真冬に戻ったかのような、冷たい雨の一日になりました。
お釈迦様の誕生日に合わせて、玉澤妙法華寺で三島市の指定文化財見学が出来ることを知り、行って来ました。
地元の有名なお寺だという表面だけ知っていて、これまで中身はほとんど知らずに来てしまいました。
雨に濡れるモクレンと山つつじ、どうして一緒に咲いているんだろう?
日蓮大上人の一番弟子という日昭上人が、700年前鎌倉に建てたのが最初で、350年前に今の場所に移転したそうです。
その時に尽力したのが、家康公の側室お万の方や太田道灌公の子孫、全国の末寺並びに徳川幕府でした。
当時の広さは莫大な面積だったのですが、それらは大火で焼失してしまい、
現在の伽藍は百数十年前、四十一世日桓上人の再建によるものが多いのだそうです。
今日は住職のお話の後、副住職の説明を聞きながら、日蓮大菩薩が中心の三尊像や、曼荼羅、仁王像、
その他本堂内の見学をさせて頂き、実に有意義な時間を過ごせました。
お万の方が水戸光圀公の祖母だということや、本堂の仁王像とヒキガエルの木像の話や、
あの山ザクラの横で4月7日に慰霊祭を行うことになったのは、戦艦大和が撃沈された日だったからだとか、
へぇー、そうなんだ、あららぁ、おもしろーい!
またまた遅ればせながらですが、近くにあるものの素晴らしさを知ることができて、いい一日でした。