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「未来を乗り換えた男」、パリ→マルセイユ、祖国を逃れ他人の人生を手に入れた男!

2019-08-18 17:26:20 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆

文学作品好き ☆☆☆

ドイツ・フランス合作映画

ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品作品。

原作は、1930~40年代にかけて、ナチス政権下のドイツから亡命した小説家アンナ・セーガースによる「トランジット」。

現代に話が置き換えられているので、話に取っつき難い。

ドイツで吹き荒れるファシズムから逃れてフランスにやってきた青年ゲオルクは、パリからマルセイユへと流れ着く。偶然の成り行きから、パリのホテルで自殺した亡命作家ヴァイデルに成りすますことになったゲオルクは、そのまま船に乗ってメキシコへ行こうと思い立つ。そんな時、必死に人捜しをしている黒いコート姿の女性マリーと出会ったゲオルクは、ミステリアスな雰囲気を漂わせる彼女に心を奪われる。夫を捜しているというマリーだったが、その夫こそゲオルクが成りすましているヴァイデルのことだった。

第二次大戦時の話がベースにあるので、現代に置き換えられた話の展開になかなか乗れない。

これに乗ってしまえば、いろいろと理解できるのだが、特に後半は女との絡みが多くなって、メロドラマ風。

移民問題を絡めたのだが、日本人には、ちょっと難しい。

ちょっと変わった映画だ。

コメント
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