スロージョギングと写真のブログ

ウォーキング、ジョギング、ママチャリで出あった季節の花や風景写真で日々の出来事・雑感をつづっていきます

皆既月食と ある出逢い

2018年02月01日 | 花とデジカメ写真

今日は最寄りのクリニックへ、1週間前に受診した千葉市の特定健診、がん検診の結果を聞きに行った。

指定以外にPSAの検査も付加してもらいましたが、すべての項目が基準値内で良好な結果だった。

さて、今日の記事は昨夜の皆既月食撮影の様子です。

夕方のニュースで皆既月食があることを知った。

さっそく、デジイチと望遠レンズを持ち出して自宅前で満月の試し撮り!!

月のちゃんとした撮影は初めてだった。

三脚を使用し、絞り優先で夜景を撮るように撮影したが、月は明るく輪郭がぼやっとして思うような結果にならなかった。

どうやって撮ればよいのかな~? と、

皆既月食までは、まだ時間があるので、いったん自宅に帰ってネットを調べたら、あった。!!


皆既前 20:32

露出モードは絞り優先からマニュアルに変更、その他も上の情報とほぼ同じにした。

夜遅く家の前で写真を撮るのもなんなので、スポーツセンター隣の公園に移動。


ここで撮影(コンデジ撮影)

三脚を立て、レリーズでシャッターを切った。

月が欠けるにしたがってシャッター速度を遅くしたり、ISO感度を調整したりした。

8:48過ぎ、皆既月食が始まった。


皆既月食の始まり 20:48

一人の男性が隣に来た。

挨拶をされ、隣で月食を撮り始めた。

丁寧な言葉遣いで物腰の低い方だった。

「カスミストアからよく見えたんですが、周りが明るすぎるんでこちらに来ました」

撮ってる間に、「いいですね~、どちらカメラなんですか?」なんて聞いたり、

ぽつぽつ写真関連の話を交わしながら時間が過ぎていった。

空は星がまたたき、快晴のように見えた。


21:15

男性は一脚を使い、手撮り撮影だった。

「いつごろから写真をはじめられたんですか?」

と私が聞くと

「19歳ごろからです」

う~ん、ずいぶん昔だ。

先ほど昭和18年生まれだといったので、60年ぐらい前からになる。

そのころはまだやる人が少なかったようですが、いろいろな電車を撮りに日本中に出歩いたとのこと。

色々なカメラを扱ってきたらしい。

定年後の趣味で始めた地域のサークルかなにかの人ではない。

いよいよ、いろいろ経験されている方に見え、

「どちらから見えられたんですか」

と聞くと

「すぐ、そこに住んでんですよ」

お名前を聞くと

「Nです」

その名前を聞いて、ピンときた。

近くで昔から写真館を営んでいる「Nさん」に違いない!


 皆既月食直前 21:45

「いや~、思いがけない方に出逢いました」

ずいぶん昔、子供の七五三入学の時記念写真を撮りに伺いました。

私の記憶からは飛んでしまっていたが、

写真館の亡くなられた祖父母がやられていたころでもあり、妻がその時のことをよく知っていた。

21:51、皆既月食になった。


皆既月食 21:52

それからは、また明るい満月になるまで撮り続けようと、撮影していた。

Nさんは稲毛で生まれ育ち、某写真館の2代目、この地域の昔のことをいろいろご存知だった。

穏やかな方で、そして豊かな心情をお持ちの方とお見受けした。

今は、3代めの息子さんが仕事を引き継ぎ、好きなことをやられているようであった。

〇山が好きで、今も時々行かれるらしいこと。

〇カメラを始めた10代後半のころから絵が好きで、6年ぐらい絵を学んで仕事の傍ら、よく描き、

日展かなにかに入選、いくつかはどこそこかに寄贈したとのこと

〇特に千葉にゆかりのある画家で「青木繁」の絵が好きで,

雲が沸き、月が見えにくくなった10:00過ぎ、公園の芝生の上で30分ぐらい青木繁などの話を伺った。

  ・今年の1月、NHKEテレ 日曜美術館 「魂こがして 青木繁~海を越えた“海の幸”と石橋凌の対話~」の話

  ・彼の故郷の九州久留米に行ったこと

  ・青木繁の作品がフランスのパリの美術館に出展した昨年、現地の美術館やルーブル美術館などに行ったこと

  ・千葉県館山市の布良という地に『青木繁「海の幸」記念館・小谷家住宅』があるが、
   そこによく行った

   Nさんの寄贈した絵も飾ってある(?)
   そこでは、ノーベル賞をもらった大村さんも縁があってお会いしたり、山梨県の韮崎の大村さんの処にも伺っ
   たこと

  等々。

風が冷たくなり、時刻も夜の11時になったので、お話の礼を言って別れた。

また、いつか写真館に伺って続きの話などを伺ってみたいものです。

コメント
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