ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

Apple TV買って思ったこと

2011年01月18日 | 雑記
ちょっと前に、Google TVもApple TVも大して売れないんじゃないか、というようなことを書いたけど、使いもしないで批評するのもなんだかな、ということでApple TVを購入した。本当を言えば、私は多少はApple信者なのだ。

だがしかし、使ってみて思うにやはりこの商品は決して「ご家庭に一台」というようなものではない。
大画面の液晶TVは家族の共用品であり、そこにいる家人の公約数的な放送番組をなんとなく映しているような見方が普通であり、iTunesの音楽を聴いたり、Youtubeの映像を見たりという使い方は全然なじまない。

これは単身者用のものだと思う。とした場合、はたして大画面TVでそれをするのか。
PCで十分なのではないか、とも思う。

AppleTV自体には結構満足しているけど、一人でいる時しか使えない。

TVはlean back (もたれかかり)メディアで、PCはlean forward(かがみこみ)メディアと言われている。
SonyはGoogleTVがTVをlean forwardにするのだ、と言っているらしいが、これもあくまで一人でみているときのことだろう。
家族でリビングのTVをかがみこんで(検索したりブラウズしたりして)見るなんてあり得ない。
一人ならばPCでいい。目の前の17インチと3m先の40インチは同じ大きさだ。

もうひとつ。
映画をiTunes Storeからレンタルしてみた。AppleTVに限らず、映画レンタルのネットサービスはどう考えてもレンタルビデオショップを駆逐するだろう。コタツから出ないで映画を借りることができるのだ。
ところが、我が家は大して速くないADSL。映画レンタルは厳しいのではと心配したが、実際にはまるで問題なく、半分ほどみた時点でDLが完了していた。

光が必要という人は多いが、普通の家庭におけるネット利用でそこまでの速度はいらないのではないか。