こちらは五女アニェスです
完璧な男性を手にした王女
ルイ9世王女 マルグリート・ド・フランス
ブラバント公ヨハン1世妃
1254~1271
ルイ9世とマルグリート・ド・プロヴァンスの四女マルグリートは
3歳の時にブラバント公ハインリヒ4世と婚約しました。
ところが、ハインリヒがあまりに低能だということで婚約が破棄されました。
中世って、けっこうおバカさんとか乱暴者とか狂気を孕んだ人なんかが
平気で即位して結婚もしてたもんだと思ってるんですが、こういうこともあるんですね。
ハインリヒは1267年に廃位されて弟のヨハン(ジャン)がブラバント公になり
兄の婚約者だったマルグリートと1270年に結婚しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/86/908f438e79eaa8e846860c5e4c1ca6b5.jpg)
ヨハンは当時の封建的社会において、完璧なプリンスの一人と言われていました。
どんな方だったかあげてみますと…
騎士道精神に富み、勇敢で、正義感溢れ、スポーツ万能。
おまけに人柄が良いってことで人気者。
当時の詩や物語にも数多く登場しています。
当然もてますな…![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp02.gif)
というわけで庶子もたくさんいました。
美しい貴婦人たちとの恋愛沙汰も、人気者の証しってことになるんでしょうね。
マルグリートは結婚後すぐに妊娠しましたが、出産の時に母子ともに亡くなりました。
一瞬でも “ 完璧な男性 ” の妻になれて幸せだったかしらね?
なかなかいるもんじゃないし…
隠れたやり手なのかしら?
ルイ9世王女 アニェス・ド・フランス
ブルゴーニュ公ロベール2世妃
1260~1327
ルイ9世とマルグリート・ド・プロヴァンスの五女アニェスは
本人にはこれといったエピソードがないんですけど、子供たちに注目!
11歳ぐらいでロベールと結婚しまして四男四女をもうけました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/74/b1bd81389133976806bc99b28680e3a0.jpg)
その中で、次女マルグリートはフランス王ルイ10世に嫁ぎ
次女ジャンヌはフィリプ6世妃に。
次男ウードはフィリプ5世王女ジャンヌを妃に迎えています。
省いたけど長男ユーグは、フィリプ3世を祖父に持つ
カトリーヌ・ド・ヴァロワと結婚してます。
もう、フランス王位がどこに転んでも縁続き、という関係を築いてます。
フランス王家はブルゴーニュ公領をがっつり手中に収めたかったということもありますが
こんな豪華な顔ぶれ… 縁組み作戦成功だったと言えましょう。
ただ、結婚した本人たちがどうだったかは別ですけど…
中世の王侯家の縁談は、もちろん政策重視ですから
偉い人たちが「あーでもない、こーでもない」と話し合って決めることが多かったわけですが
けっこう母君たちも根回しなんかに暗躍してたのよね。
もしかしたらアニェスも、実家の効力を最大限に利用して縁談をまとめた
知られざるやり手ママかもしれませんね。
(参考文献 Wikipedia英語版)
完璧な男性を手にした王女
ルイ9世王女 マルグリート・ド・フランス
ブラバント公ヨハン1世妃
1254~1271
ルイ9世とマルグリート・ド・プロヴァンスの四女マルグリートは
3歳の時にブラバント公ハインリヒ4世と婚約しました。
ところが、ハインリヒがあまりに低能だということで婚約が破棄されました。
中世って、けっこうおバカさんとか乱暴者とか狂気を孕んだ人なんかが
平気で即位して結婚もしてたもんだと思ってるんですが、こういうこともあるんですね。
ハインリヒは1267年に廃位されて弟のヨハン(ジャン)がブラバント公になり
兄の婚約者だったマルグリートと1270年に結婚しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/86/908f438e79eaa8e846860c5e4c1ca6b5.jpg)
ヨハンは当時の封建的社会において、完璧なプリンスの一人と言われていました。
どんな方だったかあげてみますと…
騎士道精神に富み、勇敢で、正義感溢れ、スポーツ万能。
おまけに人柄が良いってことで人気者。
当時の詩や物語にも数多く登場しています。
当然もてますな…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp02.gif)
というわけで庶子もたくさんいました。
美しい貴婦人たちとの恋愛沙汰も、人気者の証しってことになるんでしょうね。
マルグリートは結婚後すぐに妊娠しましたが、出産の時に母子ともに亡くなりました。
一瞬でも “ 完璧な男性 ” の妻になれて幸せだったかしらね?
なかなかいるもんじゃないし…
隠れたやり手なのかしら?
ルイ9世王女 アニェス・ド・フランス
ブルゴーニュ公ロベール2世妃
1260~1327
ルイ9世とマルグリート・ド・プロヴァンスの五女アニェスは
本人にはこれといったエピソードがないんですけど、子供たちに注目!
11歳ぐらいでロベールと結婚しまして四男四女をもうけました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/74/b1bd81389133976806bc99b28680e3a0.jpg)
その中で、次女マルグリートはフランス王ルイ10世に嫁ぎ
次女ジャンヌはフィリプ6世妃に。
次男ウードはフィリプ5世王女ジャンヌを妃に迎えています。
省いたけど長男ユーグは、フィリプ3世を祖父に持つ
カトリーヌ・ド・ヴァロワと結婚してます。
もう、フランス王位がどこに転んでも縁続き、という関係を築いてます。
フランス王家はブルゴーニュ公領をがっつり手中に収めたかったということもありますが
こんな豪華な顔ぶれ… 縁組み作戦成功だったと言えましょう。
ただ、結婚した本人たちがどうだったかは別ですけど…
中世の王侯家の縁談は、もちろん政策重視ですから
偉い人たちが「あーでもない、こーでもない」と話し合って決めることが多かったわけですが
けっこう母君たちも根回しなんかに暗躍してたのよね。
もしかしたらアニェスも、実家の効力を最大限に利用して縁談をまとめた
知られざるやり手ママかもしれませんね。
(参考文献 Wikipedia英語版)