初詣

もう３日になっちゃったけど、初詣に行った。
実家の母・美智子も一緒だ。

お参りして、お守り買って、次はいよいよ初詣のメインイベントである、おみくじだ。

初詣に行って、おみくじをひかない人はいないだろう。
これをするために行っていると言ってもいいくらいだ。
何しろ、無造作に引いた紙切れ一枚で今年１年の運命が決まるんだからね。
そりゃ真剣になるに決まっているよ。

今年も例年通り、自分で１００円を入れて置いているおみくじを引くタイプのやつを引くことにした。

フト横を見ると！
母・美智子が、その横の「恋みくじ」を引こうとしているではないか！

ちょっとちょっと！

いや、本気でそれを引きたいんなら止めないけどさ！
かなり気持ち悪いけど、好きにすりゃいい。

でも明らかに間違ってるでしょ！
今さら恋なんて占ったって仕方ないでしょ！

指摘したら慌てて横の普通のを引いてましたわ。
危ない危ない。
もしそれで大吉でも出ようものなら、ボクはどんな反応をすればいいのか分からないもんね。

そんなおみくじはボクは小吉。

う～ん。
去年は末吉だったんだよね。
悔しいから引き直したら、また末吉だったんだよね。

今年こそは大吉を！

と気合いを入れていたのに…

小吉。

う～ん。
微妙。

末吉よりはマシかもしれないけど、全く喜べない結果だ。

するとそんな様子を見ていた母・美智子。

「引き直せば？」とニヤニヤしながら言ってくる。

この人、去年のボクの末吉２連発が余程面白かったんだろう。
また今年もそうなればいいわと思っているってのがありありと伝わってくる。

まあいいや。
親孝行と思って、もう一回引いてやりましょう。
悪けりゃ大笑いするんでしょ？
ボクが落ち込んだら面白いんでしょ？
はいはい。
ボクが犠牲になりますわ。
いい結果だったら、それはそれでいいしね。

で、「末吉」

う～ん。
去年に引き続き、また末吉か。
小吉より若干悪くなっちゃったな。
どうせ悪くなるなら大凶を引くくらいじゃないと面白くなかったけど、母・美智子は満足そうだったので良しとするか。

そんな初詣は、また無駄に高い綿菓子買って、絶対に１等は当たらないクジ引きをして終了。
来年こそは大吉を引き当てられるように、今年１年はトレーニングしておこう。