まりっぺのお気楽読書

読書感想文と家系図のブログ。
ゆる~い気持ちでお読み下さい。

ノルウェー王エイステン2世妃 ラグナ

2016-07-29 22:07:11 | ノルウェー王妃
         このヘタウマ(失礼)な絵はマルグレーテ妃の実家の紋章です

ノルウェー人のノルウェー王妃ってことで有名 Part2
エイステン2世妃 ラグナ・ニコラズダター


生年不詳~1161以降/在位 1142~1157

ハーラル4世の後を継いだのは、愛妾トーラが生んだシグル2世と
イングリドが生んだインゲ1世の二人(共治王)でしたが、シグル2世は22歳ぐらい
インゲ1世は26歳ぐらいで殺害されて未婚でした。

1142年に共治王になったエイステン2世の妃は、エイステン1世妃インギビオルグ同様
11~13世紀のノルェー王妃の中で、二人しかいないノルウェー人王妃として有名です。

父親はグドブランスダレンというところのニコラス・マーズっていう人らしい…
結婚したのは、たぶん、エイステンがスコットランドからノルウェーに到着した
1140年から即位する1142年の間だそうです。

ノルウェーで王になるために、地元民の協力が必要だったのかもしれませんね。
二人に子供がいたという記録はありません。

1157年にエイステンが義弟インゲ1世に殺害され未亡人になりました。
1160年にインゲ1世の義弟オルムと婚約し、翌年再婚する予定でした。
オルムはマグヌス5世の統治時代に傑出したリーダーとなった人物です。
        
しかし、インゲ1世とホーコン2世の間で争いが始まり
インゲ1世が1161年に殺害されて、この結婚は行われなかった可能性が高いです。

ラグナの消息も、イングリド同様ここで途絶えます。
インゲ1世の死でいろいろな女性の人生がわからずじまい…
欲深い兄弟喧嘩に巻き込まれちゃって… 困ったもんだ。

同じくハーラル4世の庶子で、1142~1145年共治王になったマグヌス・ハーラルソンと
シグル2世と愛妾トーラの庶子で1157年から共治王になったホーコン2世は未婚。

シグル1世の孫マグヌス4世は、サクソン王と血縁がありそうな
エストリド・ビョルンズダターという女性と結婚していますが、詳細は不明。


疑惑の王妃になっちゃった
スヴェッレ妃 マルグレーテ・エリクズダター


1155~1209/在位 1189~1202

シグル2世とグンヒルドの庶子(だと言い張った)スヴェッレの妃は
スウェーデン王エリク9世とクリスティーナ・ビョルンスドッテルの王女マルグレーテです。
      
1189年に結婚し、1202年に47歳で未亡人になりました。
スウェーデンの自分の領地ヴェステルイェートランドに隠居したのですが
その際、王女のクリスティナをノルウェーに残していくように強いられました。
そりゃそうよね、王女は外交の大きな切り札になるもの。

ちなみにクリスティナは、1209年にBagler党(?)のフィリプス・シモンソンに嫁いでます。

マルグレーテは2年間故郷で過ごし、1204年にノルウェーに戻ります。
到着から2日後、スヴェッレの庶子、つまりマルグレーテの義理の息子ですが
ホーコン3世が、明らかに毒のせいで亡くなりました。
当然マルグレーテに疑惑の目が向けられますね?

マルグレーテの使用人の一人が、主人の無罪を立証するために
試罪法に挑みましたが(無理矢理挑まされたのかもしれないけど)失敗して溺死しました。

ひとこと情報
以前も書いたかもしれないのですが、試罪法とはザックリ言うと、疑わしい人が火あぶりにあったりとか
刃物の上を歩いたりとかして無事だったら無罪という、The 中世! な裁判法です
溺死ということは、水にずーっっと沈められたりしたのかもしれないですね、コワいコワい…


というわけで、マルグレーテは追放され、再びスウェーデンに帰ります。
でも、自分の息子がいたわけでもないのに、なぜ継子を殺さなきゃならないかね?
娘のためでしょうか?

1209年に、娘クリスティナの結婚式のために、再度ノルウェーを訪れているので
追放はされたけど、有罪にはなっていなかったのかもしれないですね。
マルグレーテは、娘の結婚後すぐ病気になり、数週間後に亡くなってしまいました。
なんだか怪しい気がするね …

(参考文献 武田龍夫氏『物語北欧の歴史』 Wikipedia英語版)

ひとことゲームコーナー
ポケモンにもゲームにもほとんど興味がないんだが、つい軽い気持ちで ポケモン GOをインストールしてしまいました
ただボールを集めてポケモンにあてりゃいいのかと思ってたら、進化させたりアメもらったり
戦わせなきゃいけないなんて… 以外と忙しい…
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『クローヴィス物語』愉快な仲間で、イヤーなヤツ

2016-07-28 18:15:13 | イギリス・アイルランドの作家
THE CHRONICLES OF CLOVIS 
1911年 サキ

クローヴィスという上流の青年が主人公だったり、その友人がクローヴィスに
聞かせた話しだったり、クローヴィスがまったく登場しなかったりする短編が
笑える話し、ゾッとする話しとりまぜて、28篇おさめられている短篇集です。
ほとんどが『ザ・ベスト・オブ・サキ』で読んだものでした。

好きというよりは、気になったものをいくつか …

『エイドリアン(Adrian)』
ほどよく脚色された身の上話しをすることで、しょっちゅうルーカスにおごってもらっている
エイドリアンは、ルーカスの叔母ミセス・メバリーに気に入られ、アルプス旅行に同行する。
一緒に行っているクローヴィスからの、ルーカスへの便りによると
叔母一行は、エイドリアンのせいでホテルを転々としているらしい。

一般人が、上流の方々と旅行に出かけて、おおいにはしゃいでしまったのね。
いつも思うんだが、たとえば、比較的裕福でなく育った人が、有名人になるとか何かで
ものすごく大金持ちになった時に、急に上流社会に出てうまく対応できるものなんだろうか?
まぁ、私にはまったく関係ない悩みなんですけどねっ。

『イースターエッグ(The Easter Egg)』
軍人の家柄に生まれたレディ・バーバラは、愛息レスターの小心さが気に食わなかった。
ある時、つきあいのある公国の町長に、ゲストの大公殿下のもてなしについて相談を受けた。
すると、宿の泊まり客の女が、おずおずと、自分の幼い息子に、イースターエッグの
カゴを持たせ、大公殿下に贈呈させてはどうかと提案してきた。

少しタネあかしをしてしまうと、テロの話しなのです。
たぶん、今だからすごく気になったんだと思う… 既読ですが、以前はスルーしてたもの。
こういう話しを読んでしまうと、誰も信じちゃいけないな… なんて、思えてきます。
思っちゃいけないとわかっちゃいるが、誰が何を考えてるかなんてわかんないもんね。

『閣僚の品格(Ministers of Grace)』
神秘主義者の若い公爵は、政局を嘆く悲観論社の友人ベルタルビットに
閣僚たちを天使と入れ替え、閣僚たちを一時的に動物に変えてしまうという。
訝るベルタルビットの前で、まず、不人気な大臣がいきなり好人物になり
その隣には怒れるスズメがいた。

笑い話なのかな? 善人ばかりの政治家と大企業家がいる国は良い国か… っていうお話し。
誤解を怖れずに言ってしまえば、ものすごく清廉潔白で正直だけど無能な政治家より
多少いかがわしくても有能な政治家の方が、うまく国を動かしてくれそうな気がする。
清廉潔白で有能っていうのが一番いいのでしょうが、なかなかねぇ… 会社でもそうでしょ?

さて、クローヴィスですが、彼が登場している話しを読む限り、善い人ではない!
むしろやなヤツだと思います、が、仲間にいたら楽しそうよ。
他人の悪口とかすごく上手そうだし、イタズラとかいやがらせなんかを考えさせたら
すごく面白いアイデアを出してくれそう。

できたら敵にはまわしたくないですね。
それから、心から友だちになりたいというタイプでもないですね。

多数の作家が愛するサキの短編
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ひとことクラフトコーナー
わけあって、ここ1ヶ月ちかく、空き時間はこれにかかりっきりでした
ねこやまさんのあみねこの編み図で編んでみました

 



ひそかに誰かに似せてあるんだけれども、似てないので秘密にしときます 




中に載っているあみねこたちを見ているだけで楽しいですよ
編んでみたいな!という方は上の画像をクリックしてね
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