「ラン・ローラ・ラン」というドイツ映画のタイトルを思い出した。
本作も、走って走って最後には飛翔してしまう。武闘版「Shall we ダンス?」とでも言えばよいだろうか。最高に良く出来たファンタジー作品である。
青年がオヤジを鍛えるプロセスで、ある種の擬似家族的な感情が芽生えてくるところなど、関係は逆転しているが「ミリオンダラー・ベイビー」のようだった。ユーモアと詩情が巧みにミックスされ、深夜バスの常連に連帯感が生まれてくるあたりも面白い。
冒頭のモノクロパートが切れも良く、とても美しい。岡田准一の鳥を模した身体表現も見事で、マシュー・ボーンの「白鳥」のようだと思っていたら、これは「鷹」だそうだ。
まもなく上映終了だが、夏の洋画大作は見てもこの邦画を見ようという人はあまりいないのだろうなあ。
DVDになったら(借りて)観たいです。
ご来場ならびにコメントありがとうございます。
堤 真一はこの夏、2本も同時に劇場のスクリーンに主演で登場しているわけですからすごいですよね。もう一本はあの大作「○○”○の夏」ですが、この「ダディ」の方が断然良いです。
あのシリーズは好きで読んでいますが。(^^ゞ
でも「○○”○の夏 」は、えのきど探偵よりの話ではなかったかと?
「嗤う伊右衛門」は傑作でしたが、本シリーズは未読です。映画「○○”○の夏 」は独自のスタイルを持った監督の作品なので好みは別れると思います。宣伝効果でヒットはするでしょうが。
私は原作を小説や漫画で見てしまうと
映画になっても見ない主義なので、
映画では残念ながら見ないと思いますが、
面白く仕上がってるみたいでちょっと嬉しいです。サラリーマンに見て欲しいような話ですよね。
ご来場、コメントありがとうございます。
郵政民営化否決で○○党がぶっこわされてしまったくらいですから、yumeさんの「主義」もこの夏一回くらい破るだけの価値が、この映画にはあるかもしれません。
もっとも私は漫画を読んでいないので比較はできないのですが・・・。
小説だとどう映像化されるのかという興味がありますが漫画→映画だと同じヴィジュアル系なのでどうなのかということはありますね。