MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

ぐるぐる

2013-11-12 | Weblog
髪を切りに行った。

最近は自分で切ったり、美容師の友達が遊びに来た時に切ってもらったり、近くの床屋に飛び込んでみたりしていたボクの髪。
今回は久しぶりに行きつけの美容室に行ってみた。
こないだたまたま店長さんに会った時、「今度行きます」って言っちゃったってのもあってさ。

行きつけと言っても、1年以上行ってなかったんだけどね。
それを行きつけと呼んでいいのかどうかは分からないけど、まあ他のとこよりは多めに行っているので良しとしよう。

着いたらまず髪を洗われる。
店長ではなく、若いシャレた格好をした兄ちゃんが洗ってくれる。

美容室の洗髪ってどうしてこんなに長いんだろうな。
ゴシゴシ洗って、また洗って、シャンプー付けて洗って、お湯をためてまだ洗って…
もう終わりだろうと思ったらまた洗う。

ボクなんか家では3秒で洗い終わってるよ。

なんて思っていた時。

ぐぅ~~ぐぐぐぅ~~るぐぐぐ~~!

という音。

おお。
シャレた兄ちゃんのお腹が思い切り鳴ってるぞ!

普通なら気付かないかもしれないけど、今は横に倒されているからね。
耳の真横にお腹があるんだもん。
もう丸わかりだわ。

向こうも絶対に「聞かれた!」と思っているに違いない。

さて。

こんな時はどう対処すればいいんだろう。
仲のいい相手ならともかく、ほぼ話した事がない相手だ。
お湯の温度が熱くないかを問い合わせられたくらいしか話した事がない。
傷つけずに終わらせてあげたい。
横に倒されたまま必死で考える。

恐らくベストは
「うははっ!お腹鳴ってるぞ~!がははははっ!」
なんて笑う事だろう。
それのほうが相手も気楽になるはずだ。

でもなぁ。
初対面の人にそんな事は言えないな。

もしかしたらそれをめっちゃくちゃ気にするタイプかもしれないし。
シャレてて若いから、そういうのには敏感そうだ。

「腹が鳴ったのを聞かれたからには生かしちゃおれん」

という事も多いにあり得る。
ましてや今はボクは無防備きわまりない状態。
何の抵抗も出来ずにやられてしまうだろう。

怒らせずにこの場をどうにかしておいたほうが良さそうだ。

う~ん。
とりあえず目に布っきれを被されている状態だから、姿は見えていないんだよな。

このまま『寝てた』って事にしちゃうか?
いや、この体制で寝るってのにも無理があるかもしれない。

お腹が鳴りだした瞬間に、何か話しかけてたらよかったのかもな。
そしたら誤摩化せてただろうよ。

いや、やっぱり笑ってあげてるのが一番良かったんだよ。
一か八かではあるが、でも一気にこのシャレた兄ちゃんと仲良くなれてたかもしれないのに。

なんて事をウジウジ考えていたら、洗髪終了。
お互いお腹の事は一切触れないまま、その場を後にしましたわ。
どうすれば良かったのかなぁ。

とりあえず次からは食事時に髪を切りに行くのは止めておく事にしよっと。