もののインターネット化)では、欧米企業はオープン&クローズド戦略を進めています。
 
 日本企業は個々の技術開発に手一杯で、オープン&クローズド戦略を策定できていません。これによって日本企業は困った事態に追い込まれると警告を鳴らします。

 緑豊かな青葉山の麓に立つ東北大学百周年記念会館川内萩ホールです。



 ここは、音楽会場として高い性能を持つ会場を内部に持っています。

 その近くにある、仙台城の大手門(戦後に再建)の周囲も、濃い緑に覆われています。



 仙台城(青葉城)を持つ青葉山はもう夏景色です。