ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県東御市の池の平湿原では、黄色いマルバダケブキが咲いています。

2015年07月31日 | 旅行
 長野県東御市(とうみし)の北東部の山中にある池の平湿原では、濃い黄色い花のマルバダケブキ(丸葉岳蕗)などが咲いています。

 この池の平湿原は、数万年前に三方ヶ峰(現在の標高は2040メートル)という火山が噴火してできた火口原に広がる高層湿原です。池の平湿原の標高は約2000メートルです。

 三方ヶ峰は、浅間山(標高2568メートル)の外輪山の南側にある湯ノ丸山(標高2101メートル)の近くにそびえています。

 地蔵峠から湯ノ丸スキー場の上部を目指して上り、その先の山岳道路の入り口に、池の平湿原の駐車場があります。

 池の平湿原の駐車場付近の草原では、マルバダケブキの濃い黄色い花が多数咲いています。



 マルバダケブキの花に、アサギマダラが蜜を吸いに来ています。



 この草原では、マルバダケブキとゼンテイカ(通称 ニッコウキスゲ)、ヤナギランなどが競って咲いています。





 この駐車場付近の草原から南西方向に10数分下っていくと、広大な池の平湿原の端に到着します。



 手前に見えている池は鏡池と呼ばれるものです。トンボが水面の上で飛んでいます。

 訪れた日は下界の北佐久郡軽井沢町や御代田町、小諸市、東御市などは濃霧に近い天気でした。ところが、地蔵峠を目指して上ると、途中からいくらか霧が流れる程度になりました。

 広大な池の平湿原でも、霧が時々流れてきます。次第に天気は回復しました。

 池の平湿原を囲む針葉樹の上に、ビンズイが留まり、よく鳴いています。





 池の平湿原には、ビンズイが多数住んでいて、あちこちで鳴いています。

 このほかに、ホオジロを多数見かけました。期待したホシガラスには出会えませんでした。

日本経済新聞紙の人工知能応用についての記事を読み、あれこれと想像しました

2015年07月31日 | 日記
 2015年7月30日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面の見出し「がん最適治療 人工知能で 日本人向けに研究」を拝読しました。

 日本IBMと東京大学医科学研究所は、最新鋭のIBMのコンピューター「ワトソン」を利用して、日本人向けのがん治療法を開発するという、新しい国際的な産学連携プロジェクトが始まるという内容です。

 そのポイントは、IBMが開発した新型コンピューター「ワトソン」です。人間の言葉を理解し、文章を読んだりできる能力を持ち、大量データの中に潜む規則性を見いだすなどの能力を持っています。こうした人間の脳の仕組みをまねした情報処理の“デープラーニング”(深層学習)という人工知能(artificial intelligence)を利用して、がんの最適な治療法・方針を導きだそうというプロジェクトです。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では、見出し「がん最適治療 人工知能で 日本人向けに研究 日本IBM・東大」と報じています。


 
 この記事では、まず日本IBMは国内外のがん治療などの論文や薬の効能などの最新データを「ワトソン」に入力し学習させます。東京大学医科学研究所は日本人のがん患者の血液やがん組織から採取した遺伝子データを、「ワトソン」に入力します。こうしたデータベースを基に、「ワトソン」は患者ごとに最適な薬剤や治療法の選択肢を提示する技術開発を目指します。

 この記事を読んで、一般の方は「人工知能」の中身をどこまで理解できるのかを知りたいと感じました。この記事を読んでも、一般の方にとっては「人工知能」とは魔法の箱のようなもので、その仕組みを概略まででも知解できる人間の数はどのぐらいなのか興味がわきます。

 かなり大胆にいえば、スマートフォンで採用されている“Sir”(アップル社のiPhone)やNTTドコモの“しゃべってコンシェル”などのサービスは、人工知能を利用しています。スマートフォンの利用者の中で、こうしたサービスの技術面での仕組みを理解できる方はどのぐらいなのでしょうか。

 単なる利用者で済む方もいますが、スマートフォンの開発者として大まかには人工知能の仕組みを理解している方も不可欠でしょう。

 話はさらに飛躍して、現在、自動車の自動ブレーキシステムが実用化されつつあります(初歩的なものは搭載されています)。これも広い意味での人工知能の利用技術です。つまり、自動車のブレーキシステムなどのシステム系開発者も、人工知能についての仕組みを理解していることが不可欠です。

 最近呼んだ技術情報誌では、人工知能分野での“デープラーニング”(深層学習)の進化がここ数年間で大幅に進んだそうです。受け折りですが、“デープラーニング”(深層学習)の研究開発者ほど、人間と“デープラーニング”(深層学習)との競争では、悲観的です。将来、人間は“デープラーニング”(深層学習)に負け、人間が担当する仕事が限られると予言する研究開発者が増えているそうです。

 “デープラーニング”(深層学習)と人工知能については、米国の方が日本に比べて、研究開発が先行しているとみている方が多いです。日本でも、人工知能分野での研究開発拠点として、国立研究開発法人産業技術総合研究所に人工知能研究センター(東京都江東区青海)を2015年5月1日に設立し、「人間と相互理解できる次世代人工知能技術」の研究開発態勢を整えました。この研究センターから未来に役に立つ人工知能応用技術が産まれることを願っています。

長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原では、アキノキリンソウが咲き始めています

2015年07月30日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原では、細かい黄色い花のアキノキリンソウが咲き始めています。

 ここ数日間にわたって、佐久荒船高原では、朝あるいは午前中は濃霧に包まれます。

 佐久荒船高原の高台から、南側にそびえている荒船山(標高1423メートル)の艫岩(ともいわ)などの山頂部分は濃霧の中で見えません。荒船山の群馬県甘楽郡下仁田町側の山麓部分が霧の向こうに霞んで見えます。





 草原部分に接する針葉樹林の枝に留まった野鳥です。遠目には、最初はホオジロと思っていましたが、ホオジロではない別の野鳥でした(この野鳥がすぐに移動したために種類は不明です)。



 草原に咲いているセリ科のハクサンボウフウと推定している野草です。清楚な白い花です。


 
 草原の片隅に咲いていたネジバナです。ラン科ネジバナ属のネジバナがこの時期まで咲いているのは、珍しいと思います。


 
 草原部分では、アキノキリンソウが咲き始めています。



 盛夏になると、この黄色いアキノキリンソウの花に、アサギマダラなどのチョウが群がります。

 林道の斜面に咲いているヤマホタルブクロの大群落です。



 佐久荒船高原は、ここ数日間は、午前中は霧が出てとても涼しく過ごしやすい天候です。午後には一転して快晴になり、日向部分は暑くなります。
 

長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原では、ウバユリが咲き始めています

2015年07月30日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原は、ウバユリなどの夏の花々が咲いています。

 ここ数日間にわたって、日本列島に近づいた台風の影響で、湿気が多い空気が本州中部に入り、長野県や群馬県の一部では大気が不安定です。佐久荒船高原では、早朝あるいは午前中に一時、雨が降り、濃霧に包まれます。濃霧に包まれると、涼しいというよりは、少し寒い感じです。

 朝霧が残る草原部分です。ここではコスモスが育てられています。9月にはコスモスの花が一面に咲きます。



 朝霧の中を、群れで飛び回っているカワラヒワです。



 ホオジロやアオジも大きな木の上で鳴いていますが、濃霧でカメラのフォーカスが合いません。一度、アカゲラとモズが登場したのですが、撮影できませんでした。

 林道の草むらの中では、ヤマホタルブクロの花が満開です。アブなどの昆虫が蜜を吸いに集まっています。



 鮮やかな黄色い花のトモエソウも、互いに間を置いて、咲いています。




 
 10年ほど前に比べると、トモエソウは探さないと見つからないようになりました。
 
 淡い紫色のツリガネニンジンの花も所々で咲いています。


 
 そして、比較的陽当たりがいい場所では、ウバユリが咲き始めました。



 来週には、森の中の木陰でも、あちこちで咲き始めそうです。ウバユリが咲き始めると、佐久荒船高原は本格的な夏になります。

 なお、霧が立ち込めるのは午前中で、午後は快晴になり、気温が一気に上がります。この気温の変化への対応は意外と大変です。

長野県諏訪市の車山山麓にある霧ヶ峰富士見台から、富士山を望みました

2015年07月29日 | 旅行
 長野県諏訪市四賀の車山山麓にある霧ヶ峰富士見台という展望台から、名峰の富士山などの山々を眺めました。

 八島湿原から南下し、霧ヶ峰高原の分岐点となる“霧の駅”の交差点を左折し、ビーナスラインを東に向かいました。車山肩近くの草原では、ゼンテイカ(通称 ニッコウキズゲ)の花期がいくらか過ぎていますが、多くの観光客がいました。

 車山(標高1925メートル)の東側山麓を、円弧を描いて回ります。その途中に霧ヶ峰富士見台という展望台があり、南アルプスなどの名峰が向かい側に(遠くに)望めます。

 東南東側に見える富士山(標高3776メートル)です。



 晩秋になると、霧ヶ峰富士見台から、夕焼けの時に富士山の美しいシルエットが見えます。

 北岳(標高3193メートル)などの南アルプスの名峰の山々も望めます。

 大まかに西側の方向には、北アルプスの名峰の山々がみえます。その奧に、木曽の御岳山(標高3067メートル)が見えました。



 霧ヶ峰富士見台の車山側山麓は、ゼンテイカの花は群生する地域です。遠目には、ゼンテイカの花期が終わっているように見えました。



 この車山側山麓にもシカ対策の柵が設けられています。

 霧ヶ峰富士見台の南側の眼下には、広い草原が見えます。その先には、茅野市の市街地の一部が見えています。


 
 眼下に見える草原に生えている草の上に、ホオアカが登場し、留まりました。





 そろそろ、ホオアカではなく、ノビタキなどを観察したいのですが・・。少し贅沢な望みともいえますが・・。

クガイソウの上には、赤トンボが留まっています。アキアカネなのかどうかは不明です。



 車山側山麓では、短い夏が進行しています。そして花の主役がどんどん変わっていきます。