スピリチャルTIMES 「とにかく生きてみる!」

スピリチャルTIMESの編集長北村洋一が、この不確定な社会に生きている人々の喜怒哀楽をレポートする。

とにかく生きてみるvsマウンテンバイクのカゴvs桜の花びら入る

2017年04月02日 | 自分的エッセー
マウンテンバイクのダサイカゴの中に落ちる桜!

咥えタバコしながら、タバコの自販機でタバコを買うカラオケ喫茶のマスターの姿を、カゴ付きのマウンテンバイクで横を通りすぎる。
一羽だけのハトが、誰かが落としたバターリッチのパンを焦らないで食べている横を、邪魔しないようにカゴ付きのマウンテンバイクで通りすぎる。
高いロードバイクに乗った、エスタビリッシュなカップルが軽々と僕のカゴのついたマウンテンバイクを抜いて行く!
みんな春が来たのを楽しんでいる!

毎日同じ時間、同じ道をチャリで走る!
スーパー玉出の駐輪のご年配の輩も、
たまに買うサンドウッチ店のおばさんも、
派出所の前の黄色信号にギリギリで交差点に飛び込むのを、ハイペースで走る駅伝ランナーを抑えるコーチのように両手を広げてゆっくと上下に動かすポリスマンも、みんなすっかり僕のカゴのついたマウンテンバイクを知っている。
通勤路の誰もは、センスの無いチャリ野郎の緑のカゴの事をみんな知っている。
このカゴ付きのマウンテンバイクのおっさんはここに何を入れようとしているのか?
と聞きたげな表情をしている。
「夜中に半額になる惣菜!」と恥づかしく答えるだろう。
でもみどりのカゴに入ったその半額の惣菜の上に落ちてくる桜の花びら🌸に僕の春が来る。
京阪土居の駅の土塁の斜面に咲く桜の花の下をゆっくりとチャリを漕ぐからだ。
今年もこのカゴの中に桜の花びらをが落ちてくれることを楽しみに、今日もチャリを漕ぐ!


コメント
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