おススメ度 ☆☆
セレブ好き、ファッション好き ☆☆☆
フランシス・フォード・コッポラの娘で監督を務めるソフィアコッポラが、きらめくようなセレブ世界にあこがれるティーンエイジャーの無茶振りを描いていています。
撮影は、実際に被害にあった、パリスヒルトンの豪邸を使ったそれこそ贅沢なシーンを含めて、セレブたちの、豪邸が次々と披露されていきます。
その豪華さとファッション性に唖然とする人にはお勧めの一作だ。
転校生のマークは自らをブス(男)と名乗り、日陰にいるが、レベッカに声をかけられ、気軽にキーのかかっていない車から貴重品を置き引き、更には友人宅に空き巣に入るなど、それこそ罪の意識のない身軽な感覚にはまってしまう。
それが高じて、ファッションにあこがれる三姉妹と共謀して、セレブ宅に忍び込み、彼女たちの貴重品やファッションを盗み出す。
ハリウッドのセレブ達は、なぜか取り締まりが大甘。ネットで調べて留守を確認、家の情報もネットで観察。
そのくせ、セレブたちのロッカーは、貴重品とファッションの宝庫。
たどり着いた若者たちのはしゃぎようといったら。そして夜な夜なクラブに繰り出し、薬をやっては恍惚感に。
ただ、セックスや薬の悲惨な場面はなく、映画としては、ファッショナブルな作りに。
そんな、罪を重ねて、いいわけがなく、当然監視カメラの映像から割り出され御用となる。
しかし、彼女たちは、悪びれるどころか、社会勉強といい捨てるありさま。
まあ、ドキュメンタリー映画ではないが、意外に、淡々としたセレブにあこがれるヤングたちの生態があぶりだされている。
蜷川といい、監督二世のファッションはあくまで、きらびやかだ。