ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

自動車におけるブルートゥース利用が今後拡大

2005年08月02日 | ITS
レスポンスによれば、自動車へのブルートゥース利用はここ2-5年で普及拡大するとのこと。英国の民間調査会社の報告だ。

その要因はブルートゥース用チップの価格下落と、それに伴う携帯電話への装備拡大。2007年までに50%の携帯に搭載され、それに対応するように車両のオーディオがブルートゥースを装備すると見ている。

しかし、それは欧米の話。我が国ではどうか。

とても2007年に携帯の50%に搭載されるとは思えない。
ブルートゥースハンズフリーは昨年末から市場投入されているが、あまり市場は活性化していないし、携帯キャリア各社もブルートゥース搭載に積極的とは思えない。

まったくチキンエッグ状態なのだが、要は我が国はその道路事情から、欧米に比べハンズフリーに対する必要性が低い、ということだろう。これは市場ニーズの問題だから仕方がない。

一方で、PCとのワイヤレス接続など、まだまだ携帯にブルートゥースというニーズはありそうに見えるのだが、モバイル接続の主流はPHSかホットスポットであり、今のデータ通信料では携帯の出る幕は当面無いのかもしれない。