Mrs.CRADOC ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
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1902年 サマセット・モーム
よく有名人の結婚会見で「価値観が同じだったから」と聞き
離婚報告のFAXで「価値観が違ったので」と聞きますけど
価値観てなんでしょうね?
「同じ物を見て同じように素敵だと思えました」なんて言ってるけど
本当にそうでしょうか?
だいたい二人の人間が、あらゆる物に対して、まったく同じように
価値を見いだすなんてありえないんじゃないか? というのが私の持論です。
そりゃあ一つか二つくらいはあるかもしれないけどさぁ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp02.gif)
まったく同じ価値観を持っているという夫婦は、ものすごくラッキーな
天の采配によるものだと思います。
あるいは、どちらかが献身的に片方の価値観に合わせているんじゃないかな?
『クラドック夫人』は、まず身分違いの結婚から始まります。
バーサ・リィはまわりの反対を押し切って、自分の領地の小作人と結婚しますが
結婚早々からお互いの価値観が違っていることに気付きます。
彼女が大切にしている知的で精神的な生活は、夫のエドワード・クラドックにとって
とるに足らないものであり、夫が精を出す、より上流な社会への取り入り方は
バーサにとっては嘲笑に値するものでした。
しかし、バーサの意に反してエドワードは社会の信用を得て
夫と自分の立場が逆転してしまったことから、バーサは家を出て
叔母のミス・リィのもとに身を寄せます。
バーサは叔母の家でジェラルドに出会い、本当の愛を知ったと思いますが
結局エドワードのもとへ戻り、さらなる失望を味わうことになります。
バーサは、結婚後もエドワードが自分を崇め奉ってくれると思っていたのに
そうじゃやなかったといって悩む訳ですが、そんなの当たり前じゃない?
結婚後も旦那にお嬢様扱いしてもらおうったって、あんた・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp30.gif)
エドワードは悪い旦那さんではないと思うけど、良い旦那さんでもないという人。
仕事人間といわれた高度成長期の日本人みたいな感じです。
家は守る、浮気しない、社会貢献する、でも奥さんは二の次って感じ。
年がら年中忙しく動き回って、奥さんはほっぱらかしで
「ちゃんと食べさせてるじゃないか」とか言いそうなタイプです。
でも、「一生恋人のようような夫婦でいようね」っていう約束
いったい何組の夫婦が守れると思いますぅ?![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp02.gif)
そんにいないんじゃないかなぁ?
相手も変わるかもしれないけど、自分も変わるかもしれないんだしね。
身分違いの恋ってロマンティックだし、何もかも乗り越える感じが
たまらない気がしますけど、やっぱりいろいろ弊害があるのかもね。
童話やドラマは乗り越えた後が分からないから
◯◯コンツェルンの御曹司とか◯◯国の貴族みたいな人を
つい狙いたくなっちゃうけど![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp31.gif)
ところでミス・リィですけど、クールだわ
なんでもお見通し。
とっても年取ったオールドミスみたいに書かれてるけど、40代なのよ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp30.gif)
余談です
そういえばデンマーク王室に嫁いだアレキサンドラさん、離婚してたんですね?
チョー玉の輿なのにビックリ!!
やはりいろいろ暮らしづらいことがあるのかしら? 皇室って。
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1902年 サマセット・モーム
よく有名人の結婚会見で「価値観が同じだったから」と聞き
離婚報告のFAXで「価値観が違ったので」と聞きますけど
価値観てなんでしょうね?
「同じ物を見て同じように素敵だと思えました」なんて言ってるけど
本当にそうでしょうか?
だいたい二人の人間が、あらゆる物に対して、まったく同じように
価値を見いだすなんてありえないんじゃないか? というのが私の持論です。
そりゃあ一つか二つくらいはあるかもしれないけどさぁ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp02.gif)
まったく同じ価値観を持っているという夫婦は、ものすごくラッキーな
天の采配によるものだと思います。
あるいは、どちらかが献身的に片方の価値観に合わせているんじゃないかな?
『クラドック夫人』は、まず身分違いの結婚から始まります。
バーサ・リィはまわりの反対を押し切って、自分の領地の小作人と結婚しますが
結婚早々からお互いの価値観が違っていることに気付きます。
彼女が大切にしている知的で精神的な生活は、夫のエドワード・クラドックにとって
とるに足らないものであり、夫が精を出す、より上流な社会への取り入り方は
バーサにとっては嘲笑に値するものでした。
しかし、バーサの意に反してエドワードは社会の信用を得て
夫と自分の立場が逆転してしまったことから、バーサは家を出て
叔母のミス・リィのもとに身を寄せます。
バーサは叔母の家でジェラルドに出会い、本当の愛を知ったと思いますが
結局エドワードのもとへ戻り、さらなる失望を味わうことになります。
バーサは、結婚後もエドワードが自分を崇め奉ってくれると思っていたのに
そうじゃやなかったといって悩む訳ですが、そんなの当たり前じゃない?
結婚後も旦那にお嬢様扱いしてもらおうったって、あんた・・・
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エドワードは悪い旦那さんではないと思うけど、良い旦那さんでもないという人。
仕事人間といわれた高度成長期の日本人みたいな感じです。
家は守る、浮気しない、社会貢献する、でも奥さんは二の次って感じ。
年がら年中忙しく動き回って、奥さんはほっぱらかしで
「ちゃんと食べさせてるじゃないか」とか言いそうなタイプです。
でも、「一生恋人のようような夫婦でいようね」っていう約束
いったい何組の夫婦が守れると思いますぅ?
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そんにいないんじゃないかなぁ?
相手も変わるかもしれないけど、自分も変わるかもしれないんだしね。
身分違いの恋ってロマンティックだし、何もかも乗り越える感じが
たまらない気がしますけど、やっぱりいろいろ弊害があるのかもね。
童話やドラマは乗り越えた後が分からないから
◯◯コンツェルンの御曹司とか◯◯国の貴族みたいな人を
つい狙いたくなっちゃうけど
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ところでミス・リィですけど、クールだわ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp31.gif)
とっても年取ったオールドミスみたいに書かれてるけど、40代なのよ
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サマセット・モーム全集〈第28巻〉クラドツク夫人 新潮社 このアイテムの詳細を見る |
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そういえばデンマーク王室に嫁いだアレキサンドラさん、離婚してたんですね?
チョー玉の輿なのにビックリ!!
やはりいろいろ暮らしづらいことがあるのかしら? 皇室って。