my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

トラのじゅうたんになりたかったトラ・きらきら

2023-02-27 17:32:27 | ひらきよみ(読み聞かせ)

先週の金曜日は小学校での読み聞かせ当番でした。
2月は三週続けてお当番に入っていたので、大変でした。
(練習よりも、当日の朝遅れないで行かれるかどうかが
心配でした)

この日4年生のクラスは下記の2冊。

最初は『トラのじゅうたんになりたかったトラ

以前に読んだことあったなー、3年くらい前かなと
思って探してみたら、もう9年も経っていてびっくりです。

先週はコロナ禍前の通常スタイルで、聞き手は床に座って、
読み手は椅子で‥でしたが、今週はまた児童は自分の机と
椅子のままで、私は立って読んだので、なんとなく、
よそよそしいというか、親密さに欠けるなあと思いました。
(でも4年生なので、しっかりとお話には付いてきてくれて
いましたけど。)

宮殿の中の、王様家族が一家団欒の際の「しきもの」になる
ところがいいですね~このお話。インドの王様もトラの
敷物かぶって、こどもを脅かしたりするんだーと思うと
なごみます。


2冊目の指定された絵本は『きらきら


美しい雪の結晶の写真に、谷川さんが簡単な文章を
添えています。
4年生よりも、もっと下の学年の方が感動がよりストレートに
伝わってきたのかなとも思いました。

ひとひらひとひら手で受け止めて、それを顕微鏡を使って
撮影したとのことです。美しいです。

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ロバのシルベスターとまほうの小石

2023-02-18 12:24:39 | ひらきよみ(読み聞かせ)

17日金曜日は読み聞かせ当番でした。
入ったのは5年生。
ロバのシルベスターとまほうの小石』を読みました。


こちらが現在の表紙で、↓ は以前のもの。


空が描かれているところや見返しの絵があるかないか、
の違いかなーと昨日読み終わったあと、見比べていたのですが、
タイトルの「小石」が、「こいし」とひらがな表記ですね、
前は‥。(漢字にした方がイメージしやすいからかな、小石)


教室で読む1冊の絵本としてはマックスに近い14分くらい
かかる長い物語なので、どうしても高学年のクラスになります。
瀬田貞二さんの日本語訳は今はほとんど使われていないような
言葉もあるので(夜っぴてとか)、小さい子だとわからないところ
多いかな。でも、美しい日本語なので、読み継いでいきたい
絵本だと思いました。

偶然見つけた小石の魔法で、自らを岩に変えてしまったロバの
シルベスターの悲哀と、かわいい息子が突然いなくなってしまった
ダンカンさんご夫妻の悲嘆がページのほとんどを埋めていて、
いったい最後はどうなるのかしら、シルベスターはこのまま岩の
ままなのか!?と思った頃に、ふいに、あっけらかんと、幸福の
瞬間が訪れて‥めでたしめでたし、で終わります。

愛する我が子が居なくなってしまった悲しみは、絵本の中のこと
だとわかっていても、読み手の私のココロも痛み‥岩に姿を
変えようとも、なんとなくシルベスターが近くに居るみたい、と
訴えるお母さんに、ひどく共感し、そうだよね、絶対に何か感じる
よね、と毎度話しかけるのでした。

教室の5年生はとても真剣に耳を傾けてくれて‥担任の先生も
以前に、絵本が大好きで、この時間が楽しみで楽しみでと話して
くださった先生だったので、コロナ禍以降はじめて、机を後ろに
下げて、子供たちは床に座って(読み手は椅子で)、の「いつもの
態勢」で読み聞かせの時間を共に過ごすことができて、ほんとうに
よかったです。



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2023年1月 読書の記録

2023-02-15 18:08:56 | 好きなもの・音楽や本

今年からの読書記録。

1冊読み終わってからよりも、1か月単位でどんな読書を
したのか、何を思ってその本を読もうと思ったのか、を
残しておいた方が、数年後の自分が楽しいのでは
と思いました。

***


付録の、植田真さんのカレンダーが欲しかったのと、
「思い通りの人生なんて」
という、巻頭の、ささめやゆきさんの文章に惹かれて
久しぶりに購入。
包み紙で作るコサージュとか、おじいちゃんのお菓子と型、
とか他の記事も面白そうだなあと思い、新年から読み始めた
ものの、また読み終わらず‥。
(今回に限らず、雑誌はきちんと読み終えられたことが
あまりありません。眺めてる段階で満足してしまうこと多し)







昨年末から、会社の同僚から借りていた本を、お正月休みが
終わってからやっと読み始めました。
ミステリー好きの(読書はもっぱらミステリーと決めていると
思われる)彼は、今までにもいろんな本を貸してくれて、その
どれもがわりと面白かったのですが‥『ノースライト』は
主人公が建築士ということと、表紙に描かれている椅子に
とても興味を惹かれました。
そして、バブルの前後の様子が描かれていたのがなんだか
懐かしかったです(笑)。
ブルーノ・タウトのこともこの読書で得た知識。







地元の図書館で、電子書籍の貸し出しが始まっていて。
手頃な本はないかしらと探していたら、植田真さんの
イラストが目を引いたので借りてみました。
13歳の少女が主人公だけど、彼女の母親やその友だちの
気持ちに沿って読んでしまいますね、どうしても。









横山秀夫といえば、『64』ですよね、と以前に言われて
いたのに、未読だったので、電子書籍で借りてみました。
タブレットで寝る前に読んでいると、顔の上に落ちてきそうに
なり、はっと目が覚めことが2度ほどありました。

前半はというか、大半は、警察組織の上下関係や部署間での
ぎくしゃく度合にうんざり。
警察に限らず、私の知らない世の中はこんなふうに成り立って
いるのだとしたら、そこで揉まれている方々はさぞ大変だ、
と思う次第。ラストは、なるほど、そういうことか!と。

         




この本もなかなか面白かったです、と職場の彼から
借りていたもう1冊。
看守と言えば、刑務所の話に違いなく、死刑が絡んで
きたりするのは嫌だなと「積読本」でしたが、なんとなく
読んでみたら‥主人公がそれぞれ違う短編集でありながら
全体通しての「ミステリー」要素があり、最後にきて
えー---そうだったの!!と驚かされました。




読み終わったあとの余韻がなかなか消えず、いろいろ
検索していたら、続編を発見(笑)。2月の読書へと続きます。




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おなかのかわ

2023-02-14 16:25:10 | ひらきよみ(読み聞かせ)

雪予報が出ていた(そして実際に降ってすこし積もった)
10日金曜日は、小学校での読み聞かせ当番でした。

2年生のクラスで、読んだのはこの絵本。


知ってはいたものの、家でも教室でも、読んだのは
初めてでした。

瀬田貞二さん再話 村山知義さん絵
どちらもとても味わい深いです。



けちんぼなねこと、おとなしいおうむ。
互いに家でごちそうをするのですが、けちんぼなねこは
食欲も旺盛。

やきにくを おさらに ひともり、おちゃをひとびん、
くだものを ひとかご
くっきー 4ひゃく9じゅう8こを すっかりたべて
しまってから、「ぼくは おなかが すていいるんだ。
ごちそうはこれだけかい」と言い出します。

あきれたおうむは「もっと たべたいと いうなら
ぼくでも たべろよ」と冗談で言ったつもりが、ねこは
いきなり ぺろり ごくんと おうむを まるのみに

勢いづいたねこは、おばあさん、馬方と馬 王様の隊列‥
次々にぺろり ごくん を繰り返しとどまるところを知りません。


友だちを食べてしまうなんてあんまりだ、といった顔で
聞いていた2年生‥底なしのねこのおなかの中がとっても
気になるようでした。



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フェルトのマグカバーをつくる@らふと

2023-02-13 17:57:56 | 好きなもの・講座やワークショップ

とっても久しぶりにワークショップに参加してきました。
(いつ以来かな?と思って調べたら2018年9月にがま口作った
のが最後の参加でした)

慢性的に手指が荒れているので、フェルトを触ったりするのは
どうかなーと思い申し込みをためらっていたのですが、
マグカップのカバーを作るという発想が面白く、しかも出来上がり
画像がとてもかわいいので、娘にどう?と言ってみたところ
行く、行く!となり、2018年5月に参加して以来の、親子参加と
なりました。

講師の先生はフェルト作家のizoomiさん
私の席は一番奥の窓側で、陽ざしがとても暖かでした。


こんな感じのセッティングで、持参したマグの型紙を
ビニールで作るところから始まります。フェルトの色は
あらかじめ好きなものを自己申告。何色にしようか悩む
ところから楽しかった(笑)。


これ以降は形が出来上がるまで画像はなし。
両手にビニール手袋をはめたりはずしたり‥とても
写真を撮ってる余裕はありません。

そしてかれこれ2時間半後?やっと形になりました。

内と外の色を変えたいというのが私の希望で‥
ほんとはカップのふちの下で切りそろえて仕上げるの
ですが、折るのもアリで、かわいいんじゃない?という
ことで、このままカップからはずして、水を絞って
アイロンをかけました。


らふと内での記念撮影


そして、昨日のデビュー写真。


カップの「お布団」と言った友達が居て‥なるほどなあと
思いました。

昨日、先生のインスタ見てたら、発見!
こんな感じで頑張りましたー。


久しぶりに手を動かして、もちろん頭も使って‥
とってもよい気分転換になりました。

ギャラリーらふとのうさちゃん、さなえさん。
izoomi先生、大変お世話になりました。
楽しい時間をありがとうございました。





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