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まりっぺのお気楽読書

読書感想文と家系図のブログ。
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イングランド王ウィリアム1世王女 セシリア

2011-01-22 23:28:45 | イングランド王妃・王女
なにか問題でもあったの? 気になるわ…
ウィリアム1世王女 セシリア・オブ・ノルマンディ


生年不詳~1126

ふぅぅ…やっと神聖ローマ皇后シリーズが終了しました。
今回は、ちょいと目先を変えてプリンセスたちにいこうかしら…と思います。
王の娘に生まれた、端から見ればたいそう羨ましい女性たちの人生って
どんなものだったのでしょうね?

私の家系図書きはイングランドから始まったので今回もイングランドの王女たちから。
王妃シリーズ同様、ノルマン家が王様になったところから初めます。
(ややこしいので庶子は省きますね

まずはウィリアム1世の長女だと考えられているセシリア、実は生没年不詳です。
母親はマティルダ・オブ・フランダース
兄にウィリアム2世ルーファス、弟にヘンリー1世ボークラークがいます。

セシリアは幼い頃にカーン(ノルマンディ)の修道院に入れられて
その後は一生を修道院で過ごしたようです。

1112年にHoly Trinity(?)の修道院長になっていまして
1126年にそこで亡くなりそのまま葬られました。
棺は見つかっていないそうです。

最初の子供で可愛いはずなのに、どうしちゃったんでしょうね?


三女とか他の人とごちゃまぜかも・・・
ウィリアム1世王女 アデライザ


1055~1066

次女と言われるアデライザについてはほとんど何も知られていないらしく
生没年も一説によるもので本当は不詳です。
彼女だけ “ オブ・ノルマンディ ” がついてないんだし…

『ノルマンディ公の功業(直訳)』という本によると
アディリシスというウィリアム1世の王女が、サクソン系最後の王ハロルド2世と
婚約したということになってるらしいのですけど
三女アガサも婚約しているのでね…(別説あり)

ちなみに、ハロルド2世はウィリアムの娘との婚約は無視して、1063年に
ウェールズの支配者グリフィズの未亡人エディス(オールジス)と結婚してます。
アデライザもエディスも没年が1066年頃と言われているのよね…
いろいろ混同されている気がします。


神に届いた清き祈り
ウィリアム1世王女 アガサ・オブ・ノルマンディ


1064頃~1079

三女アガサの婚約者はハロルド2世、または同名の庶子かもしれないそうです。
もし1064年頃の生まれだとすると、ハロルド2世は1066年に亡くなっているので
息子の可能性が大きいですよね。

1078年頃カスティーリャ王アルフォンソ6世から結婚の要求があり
代理人まで送られちゃったらしいです。
アルフォンソ6世という方は、アガサより25歳ぐらい年上で4~6回結婚してます。

アガサは「スペインに連れて行かれませんように 」と神に祈り続けますが
結局船に乗せられてしまいました。

しかし祈りは届いたらしく、嫁入り前に船上で亡くなりました。
良かったんだか悪かったんだか…
アガサは無垢のまま引き返し、バイユー(ノルマンディ)に葬られました。

家系図は3人まとめてしまいました。

      

(参考文献 森護氏『英国王室史話』 Wikipedia英語版)

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