MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

おおいた演劇祭

2010-11-27 | Weblog
朝から、おおいた演劇祭の撮影へ。

大分県内の劇団関係者があちこちから集り、今日と明日は合同公演をするんだよね。
大分の演劇界ではなかなか見る事のない大規模なイベントだ。

タツヤとともに会場入りしてカメラの準備。
そしてボクは本番までの間、記録用として舞台裏も撮影していく。
楽屋での様子とか舞台装置の設置風景とね。

シャインクラブは大分では映像製作のみの活動なので、我々は劇団関係者ではない。
それでも劇団関係者とは多少繋がりもあったりするんで、知ってる人も多い。

特に旗揚げ公演から撮影に参加している団体のメンバーは、かなり良く知っている。
今回はスタッフとして参加しているF氏やI氏の姿を発見したので、カメラを持って近づいていくと…

うっ!

とても今日は気軽に話しかけれるような雰囲気じゃないぞ!
ピリピリした緊張感が伝わってくる。

特にI氏。

恐い。

笑顔も無く、死んだ魚のような目でボクをチラリと一瞥したかと思えば、再び作業を続けるではないか。

え~!
こんなのI氏じゃないよぉ。

だって、いつもなら楽屋を盛り上げている人なんだよ。
舞台裏を撮影した時は、彼女にカメラを向けると必ず何かをしてくれる。
ある時には突然「エア結婚式」を披露したり
ある時には突然「合コン必勝法」を語ってくれたりしている。
今から本番だってのを感じさせないほどリラックスした雰囲気でカメラにアピールしてくれるのだ。
こういう人がいると、撮るほうも助かるんだよね。
撮るものが無かったり、相手をしてくれる人がいなかったりしても、I氏にカメラを向ければいいんだからさ。
困った時のI氏といった感じだ。

しかし。
今回I氏はスタッフという立場。
しかも、かなり小道具が多い芝居の中での小道具係。
そして自分たちの劇団ではなく、合同公演という重圧。
周りには初めて会う人もたくさんいる。

それらが合わさって、テンパり方が半端じゃないんだよね。

いつもカメラを向けたら、必死でアピールしてくんのに…。
今日はカメラ無視!
それどころか、険しい顔のままで小道具を持ってあっちこっちバタバタしておりましたわ。

こりゃ困った。
とてもじゃないが「エア結婚式」をやってくれそうにないな。

ま、別に舞台裏の撮影で「エア結婚式」なんて必要ないからいいんだけどね。
でも他の人は忙しそうなので、、メリハリをつけるためにそういう人も必要だ。

その代わりに、今回は子供が数人出る舞台だったので、子供達がたっぷりアピールしてくれましたわ。
子供ってのは恐いもの知らずだよ。
本番で大人達がピリピリしたり緊張したりしている中、ヒャ~ヒャ~と遊び回ってんだもん。

夜になり、いよいよ本番開始。
タツヤとともに撮影し、無事に終了。
芝居のほうも無事に終了。
2本の芝居をやったんだけど、どちらも面白かった。

いいイベントに参加出来て良かったですわ。
終わった後に会場で財布拾えたしね。
機材の置き忘れがないかイスの下をチェックしていたら偶然見つけたのよ。

あ、もちろんちゃんと届けましたよ。
当然です。
人として当たり前の事です。
決して、それが高校生の財布で中身が小銭しか入っていなかったから届けたのではないですよ。
タツヤが一緒に見ていたからって届けたわけではないですよ。

ホントホント。