MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

おおいた演劇祭2日目

2010-11-28 | Weblog
今日も朝から、大分演劇祭の撮影へ。

撮影の仕事ってのは毎週のように行っているけど、劇団関係はちょっと気持ちが違う。
映像と舞台の差はあれど、シャインクラブと同じように大分県で創作活動をしている人達だからね。

あ、別に他の撮影を手抜きしているわけじゃないですよ。
それはどれも一緒。
でもやっぱり少なからず創作活動を応援したいという気持ちが入ってくるんだよね。

会場に着いて、カメラやマイクのチェックを済ませる。
そしてボクはカメラ片手に舞台裏へ。

昨日も本番前の舞台裏を撮影していたんだけど、今日も同じように撮影するんだよね。
みんながバタバタ忙しそうにしている中でボクの存在は邪魔だろうけど、でもこういうのは後で見たらいい記念になるはずだ。
だから嫌がられようと構わずに、楽屋や廊下で手当たり次第に色んな人を撮影。
初日を無事に終えた事もあってか、昨日よりは多少リラックスしているみなさん。
なので撮影もやりやすい。

カメラに慣れてくれたせいもあるのかな。
昨日よりも積極的にカメラに対してリアクションしてくれるんだよね。

今まであまり話した事のなかった劇団の方達も、いい反応をしてくれて交流出来たのも嬉しい。
昨日はテンパっていたI氏も、いつものように面白い姿を見せてくれた。

いいのが撮れましたよ。

そうして本番開始。
無事に終了。
お客さんの反応も良かったと思う。
いい公演でしたよ。

記念撮影や撤収作業なんかをして、全て終了。
その後はキャスト&スタッフがロビーに集り、軽く打ち上げが行われた。
ボクも小型カメラを持って参加。

一応ここも撮影しておこうと思ってね。
ジュースを飲んだりして打ち上がりつつ、軽くみんなの様子を撮っていく。

と…
最後の挨拶が始まった。
キャスト&スタッフが今回の公演の感想を一人一人話していくのよね。

当然それも撮っていったんだけど…
何しろ大人数。
予想以上に時間がかかるんだよね!

今日は朝から夜までず~っと撮影しっぱなし。
しかも三脚に固定して撮った本番以外は、舞台裏での手持ち撮影。
だもんで、打ち上げが始まる前から腕がキツかったのよ。

それがここにきてもう限界になってきた。
腕がプルプルなってくる。

しかし。
途中で止めるわけにはいかない。
何しろ全員が今回の舞台の関係者。
仕事量に差はあるとしても、みんな頑張った仲間なんだから差別してはいけない。

この人だけ撮って、この人だけ撮らないなんて事をしてみたら…
「何で俺だけ映してねぇんだよ!」
と、袋だたきにされてしまうかもしれないのだ。

三脚はもう片付けてしまったので、手持ちで撮り続けるしかない。
助手であるタツヤは用事で先に帰ったので代わる相手もいない。

しかし…
腕がつらい…
プルプルしながら撮影を続けていると…

目の前にあったのはK氏の頭。

ちっちゃいK氏。
ちょうどボクがカメラを構えているのと同じ高さだ。

これは!
この頭の上に置いて撮影して下さいと言わんばかりの完璧な位置だぞ!

置くか?
置いていいか?

いや、でもここで突然K氏の頭の上にカメラを置いたら、何らかの反応をさせてしまうだろう。
するとみんなが感動的なスピーチをしている中、雰囲気がぶち壊しになるだろう。

どうしよう。
ダメだろうな。
でもこれほどピッタリ位置の頭もなかなか無いぞ。
どうしよう。

と悩みつつ、結局最後までプルプルして撮り続けましたよ。
終わった時には、本番を撮り終わった時以上の達成感と脱力感だったね。
走った事ないけど、フルマラソンを走り終えた後とかはこんな気持ちなんだろうなぁ。

しばらく座ったまま身動きとれず、心の中で「サライ」を歌って自分を褒めましたよ。

でもまあ今回のイベントを通して、今までほとんど交流なかった人と話しが出来たりして良かった。
シャインクラブを含め、大分県内の創作活動がもっともっと盛り上がっていけばいいな。