幸福の木

息子が観葉植物をなぎ倒した。
垂れ下がっている葉っぱを口に入れようとしての事らしい。

う～ん。
困ったもんだ。

「小さい子は目が離せない」

と言うけど、今がまさにその時期なんだろうな。
最近は床に落ちている物や各種コードなんかを口に入れようと企みつつ、常に這い回っている。

う～ん。
どうしたものか。

少し目を離しただけでこんな感じだから、もっと長時間目を離したら何をされるか分からない。

気付いたら台所で勝手に料理でもしているかもしれない。
勝手にインターネットに接続し、ネットショッピングでベビーベッドでも買っているかもしれない。

う～ん。
困ったもんだ。

いっその事、息子にＣＣＤカメラを取り付けられないものかねぇ。
バラエティでジェットコースターに乗る時に、頭につけて自分の顔を撮るタイプのやつ。
それをボクの携帯なんかで見れるようにすれば、息子の行動も丸分かりだ。

いや。
そんなのすぐに自分で外しちゃうか。
そしてＣＣＤカメラもヨダレまみれになっちゃうか。

まだハイハイがメインだからいいようなものの、もっと大きくなったら大変だろうなぁ。
テーブルの上の物も、何でも口に入れるようになってしまう。
高校生くらいになったらどんなとこでも手が届くので、家中がヨダレまみれになりそうだ。

もう、家中に息子が嫌がりそうなものを塗りたくるしかないな。

ボクの息子だけに、トマト嫌いなボクの遺伝子も受け継いでいるに違いない。
じゃあトマトジュースを塗りたくってみるか。

いやまて。
愚妻に似てトマト好きだったら逆に大変だ。
今以上に喜んで、あらゆるものを口に入れる事になっちゃう。

う～ん。
どうしたものかなぁ。