ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

オーストラリアで思ったこと

2005年09月19日 | ITS
昨日、オーストラリアから帰ってきた。

市街地では、制限速度が極めて厳しく守られている。
スピードガン式の取り締まりが頻繁に行われ、簡単に免許停止になるという事情かららしい。
オーストラリア仕様の車の常識なのかどうかは判らないが、私が乗せてもらった車には速度超過警告ブザーがついていた。
もちろん、路車間通信があるわけではなく、ユーザーが速度を設定しなければならない。

路車間通信で実際の制限速度がインパネに表示され、警告がでるようにすることは容易だ。そして、この機能は路車間通信のアプリケーションとしてはとても意味があると思う。

果たして我が国ではどれほどのドライバーが、現在走行中の道路の制限速度を把握しているか?「流れにのっていれば捕まらないだろう」という曖昧な判断基準で運転しているケースが多いのではないか。

そもそも、都内全面駐車禁止や、片側3車線で制限40kmなどという、元々守れないような規則を平気で作り、誰も守らず、社会も実態としてそれを容認し、しかし運が悪いと捕まるという我が国のやり方には大いに疑問がある。

駐車に関して言えば、路上パーキングメーターが十分に存在し、かつ違反者はたちまち捕まるというのが本来の姿だと思う。

制限速度にしても、常識的な速度まで緩和し、違反者は高い確率で検挙されるというのが通常の姿だろう。

ETCマイレージ キャンペーン延長

2005年09月19日 | ITS
道路公団はETCのマイレージサービスのポイント2倍キャンペーンを、従来の「民営化まで」から「来年3月末まで」に延長する

マイレージに登録していると、こうしたニュースはメールで連絡があるのかと思っていたが、今のところ何もない。(まあ、16日発表で、その後休日ではあるが)
余程関連ニュースサイトなどをチェックしているユーザーでないと気がつかないだろう。

それ以前の問題として、ETCマイレージ自体、知らない人の方が多いのではないか。

大体、マイレージの関連ページに行き着くのも難しいし、(GoogleでETCとマイレ『ッ』ジで検索したら、このブログが2番目にヒットしてしまった)、さらにこのマイレージの個人ページにログインするためには、絶対に覚えることが出来ない12桁数字のIDのインプットが必要、かつパスワードも数字のみ6-8桁とあまり一般的でなく、結局ログインするたびにメモを開かなくてはならない。

なんというか、「ユーザーフレンドリー」とか「顧客満足」いう言葉をどこかにおき忘れている世界だ。

延長の理由は、おそらく各種のキャンペーンが予定通り進まないためだと思う。
5000ポイント付与にしても、リース支援にしても計画に届いていない。
PR不足とか、施策の設計自体とかに問題があると私は思うのだが、どうやら根本的見直しという考え方は存在しないようだ。