ある意味ひとりの男性に一生を捧げたと言えるかも…
エドワード1世王女 マーガレット・オブ・イングランド
ブラバント公ヨハン妃
1275~1333
マーガレットはエドワード1世とエリナー・オブ・カステイルの七女です。
ウィンザー城で生まれました。
母エリナーを亡くした15歳の時、ブラバント公ヨハン2世と
ウェストミンスター寺院で結婚しました。
その9年後、父王エドワード1世は
フランス王フィリプ3世とマリー・ド・ブラバンの王女マーガレット・オブ・フランスと
再婚することになりました。
義理の母が4歳(~7歳)年下ってことになります。
(どうでもいいけど、ブラバント公家って地味だけど、各王家に入り込んでる…
と思っていたら、ベルギー王太子ってブラバント公なのね。)

マーガレットは3歳の時にヨハン2世と婚約していて(エドワード1世、気が早い
)
彼の妻になることを知りつつ成長しました。
子供時代を楽しく過ごし、気だての良い娘に育っていました。
ふたりの結婚の祝典はものすごく贅沢なものだったそうです。
まずは鎧兜をフル装備した騎士たちの行進があって
豪華なドレスを身に纏った女性たちのコーラスがロンドン中で行われ
あちらこちらで舞踏会が催されました。
しかし、いざブラバント公家に移ると、宮廷ではあまり幸せではなかったようです。
なぜならば、ヨハン2世がずっとおつき合いしてきた愛妾と庶子たちを
認めるように強制されて、彼らがいつも宮廷にいたからです。
マーガレットはずっと婚約者のことを考えて育ってきたのに…ひどいじゃないの。
庶子たちはマーガレットのひとり息子ヨハンと同じように振る舞っていました。
大人になっても嫡子と同じぐらいの権力を持っていたそうです。
ただ、腎臓を患っていたヨハン2世は、公領の継承だけは
ちゃんと嫡子ヨハンに渡るよう望んでいました。
もし愛妾が強欲だったら、継承戦争がおこってもおかしくないですもんね。
この望みは叶えられたようで、公領は息子ヨハン3世に無事継承されました。
1308年、マーガレットとヨハン2世は、ブーローニュで行われた弟のエドワード2世と
イザベル・オブ・フランスの挙式に参列し
そのままロンドンの戴冠式まで付き添いました。
夫婦ふたりの長い旅…いい思い出になりますわね。
終始フランスの勢力拡大を阻止しようとしていたヨハン2世は
1312年にテルビュレンで亡くなり、ブリュッセルの
サン・ミッシェル・エ・ギュデュル大聖堂に葬られました。
マーガレットはそれから22年長生きしたのですが、再婚したような話しも無く
というか、なんのエピソードもないです。
亡くなった後はヨハン2世と同じ場所に葬られました。
(参考文献 森護氏『英国王室史話』 Wikipedia英語版)
エドワード1世王女 マーガレット・オブ・イングランド
ブラバント公ヨハン妃
1275~1333
マーガレットはエドワード1世とエリナー・オブ・カステイルの七女です。
ウィンザー城で生まれました。
母エリナーを亡くした15歳の時、ブラバント公ヨハン2世と
ウェストミンスター寺院で結婚しました。
その9年後、父王エドワード1世は
フランス王フィリプ3世とマリー・ド・ブラバンの王女マーガレット・オブ・フランスと
再婚することになりました。
義理の母が4歳(~7歳)年下ってことになります。
(どうでもいいけど、ブラバント公家って地味だけど、各王家に入り込んでる…
と思っていたら、ベルギー王太子ってブラバント公なのね。)

マーガレットは3歳の時にヨハン2世と婚約していて(エドワード1世、気が早い

彼の妻になることを知りつつ成長しました。
子供時代を楽しく過ごし、気だての良い娘に育っていました。
ふたりの結婚の祝典はものすごく贅沢なものだったそうです。
まずは鎧兜をフル装備した騎士たちの行進があって
豪華なドレスを身に纏った女性たちのコーラスがロンドン中で行われ
あちらこちらで舞踏会が催されました。
しかし、いざブラバント公家に移ると、宮廷ではあまり幸せではなかったようです。
なぜならば、ヨハン2世がずっとおつき合いしてきた愛妾と庶子たちを
認めるように強制されて、彼らがいつも宮廷にいたからです。
マーガレットはずっと婚約者のことを考えて育ってきたのに…ひどいじゃないの。
庶子たちはマーガレットのひとり息子ヨハンと同じように振る舞っていました。
大人になっても嫡子と同じぐらいの権力を持っていたそうです。
ただ、腎臓を患っていたヨハン2世は、公領の継承だけは
ちゃんと嫡子ヨハンに渡るよう望んでいました。
もし愛妾が強欲だったら、継承戦争がおこってもおかしくないですもんね。
この望みは叶えられたようで、公領は息子ヨハン3世に無事継承されました。
1308年、マーガレットとヨハン2世は、ブーローニュで行われた弟のエドワード2世と
イザベル・オブ・フランスの挙式に参列し
そのままロンドンの戴冠式まで付き添いました。
夫婦ふたりの長い旅…いい思い出になりますわね。
終始フランスの勢力拡大を阻止しようとしていたヨハン2世は
1312年にテルビュレンで亡くなり、ブリュッセルの
サン・ミッシェル・エ・ギュデュル大聖堂に葬られました。
マーガレットはそれから22年長生きしたのですが、再婚したような話しも無く
というか、なんのエピソードもないです。
亡くなった後はヨハン2世と同じ場所に葬られました。
(参考文献 森護氏『英国王室史話』 Wikipedia英語版)