みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

エアフィックスのMiG-15 その2

2010年01月20日 06時43分39秒 | 航空機(露・軍用機)
 今度は、キャノピーを各社で比べてみました。右側がキットに入っているインジェクションパーツ、左側が別売りバキュームフォームパーツです。右側のインジェクションは、上から順にHobbyBoss、KP(Kopro)、GRAN、Airfix(新)、Airfix(旧)です。左側のバキュームフォームは、上がAEROCLUB、下がPAVLAです。AEROCLUBのものはMiG-15、MiG-15UTI、MiG-17、MiG-19用の四つがセットになったお得なもの。PAVLAはコクピットのレジンパーツとセットになっているものです。なおPAVLAのみ、前部風防と天蓋部が別になっていて、コクピットを開いた状態に作ることができます。
 さて、やはり一番形がよいのがKPだと思います。Koproに移って箱がきれいになって、各種デカール替えキットとして発売された時、金型が磨き直されてKPの時とは比べものにならないくらい透明度が高まり、また傷も消えました。だから1/72では現在ベストのキャノピーだと思います。HobbyBossは本ブログでもレポートしたように、前部風防がのっぺらぼうで窓枠が彫刻されていません。そこさえ何とかすれば、形としてはかなりよさそうです。GRANはどうせKPのコピーだろうと思っていたら、やや形が違いますね。もっとも、KPの方が正確なんですけど。それから、金型に傷が多い、透明のプラに濁った色がついている、というのも問題です。ちょっと磨けばよくなるかも。
 さて問題のAirfix。やはり胴体と同様で、大きすぎる。Airfix自身の古いオモチャ風キットと形状はそう変わりません。ただ、この写真で分かりますか、天蓋のてっぺんのまっすぐの枠が無いんです。本当はパイロットの頭の上に、機軸と同じ向きにまっすぐ一本枠があるはず。自分とこの古いキットでさえ一応枠がついているのに、新製品で忘れるなよ~。
 ただこのキャノピー、胴体にはぴたりと合うんです。接着面が平らなのではなく、胴体の窪みにはまる感じになっているだけに、他のキャノピーに替えるのも難しい。それに大きすぎる胴体に普通の大きさのキャノピーを置くと、却ってバランスがくずれる。ここもやはりストレートに作るしかなさそうです。