みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

チャーチル戦車の巻(その2)

2006年03月24日 21時51分19秒 | AFV(英・チャーチル)
さて、チャーチルの各タイプをミニスケールで作り比べようとすれば、ハセガワのキットの部品選択でMk.IとMk.IIを、イタレリ(旧エッシー)でMk.IIIを、それぞれストレートに作ることができます。その残りはイタレリを使って改造するしかありません。あ、エアフィックスのMk.VIIもありましたが、砲塔の形状がかなり不満だし、キャタピラは堅いし、転輪全部別部品で面倒だし…。
もちろんミリキャストなどのフルレジンキットもありますが、それは後で別に論じましょう。ここでは最近入手したイタレリ用の改造パーツのレビューをご覧いただきたいと思います。

イタレリ(当時はエッシー)用の改造パーツは、かつてフランスのAL・BYから発売されていました。
http://www.ontheway.org.uk/kitlists/albykits.htm
http://brookhobby.com/PDF%20files/alby.pdf
これによると、
・Mk.IVの6pdr砲タイプ(Mk.IIIと同じ主砲)
・Mk.IVのNA仕様(シャーマンの75mm砲を移植した改造型)
・Mk.IVの75mm砲タイプ(Mk.VIIと同じマズルブレーキつきの主砲。Mk.VIに相当?)
・Mk.IVの95mm砲タイプ(近接支援用榴弾砲。Mk.Vに相当?)
の四種類が発売されており、いずれも溶接砲塔は同じで、砲の部品だけ変えたものだったようです。ただしAL・BYは現在なかなか入手難。

そして最近、ドイツのModell Transから出ているイタレリ用改造パーツを見つけました。早速レポートしてみましょう。画像はMk.IV用とMk.VI用を並べてみたものです。いずれも車体はイタレリをそのまま使いますので、砲塔のみのセットです。ご覧の通り、砲塔とハッチ、雑具箱、砲塔機銃のパーツが共通です。Mk.IVはイタレリのパーツをそのまま使用しますから、主砲は入っていません。Mk.VIは主砲が新しい75mmに装換されていますので、マズルブレーキのついた主砲パーツが入っています。