たまにはクルマの話をしよう。
昨日ブルーバードシルフィーが発表された。明確に、40歳以上の女性をターゲットにしている。
トヨタのベルタも、クラスは違うが、同じく明確に女性をターゲットにしている。
女性向の商品があっても良いじゃないか、だったら専用に開発してみよう、というコンセプトで成功している商品は多い。
だったらクルマも、と考えるのは自然である。
今までも女性仕様車は各社が出しているし、軽乗用車はそもそも女性専用車だ、ともいえる。しかし、5ナンバーで最初から女性向けと銘打って出てきたのは(マーチなどを除けば)シルフィーやベルタが最初ということになる。
ターゲットを絞り、そこに集中して商品を作りこむことは、マーケティングの基本だ。そういう意味では正しいアプローチのように見える。
しかし、これが本当にうまくいくのか、と言うことについて大きな疑問がある。その理由はクルマと言う商品の特殊性だ。
おそらく、シルフィーにしてもベルタにしても「女性用」というレッテルが貼られることになる。「女性用」のクルマを男が運転するのは、結構抵抗があるはずだ。
そして、このクラスのクルマが本当に奥さん専用で旦那は決して運転しないということはないだろう。
自分で運転するのが恥ずかしいクルマを奥さんに買うだろうか?
そして、実はそれ以上に女性専用車が陥ってしまう深刻な罠がある。
女性ドライバーの方は以下を読んでも気を悪くしないでほしい。あくまで一般論だ。
女性専用車は当然女性に売れ、運転するのは主に女性である。
そのクルマは、全員とは言わないが、車線変更が下手、発進加速が遅いといういわゆる「女の運転」で道を走ることが他の車種よりは多くなる。
つまり、女性仕様車のレッテル=邪魔なクルマのレッテルになる恐れがあるのだ。そして、これはクルマの価値を下げる。
クルマ好きには売れない、そんなことは気にしない人には売れる、ということになる。
それだけではない。女性がクルマを購入する場合、たいていの場合は親しい男性に相談する。若い男性やクルマ好きの男性の場合、そうした「邪魔なクルマ」を勧める事はないだろう。
結果として、ある程度年齢の高い女性しか女性専用車を買うことがなくなり、「邪魔な車度」はさらに加速していく。
クルマという商品に「女性専用」と謳うのは、とてもリスクが高いのだ。
昨日ブルーバードシルフィーが発表された。明確に、40歳以上の女性をターゲットにしている。
トヨタのベルタも、クラスは違うが、同じく明確に女性をターゲットにしている。
女性向の商品があっても良いじゃないか、だったら専用に開発してみよう、というコンセプトで成功している商品は多い。
だったらクルマも、と考えるのは自然である。
今までも女性仕様車は各社が出しているし、軽乗用車はそもそも女性専用車だ、ともいえる。しかし、5ナンバーで最初から女性向けと銘打って出てきたのは(マーチなどを除けば)シルフィーやベルタが最初ということになる。
ターゲットを絞り、そこに集中して商品を作りこむことは、マーケティングの基本だ。そういう意味では正しいアプローチのように見える。
しかし、これが本当にうまくいくのか、と言うことについて大きな疑問がある。その理由はクルマと言う商品の特殊性だ。
おそらく、シルフィーにしてもベルタにしても「女性用」というレッテルが貼られることになる。「女性用」のクルマを男が運転するのは、結構抵抗があるはずだ。
そして、このクラスのクルマが本当に奥さん専用で旦那は決して運転しないということはないだろう。
自分で運転するのが恥ずかしいクルマを奥さんに買うだろうか?
そして、実はそれ以上に女性専用車が陥ってしまう深刻な罠がある。
女性ドライバーの方は以下を読んでも気を悪くしないでほしい。あくまで一般論だ。
女性専用車は当然女性に売れ、運転するのは主に女性である。
そのクルマは、全員とは言わないが、車線変更が下手、発進加速が遅いといういわゆる「女の運転」で道を走ることが他の車種よりは多くなる。
つまり、女性仕様車のレッテル=邪魔なクルマのレッテルになる恐れがあるのだ。そして、これはクルマの価値を下げる。
クルマ好きには売れない、そんなことは気にしない人には売れる、ということになる。
それだけではない。女性がクルマを購入する場合、たいていの場合は親しい男性に相談する。若い男性やクルマ好きの男性の場合、そうした「邪魔なクルマ」を勧める事はないだろう。
結果として、ある程度年齢の高い女性しか女性専用車を買うことがなくなり、「邪魔な車度」はさらに加速していく。
クルマという商品に「女性専用」と謳うのは、とてもリスクが高いのだ。