goo blog サービス終了のお知らせ 

ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

カーナビの生産

2011年04月10日 | 雑記
東日本大震災で車載用ICの大手ルネサスが打撃をうけたが、これによりほとんどのカーナビメーカーに影響が出ている。特に最新のチップは海外製では代替がきかないらしい。

カーメーカーのライン品、ディーラー純正品、市販品全てに影響がでる。
今は在庫品を販売したり在庫部品で生産しているが、最悪の場合6月くらいからカーナビゲーションが市場から姿を消す可能性もあるという。

今のカーナビはオーディオと一体式なので、ナビがなければラジオも聞けない。
秋口には回復するだろうが、新車を買って3ヶ月もインパネに穴をあけたままラジオも無しで乗るというのはちょっと考えられないので、これはなかなか厄介なことになるだろう。

通信と電力

2011年04月02日 | 雑記
原発の是非とか、節電とか、電気に関する議論があちこちでおきている。
温暖化などの環境問題を別にしたとしても、化石燃料が有限である以上はそれに頼らない電気化が今後の規定路線であることは間違いない。

電気はクリーンなエネルギーだ、というイメージがすっかり定着している。たしかに自然発電に関する限りはそうだろうし、原発だって少なくともそれが安全であるうちはクリーンだった。
しかし、この辺の事情がここで変わってきている。

一方で、放送から通信へという流れを既定路線だという人が多い。
しかし、これはサーバーなどへの電気需要を大きく押し上げることになる。
今の勢いで通信需要が拡大すると2025年にはIT関連機器に電力消費は全体の20%に達するという総務省レポートがあったが、これは仮に原発事故がなかったとしても発電施設の拡充が必要な数字だ。
それを受け、ITによる省エネとか省電力サーバーなどの推進が言われていた。

でも、ここで考えたいのは、本当に今以上に通信トラフィックを増大させる必要があるのか、ということ。
日本中の家庭のテレビがHD画像をダウンロードして好きなコンテンツを楽しむとしたら、それはとんでもない通信トラフィックになる。そこまでする必要が本当にあるのだろうか?

さらにいえば、ITSの「車車間通信」。全ての車に通信装置を搭載し、車同士が通信でやり取りすることで事故を防止するという考え方だが、これだって相当な通信トラフックとそれを処理するサーバーが必要だろう。専門家ではないのでどの程度の電力消費かはわからないけど、レーダ技術や伝統的な信号機・路側表示の改善のほうが事故防止という意味でははるかに現実的だ。
車車間では歩行者との事故は防げないし、国民全てに通信機を埋め込むことは出来ない。
で、我が国の交通事故の特徴でもあるが、歩行者+自転車の死亡者は交通事故死者の過半をしめるのだ。

通信で実現出来ることは限りなくある。
でも、それが今よりどれだけ便利・安全になるかということと、それによるインフラ負担の得失がきちんと評価されていない様に思う。

製造業への影響

2011年03月23日 | 雑記
言うまでもない事だが、商品は部品や材料が一つでもないと作れない。様々な製造業で在庫だけで操業している状態で、来週位からさらに多くの分野でライン停止が出てくるんじゃないか、と思う。
工場は無事でもその下の外注先がダメなら作れないし、地震の影響がなかったとしても計画停電で作れない物ってのが結構ある。加熱炉に一定時間入れなきゃいけないとかね。
既に代替品を探しに走っていると思うけど、信頼性確認をせずに使うわけにはいかない。

という事で、来週あたりからかなり深刻な状況になる可能性が高い。

アエラとポスト

2011年03月20日 | 雑記
「放射能がくる」という表紙の今週号のアエラがボコボコになっている。
同誌のWEBページはアクセス集中でサーバーダウンなのか、意図的に封鎖しているのか、繋がらない。
目次からして「原発が爆発した」「放射能が東京にくる」「最悪ならチェルノブイリ」
私は、こうして煽ることで売上を得ようとしているというよりも原発アレルギーな人が編集に関わっているように感じる。
アエラに「東京が危ない」という何らかの確信があって都民を避難させたいのならわかるが、そうでないのならここまで不安を煽る必要はないだろう。

一方で、週刊ポストへは賞賛が集まっている。
かなりナショナリズムを刺激するようなビジュアルだけど、少なくとも今私たちは敵国と戦っているわけではない。
こうして信じてやっていくしかないし、これが非常事態の際のマスコミの役割だろう。

ただ、それにしてもソーシャルメディアの反応が圧倒的にアエラ批判、ポスト賞賛というのはちょっと気持ち悪いし、一日であっという間にボコボコに叩かれて、アエラが公式ツイートで謝罪するという流れもなんだかちょいと怖い。

所有価値と使用価値

2011年03月06日 | 雑記
ブルーレイディスクの2010年度の販売はわずか1億枚。これはCDやDVDの販売枚数から見れば、極めて小さい数字だ。

実際、すでにブルーレイディスクは記憶媒体としては「負け」が決まったかのように言われている。
レコーダーやPCに付いてくるDVDプレーヤーの多くはブルーレイ対応。すでにこれだけ対応する機器が市場に出ているのにもかかわらず、なぜ不振に終わってしまうのか?

一番大きな理由はHDD、メモリー、クラウドストレージとの競合だろうが、もう一つ見逃せないのは映画や番組を保存するというニーズが希薄になってきている、ということだ。

所有するメリットは、その財に財産価値があれば貯蓄・投資となることやその財に記号的な何かがあれば、所有していることを対外的に示すことでの満足感を得られる、というのがある。

当然映画のコレクションに財産価値はないし、記号的な何かもない。
そもそも「記号的」な所有価値自体が希薄になってきている。ベンツを所有することで、優れた商品を持っているという自己満足感は依然としてあるが、「周囲の羨望を得られる」などという価値はもはや存在しない。

もっとも実際的な「所有」のメリットは「使いたい時になんの制約もなくすぐ使える」というだろう。

かつては、気に入った音楽を好きな時に聞くためにはレコードやテープ、映画はビデオテープが普及するまでは名画座での上演を待つしかなかった。
クラシックやJAZZファンなら、LPレコードを何百枚も持っているのは普通の事だったし、セルビデオや製品版のDVDが出始めたころはそれを蒐集するひとも多かった。

しかし、今や音楽や画像のネット配信で「観たい時に観る」ニーズは充足される。所有になんの意味もない。

そしてもう一つ、消費者がはっきりと気がついたことは、どんな名画であっても「何回も観る」ことなんてそうない、ということ。私もいくつかDVDの製品版タイトルを持っているが、繰り返し見ることなんてない。

テレビ番組だってそうだ。保存する意味のある番組なんてさほどない。

光学ディスクは、大容量ストレージメディアとしてはHDDに負け、可搬ストレージメディアとしてはUSBスティックやクラウドストレージに負け、製品版の流通形態でもネット配信に負けることになる。

光学ディスクの話はここまで。

車もこの道をたどる可能性がある。
ベンツやBMW、もしくはさらに趣味的な車を所有する満足は今後もあるだろうが、一般的な消費者にとっては車はモビリティの手段でしかない。

「使いたい時になんの制約もなくすぐ使える」車があれば、所有に意味はなくなる。
TIMESが始めたカーシェアは、都内であればたいてい徒歩圏内に車があり、ネットによる簡単な予約で15分200円で使える。まだ認知度が高くないようだが、これは首都圏の消費者にとってのパラダイムシフトとなる可能性がある。
それに伴い、ユーザーは車を買わない、いじらない、メンテナンスしないわけだから、伝統的なカーディーラーやアフターマーケットという業態は劇的な変化を強いられるだろう。

相撲の品格

2011年02月06日 | 雑記
相撲ってのは私が子供だった40年くらい前でも「年寄りが好きなもの」というイメージがあり、それが廃れずにいつまでも続いている事自体不思議だと思っていた。私自身は1ミリも興味がないし、私の世代の知人で相撲が好きな人間はいない。

いつの時代でも年寄りが好む=年寄りになると好きになるということなのだろうが、私がこれから先相撲に興味をもつようになるとは思えない。勝ったあとのガッツポーズは「品格がない」というような、なんだか面倒くさい伝統みないなものがどうしても性に合わない。
団塊世代の下ぐらいからファンは激減するんじゃないかと思うが、どうなんだろう。

ヤバい経済学」に指摘されるまでもなく、7勝7敗で千秋楽を迎えた力士はたいてい勝つ、という話は随分昔から言われていたし、「ガチンコ」という言葉が存在する事自体、すでに八百長を認めているようなものだ。「星の貸し借り」という言い回しも実存する言葉なんだろう。
おそらくは、こうした状況で手心を加えることは暗黙のルールとして存在しており、これが不正であるという認識が欠落しているんじゃないかと思う。閉鎖的組織におけるコンプライアンスハザードの典型的な例。

しかし、そんなこと好きな人も興味のない人もみんな薄々分かっていたんじゃないの?少なくとも私は相撲はそんなものだと思っていたし、だから興味がなかった。

今回の事件、みなさん本当に建前抜きで「残念」とか言っているのかね。

関与を認めた3名を除名したら、今後関与が発覚した力士(という言い方が正しいのかも知らないけど)は皆やめなければない。
そして誰もいなくなった、ってことにならなければいいけど。

食料品の軽減税率は支持されない?

2011年02月05日 | 雑記
NEWSWEEK 日本版のBLOGで、在米作家・ジャーナリストの冷泉彰彦氏が「食料品の軽減税率が支持されない理由と、その原因とは? 」という題で記事を書いているが、どうもピンとこない。

日本では食料品の軽減税率は消極的な意見が多い、その理由は「現代の日本では家族があってスーパーで肉や野菜を買ってきて自分たちで調理して食べる」ようなライフスタイルは基本的に贅沢であり、庶民は「僅かな移動時間にコンビニの調理パンをかじる」とか「値下げが嬉しくて牛丼ばかり食べている」ので、外食や調理済み食品には課税して、食材には課税しないというのは「不公平」だという議論が一般的になっている、というのが趣旨だ。

ここでは「家で調理するほうが贅沢」という感覚が一般的であることを前提に議論がされているが、紀伊国屋で「調教されたレタス」を買う村上春樹はともかく、スーパーで食材を買う人々がみなリッチ層だとはとても思えず、ましてその認識が日本で一般的になっているとまでは言えないだろう。

調理済み食品やファストフードのほうがあきらかに経済的なのは生鮮品の使い残しに無駄がでる単身者であり、4人前程度を家庭で作ればほとんどの場合、内食の方が安く上がる。
たとえ牛丼でも、輸入牛なら4人分を食材費1000円以内でまかなえるだろう。

それに加え、食べてもらえるという喜びがないので単身者が調理よりも調理済みや外食を選択することは自明のことだ。
また、共稼世帯は時間的な理由から調理済み食品に頼らざる得ないことが多い。

単に「単身世帯や共稼世帯は外食や調理済み食品への課税には反対するだろう」ということで、それは何ら不思議ではない。そして、単身世帯や共稼世帯は増加しているし、これからも増加する。それだけのことだと思う。

むしろ消費税論議で私が感じるのは、海外における消費税の実態を庶民はあまり知らない、ということだ。
5%という税率が異例に低く、欧州では20%に近い税率が採用されていることを正しく知る人は少なく、ましてや食材への免税や軽減について詳しく知る人はほとんどいないと思う。

少年非行、減少しているのに「実感なし」なのはなぜか

2011年01月30日 | 雑記
この記事がとても気になった。
内閣府の調査では、少年非行が「増えている」と感じている人が75・6%に上るという。全国成人3000人の面談調査というから、調査対象におかしなバイアスはかかっていない。

私の実感としては、非行少年は激減している。
いわゆる不良といういでたちの若者もみなくなったし、電車内で横暴な態度をとる若者もずいぶん減ったと思う。
記事にあるとおり、実際に05年から09年で少年の刑法犯の摘発者数は3割近く減少している。

この調査でとても気なったのは、過半数の人が「最近自分の周辺では少年非行を見なくなった」と回答しているにもかかわらず、75%が「増えている」と回答したことだ。
ステレオタイプに少年非行を報道するメディアの責任であることは間違いない。
すでに10年前から若者は車離れし暴走族は天然記念物のような存在になったが、未だに「初日の出暴走」の取り締まりをしたりそれを報道したりしている。

これだけインターネットで「その先」の情報が手に入るようになったにもかかわらず、また、自分の目では違うことが見えているにもかかわらず、依然として大衆はメディアを信じてしまうというところに驚きと怖さがあった。

これを報道するメディアはそのあたりに自覚を持ってほしいのだが、
読売の見出しは  非行要因「ネット・携帯で出会い簡単」
毎日の見出しは  問題なのは「いじめ」
と、むしろさらに何からのステレオタイプなバイアスをかけた書き方になっている。

ネット・携帯が非行を増長し、憂うべき非行はいじめ。
非常にわかりやすく大衆受けする見出しだが、そんな単純なもんではない。

3Dテレビの錯覚

2011年01月25日 | 雑記
前にも書いたけど、3Dテレビはもしかしたら業界全体を巻き込んだ壮大な勘違いなのかもしれない。

・2009年のラスベガスCESショーは3Dテレビが話題に。
・アバターが大ヒット。
・韓国サムソンが先行、負けっぱなしの日本メーカーは焦る。
・2010年のCESは3Dテレビ一色。アメリカ人は大騒ぎ。

ということで、3Dテレビのヒットは鉄板、と業界誰もが信じた。

しかし、3D映画なんてのは昔から周期的に話題になるのだ。ディスニーランドでもキャプテンEOだっけ?あれだって結構インパクトがあった。
でも、結局は「何回か見ると飽きちゃって、しばらくするとまた出てくる」というような類のものだろう。
実際、アバターの後はアリスインワンダーランド位しか3Dで話題になった映画はない。

そんな程度のものだから、家庭のテレビに必要なものではない。

3Dテレビの不調理由を開設解説するWEB記事は多い。
しかし、「メガネがいるから」「普通の液晶TVが安くなりすぎ」「ソフトがないから」「技術的に云々」
という論調が多く、これらは私から見れば全部的を外している。
はっきりいって「実はそんなに需要がない」という理由が一番大きいと思う。

ペニオクを宣伝する芸能人たち

2011年01月24日 | 雑記
最近になってやっと一般のメディアでも問題点が指摘され始めたペニーオークションたが、複数の芸能人が「ラッキー、激安で落札できちゃった」的なブログ記事を書いている。

熊田曜子
http://ameblo.jp/kuma45blo/entry-10745416913.html
わくわくオークション

東原亜希
http://ameblo.jp/higashihara-aki/entry-10750524990.html
オークションライフ

松金よう子
http://ameblo.jp/yokomatsugane/entry-10737775489.html
わくわくオークション

小森純
http://ameblo.jp/komori-jun/entry-10760152266.html
ギャルオークション

ほしのあき
http://ameblo.jp/hoshino--aki/entry-10748956692.html(なぜか削除済み)
ワールドオークション

さて。

上の5つに共通することはなんでしょう?

全てアメブロ。
そして、オークションは全て同一会社の運営だそうです。

光iフレームってなんだよ

2011年01月22日 | 雑記
NTTがフレッツ光契約者向けに光iフレームってもんの宣伝をしている。
wifiでネット接続ができる7インチのダブレット端末で、売りは誰でも簡単に使えそうな「フレッツマーケット」というポータルのような仕組みらしい。

そもそも光を引いている家庭って、基本バリバリPCを使うような家じゃないの?
こんな情弱者用みたいなサービスと光を組み合わせて需要があるのだろうか?
そもそもこのタブレット端末を使うのに光の速度は全く必要ないと思うが、これは光限定のサービスらしい。

要するに、「うちはパソコン使わないから結構です」という家にも、こいつを使って光を売り込もうってことかな?

年寄りだましみたいなことだけはやめてほしい。




Apple TV買って思ったこと

2011年01月18日 | 雑記
ちょっと前に、Google TVもApple TVも大して売れないんじゃないか、というようなことを書いたけど、使いもしないで批評するのもなんだかな、ということでApple TVを購入した。本当を言えば、私は多少はApple信者なのだ。

だがしかし、使ってみて思うにやはりこの商品は決して「ご家庭に一台」というようなものではない。
大画面の液晶TVは家族の共用品であり、そこにいる家人の公約数的な放送番組をなんとなく映しているような見方が普通であり、iTunesの音楽を聴いたり、Youtubeの映像を見たりという使い方は全然なじまない。

これは単身者用のものだと思う。とした場合、はたして大画面TVでそれをするのか。
PCで十分なのではないか、とも思う。

AppleTV自体には結構満足しているけど、一人でいる時しか使えない。

TVはlean back (もたれかかり)メディアで、PCはlean forward(かがみこみ)メディアと言われている。
SonyはGoogleTVがTVをlean forwardにするのだ、と言っているらしいが、これもあくまで一人でみているときのことだろう。
家族でリビングのTVをかがみこんで(検索したりブラウズしたりして)見るなんてあり得ない。
一人ならばPCでいい。目の前の17インチと3m先の40インチは同じ大きさだ。

もうひとつ。
映画をiTunes Storeからレンタルしてみた。AppleTVに限らず、映画レンタルのネットサービスはどう考えてもレンタルビデオショップを駆逐するだろう。コタツから出ないで映画を借りることができるのだ。
ところが、我が家は大して速くないADSL。映画レンタルは厳しいのではと心配したが、実際にはまるで問題なく、半分ほどみた時点でDLが完了していた。

光が必要という人は多いが、普通の家庭におけるネット利用でそこまでの速度はいらないのではないか。

代替を「だいがえ」と読む業種

2011年01月08日 | 雑記
重複を「じゅうふく」、相殺を「そうさつ」とかいう人にはあまり好感を持てないが、かくいう私は「代替」を基本的に「だいがえ」だと思っていた。
Tweetで指摘頂いて調べてびっくり。これは誤用、もしくは慣用読みらしい。

自動車業界では(新規購入や増車に対して)車を買換えることを代替と書いて「だいがえ」とよむ。
だから、それが代替という語の読み方全体に影響している。

代替案は「だいがえあん」というが、正しい「だいたいあん」も使われる。しかし買換えの意味で使う代替を「だいたい」とは決して言わない。
私がこの業界に入った時にはそう呼ばれていたから、かなり昔からこの慣用読みは行われていたと思われ、決して「最近の風潮」ではない。

それ以外でもいろいろ検索をしたところ、カメラ屋さんも下取りで買い取って新しい商品を売ることを「だいがえ」というようだし、自衛隊では設備や車両の入れ替えについて「だいたい」は大隊と混同するから「だいがえ」というようだ。
競馬の世界でも、代替開催は正式に「だいがえかいさい」と呼ばれている。

「わたくしりつ」にように、「大体」と混同するからわざと「だいがえ」と発音したのだ、という説もあるが、ならば代替なんて漢字を使わずに普通に「買換え」といえばいいのに、と思う。
おそらく、自動車販売業の黎明期にできた用語・言葉使いなんだろう。

しかし業界外の人には「だいがえ」という言い方は「そうさつ」のように耳触りが悪いようで、これは困ったもんだね。

20代の若者は新聞をとらない

2011年01月03日 | 雑記
クラレの調査では20代の74%が新聞を取っていないという。固定電話も49%が持っていない。
この調査は世帯を対象にしているので、親と同居の20代は対象に含まれていない。
ただし、首都圏、近畿圏という都会に住む人たちが対象。

確かに、一人暮らしをしているわが娘は、固定電話も新聞もない。彼女の部屋にはTVもない。

TVはスポンサー離れ→製作費減→レベル低下→スポンサー付かずという深刻な悪循環に入りつつあり、ほとんど見る価値がなくなってきている。

一方、新聞はまだそれなりの価値があることは認めるが、それでもわざわざ宅配してもらい、あれだけの紙資源を消費して、それに対してネット接続料よりも高いお金を月々払っていることに関しては、よく考えるともはや理性的な消費行動ではない。

どちらにしても、20代がそういった消費行動をとっている以上、マスメディアというビジネスが大幅な構造転換をしなければならないことは明白だ。
若者の車離れはよく言われるが、自動車業界には海外市場がある。しかし国内メディアに代替市場はない。

そんなことは素人の私に言われなくても分かっているとは思うが、紙離れに対する戦略的な対応が計画されているようには思えない。

電子化やネット対応で新聞社本体が生き残ることは、うまくやればできるかもしれない。だが販売店ネットワークをどうするか、ということが最大のネックだろう。
しかし、終息へ向けた手を打って軟着陸を目指さないと、10年後には大きな悲劇となる。

お節問題で思うこと

2011年01月03日 | 雑記
横浜の飲食店のお節問題が、NHKニュースや一般紙の3面記事になるくらい大きな話題となった。
本来、それほどの事件じゃないだろうに。

正月に暇を持て余したネット住民が盛り上がり、マスコミも他に大きな事件がなかったので記事にしたのだろう。
それと、こんなに大きな騒ぎになってしまった背景にはやっぱりクーポンサイトの胡散臭さがあるね。

マスコミの3面記事のニュースのネタはほぼネットに依存しているようだ。こりゃ楽な仕事だね。
そういえば最近の世界びっくり系バラエティ番組はYoutubeばっかり。テレビ局の製作費不足は相当深刻なんだろうが、もはやテレビを見る意味はない。