”Mills Brothers ”
いやあ、昨夜のmixiニュースのアレは面白かったなあ。まあ、正確に言うと、mixiで紹介されていたニュースと、それに反応して皆が書いた日記の数々が面白かったんだけどさ。
そうそう、これこれ。
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恋愛に乗り出さない男子が増えている!?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=625930&media_id=60
この文の末尾にニュースは引用しておくけれど、ほんとに面白かった皆の日記は、著作権の事を思えばそうも出来ず残念だ。いや、何しろこれに呼応して書かれたmixi内部の日記の数は2872件にも及ぶんだから、膨大過ぎてはじめから引用のしようもないんだけれどね。
ニュースの概要は要するに、”最近の男子は恋愛のタグイにはあまり積極的に関わろうとしなくなっていて、女子の側は困惑している”ってな所なんだけど。
それについての男子たちの感想は、「そんなこと言ったって、女と付き合ったってろくな目に会わないんだからしょうがねーだろっ」って居直り派から、「そりゃ情けないですね。そういえば、かく言う私もご同様で。いや、面目ない」なんて反省派までいろいろなんだけど、つまりは皆一様に、”恋愛”なるものが我々の生活から失われつつある習慣である事をうすうす認めている。
そして女子たちの反応も、「まったく今の男たちはっ」との憤慨もありつつも、(日記で、「そんな男は相手にしないから。私は積極的な男の方に行くから、意気地のない男たちは勝手にしてればっ!」とかイカっていた女子のヒト、だからさあ、その”積極的な男”ってのが絶滅寸前だって話なんだってばさ)「そういえば私も恋愛は面倒くさいかも」と、脱落派に合流する動きも見られたりした。
ここでいろいろ社会学的に分析してみたり時代を読んでみたりするのが有識者ってものなんだろうけど、私は単に、「へー、今、そうなってるのか」と無責任に面白がってみただけだ。
いやもうこの歳になったらさあ、恋愛とかからは引退させてもらいたいもんですわい、このトシヨリは。
ってなこと言うけど、それじゃ若い頃はバリバリだったのかというと、まあ、そうでもないなあ。
もてたの、もてなかったのって話はこっちへおいといて、本能というか性欲方面も外して考えたら、恋愛なんてほんとに関心あったかどうか。”風景の中に女の子もいる若き日の冒険”てのに憧れてたんじゃないのかなあ、あの頃は。
そもそも、人間というものがことごとく恋愛をせねばならぬ、というものでもないでしょ。そうせねばならぬ、というのはどこかの文明がいつかの時代に生み出した”流行の思想”の一つってこと、ないですか?とか思ったりするのですがね。
というところで、ジャズ・コーラスの古典、ミルス・ブラザースの歌う”オールドファッションド・ラブ”など聴きたくなってきましたな。
この古いジュビリーソングから来ているみたいなメロディは、もしかして日本人にすれば戦前の寮歌みたいな心の中のポジションに収まっているのでしょうかね、アメリカ人の。
初期のミルス独特の、楽器の音色声帯模写をまじえた暖かいコーラスで歌われるこの歌は、いかにも甘酸っぱい青春の、みたいな響きがあり、人類から失われようとする古き善き恋愛の思い出が夕日と共に地球の淵に永遠に沈んで行くのを見守る、みたいに聴こえて、なかなかに切ないのであります。
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○恋愛に乗り出さない男子が増えている!?
(escala cafe - 10月03日 11:51)
最近、「男の子から声をかけられない」「誘われない」という女子の愚痴をよく聞きます。さらに、「ご飯とか食べたり、映画へ行ったりしても相手の男性が、それ以上関係を深めようとしない」(24歳/看護師)という声も。
男子から積極性がなくなった、という話は女性誌だけではなく男性誌の特集でもよく目にします。確かに僕の周囲でも、なかなか恋愛に乗り出さない若い男性、増えてます。しかもこの人たち、別にモテないとか、恋愛に臆病というわけではなく、ただ単に「面倒くさい」という理由で恋愛から退却しているようで……。
「恋愛ってお金も時間もストレスもかかるし、だったら他のことをやっていたほうがいい」(23歳/SE)
「女性と付き合いたくないってわけじゃないけど、誘うのが億劫」(24歳/営業)
「今まで3人の女の子と計4年間付き合ったけど、なんていうか、もう満腹。しばらくいいや」(23歳/営業)
情けない! と批判したくなりますが、僕自身、そういう彼らの気持ちがなんとなくわかってしまいます。恋愛って結構面倒くさいですもんね。だったら、仕事や趣味や友人と戯れていたほうが、ストレスも少なく、心地よく日々を過ごせるっていうメンタリティはよくわかるのです。
さらに今、メールやチャット、セカンドライフ内で恋愛をする人も増えている様子。
「性的なこともネットで、ある程度満足できちゃう」(23歳/クリエイター)
なんていう意見も。ネットのストレスのない恋愛や性的活動で満足できるから、わざわざリアルな恋愛には乗り出さない!?
さて、こうした恋愛退却男子に対して、気になるのは女子の眼差し。ど、どう思ってるんですか?
「情けないけど、したくないならしょうがないんじゃない?」(23歳/営業)
「女の子で恋愛したくないっていう子はあんまり見ない気がするけど。まあ、恋愛したいもの同士がするものだから、したくない男性がいてもいいと思います」(23歳/販売)
「女の子って積極的なタイプに惹かれることが多いので、自分から恋愛に積極的じゃない人は女の子の眼中に入らないんじゃないかなあ」(25歳/秘書)
「自分の好きになった相手がそういう人だったらさみしいけれど、興味のない人だったらどーでもいい」(24歳/販売)
うわあ……。結構、突き放し状態。
最後の意見にありましたが、自分の好きになった男性が恋愛退却男子だという可能性もあるわけですよ。そういう場合、どうしますか? 実際に、消極的な男性に恋してしまった女性に聞いてみました。
「付き合うまでも付き合ってからも自分からは何も行動してくれないので物足りなく感じることもあるけど、もう慣れました。全部私が仕切ってます」(25歳/事務)
「恋愛に興味がなさそうに見える人ほど、こっちから誘えば簡単に振り向いたりしますよ。女の子に誘われるのを待ってるんじゃないのかな?」(26歳/ライター)
やはり、消極男子を救うのは積極的な女子の力。「引っ張ってくれる人が好き」という傾向は、女性から男性へ変わりつつあるのかも?
ということは、女子に対するアドバイスはこの一言。
押しの強い女子になれ!
……いや、なってください、お願いします。という情けない男子からの結論で終わりたいと思います。恋愛積極派の男性からの反論、お待ちしております。
(根本和義/プレスラボ)
ああ、今、若手芸人の世界はそうなっていますか。
そういえば昔よくいた、「もてたいから音楽をやる」奴とか、この辺はいかがなもんでしょうねえ。
「もてたいから何かをやる」ってのが、よく分からないんだが、でも、実際引っかかってしまう女の人もどうかと思いますわ(笑)
”依存しないと気がすまない女”ってのはきっと、”依存されると権力欲が満たされる”なんて男とワンセットなんでしょうねえ。
彼らの多くは「女の子にモテたいから」と言うくだらない理由で安易にお笑い界に入った輩だし。
以前に、マリーナ号さんが指摘されてた「笑いのレベルの低さ」の原因の一つはそれだと思います。
”イカっていた女子のヒト”は、モテないと嘆いているブサイク芸人と恋愛すればいいんじゃない? (爆)
それと、”男に依存しないと気が済まない女”の方が情けない!と思いませんか?
テレビの再現VTRに出てくる”不幸な女”の共通点がそれであることに最近気づきました。