MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

スーツ

2010-11-07 | Weblog
朝。
ワイシャツを着てズボンを履き、ネクタイを締める。

よし。
いざ撮影の仕事へ行くぞ!

と、ジャケットを着た。

ら…

ん?
何だか微妙な違和感。

確証は無いんだけど、何となくこのジャケットがおかしい。
手触りが違う気がする。

でもそんなわけがないよ。
ボクの家のボクのハンガーにかかっているボクのスーツだもん。
気のせいに決まっている。

そのまま気にせず着てみた…
けど…
手がちょっと短いぞ。
そして、ジャケットとズボンの色が合ってないぞ。

気のせいなんかじゃない!
これ、明らかにボクのジャケットじゃないわ!

どういう事だ?

考えられる事はただ一つ。
前回、一緒に撮影の仕事へ行った人のと間違ってしまったのだ。

先週一緒に撮影の仕事に行ったのは…

タツヤか!

そういえば、その時の帰り道

「なんかジャケットの色が違う気がするなぁ」

って言ってたわ。

でもボクは「そんなわけないじゃん」と返しちゃってたな。
いや、ボクは撤収作業で暑かったからジャケットは持って出たからさ。

もちろんその時気付かなかったボクも悪いけど、実際に着ていて、しかも色が違うと思っていてそのままにするかねぇ。
ったく…

しかしもう今からタツヤのとこに取り替えに行く時間はない。
けど、撮影に使えそうなスーツって今は他に無い。

仕方がない。
礼服を着ていくしかないな。
黒いスーツってこれしか残ってないんだもん。

タンスから取り出して慌てて着替え、慌てて出発しましたよ。

けど、撮影の仕事に礼服なんか着ていって笑われないだろうか。
ボクは礼服と普通のスーツの違いってのが分からないんだけど、分かる人が見ればすぐに気付く違いがあるのかもしれない。

『あいつ礼服着てら!冠婚葬祭でもないのに礼服着てら!アハハ!」

なんて笑われるかもしれないぞ。

それなら上下の色がちょっと違い、そして腕がちょっと短いスーツのほうが良かったのではないか。
なんて悩みつつも、撮影は無事に終了。

スタッフ&お客さんに知り合いが多いイベントだったけど、誰にも指摘されなかったからセーフだったかな。
気を使って言われなかっただけかもしれないけど、まあいいわ。

帰りに数人でマックに寄り、そして帰宅した。

ら!

愚妻が駆けつけてきて、「今日、このスーツ履いていかなくて正解だった」と言うではないか。

何で?

と言うボクに、スーツのズボンを差し出してくる。

お!

お!!

お!!!

お尻のとこがぁ~!!!!



思いっきり破けとるぞ~!!

ちょっとやそっとの破れかたではない。
完全無欠のバリバリに破れているのだ!

うわぁ!
これはヒド過ぎる。

いつの間に破れたのか…
ここまで破れていたら、ビリビリビリって爆音がしたはずなんだけど、その記憶がないぞ。
少なくとも今朝ではないだろう。

じゃあ前回の撮影の時に破れていたのか?
セッティングか撤収の時にしゃがむ事が多いから、そこで破れた可能性は高い。

いや、さすがにこんなに破れたのを履いたら自分でも気付くでしょ。

と思ったが

「でも朝、普通にそのズボン履いてたじゃん」

と愚妻。

うん。
確かにその通りだ。
わざわざお尻が破れているかをチェックなんかしないもんね。
履いている間も、破れていたって分からない。

だとすると、いつから破れていたのかも不明になってくる。
クリーニングに出したのが一ヶ月前だから、それ以降ではあるのは間違いないけどね。

せめて前回の撤収時であってほしいけど、前回どころか数回前のセッティングの時かもしれないな。
お尻丸出しのまま、その後数回の撮影をしていたのかもしれない。
恥ずかしい~!!

まあ前回までの時の事はいいや。
今さらどうにもならないので忘れてしまおう。

とりあえず今日の事に関して言えば、タツヤが間違っててくれて助かったよ。
ありがとう!タツヤ!