my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

いっしょに笑ってくれるひと

2021-06-29 17:03:40 | 日々のこと

昨日6月28日は、このブログの誕生日でした。
もう16年くらい前になるのかな。

その頃は第2次?くらいのブログブームだったので
毎日まいにち何を書こうか考えていましたし、
コメント送ったり、貰ったりも忙しく、SNSという
言葉だってまだ使われていなかったのでは?

時間は流れ、今やブログをやってるって、こんなに
長く続けてるって、過去にしがみついているみたいな
ものでしょうかー。

フェイスブックもインスタもそれなりに面白いですが
(ツイッターは性に合わなかった‥)
ブログはこれからも存在し続ける限り続けていくと
思います。

6月は日常生活で、いいこともよくないことも色々あって、
そのよくないことが片付いたので、その喜びを誰かに
伝えたいというか、分かち合ってもらいたくて、友に電話
しました。聞いてくれて、一緒に笑ってくれて‥
体に入っていた力が抜けていくのが本当にわかりました。
とっても嬉しかったし、有難かったです。

ブログもそれと似ていて、画面の向こうで、よく知っている
人も、いまだ会ったことがない人も、そうそうと頷いて
くれたり、一緒に笑ってくれているかも、と思ってみる
だけで、変な力みが抜けて楽しい気持ちになっていくのです。

お読みくださっている方、どうもありがとうございます。



何の画像もなかったので、すこし前に娘が作ってくれた
お昼ご飯の写真を記念に載せておきます。
ブログ始めたときには小学3年生でしたが、いまや
もうすぐ25歳。時間は流れていきますね~。


コメント (4)
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うすうす感じてはいましたがわたしはきっと時代物が好き

2021-06-25 18:12:50 | 好きなもの・音楽や本

近所の読書好きの方から、以前貸していただいた
一路』が思いのほかおもしろく、浅田次郎って
やっぱり上手いんだなーと思っていたのですが。

このたび同じような道中ものがあると知り、図書館で
予約して読みました。


いやいやいやいや、なかなかの読み応えでした。
江戸幕府末期が舞台で、今観ている大河ドラマの時代と
ちょうど同じ頃の設定なところも、(勝手に)「偶然」を
感じました。

昨日の夜に読み終えて、本日いちばん感じ入っているのは、
自分は自分の信じたことをただ為すべきなのだということ。
些細な習慣であっても、一度決めた信条であっても、
シゴトに対する姿勢であっても、なんでもいいんですが、
対している「人」で、自分のやり方を変えていくのは
違うのですよ、やはり。
どんなにいい加減なことをされても、礼儀知らずな人だと
思っても、そこでその人と同じようなことを自分もして
しまったら(同じ土俵に立ってしまったら)なんにもならない
ということ。

たとえ誰が気づかずとも、誰に評価されなくても、自分の
姿勢は貫ける人で居たいと、強く思いました。
(そう、誰が見ていなくても青山玄蕃は毎日きちんと薪を
積んでいく人
なんです)


腹立たしいこと(自分に対しても)たくさんあるけど、私も
自分で決めた薪は積んでいくのだ。

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“湿地の少女”カイアの物語

2021-06-22 14:19:15 | 好きなもの・音楽や本

昨年9月におともだちのFBで見かけ、その後も
いろんなところで見かけてたこの本。
図書館に予約しておいたら、忘れた頃の6月になって
やはり予約していたエッセイと一緒に順番がまわってきて、
(自分ひとりで)大慌ててになったのでした。
 翻訳小説部門で、
本屋大賞だったんですね‥人気あるのも納得。


図書館の予約はいつどんなふうに予約本がまわってくる
のかわからないところも含めて好きなのですが‥。
今回ばかりは、エッセイの前に時代小説の上巻を読んでいた
ので、早く続きが読みたいところに、エッセイとこの本が
きてしまった、という状況で‥プラス、家のリフォームも
あるしで、最初はなかなか物語に入っていけませんでした。

なぜ、1950年代~70代はじめの、アメリカの湿地地帯の話を
私は読んでるんだろう?

村一番の人気者だったチェイスが、ある日、櫓の下で死んいる
のが発見され、事故ではなく事件なのではないかと、保安官が
犯人探しを始める章と、家族から見捨てられたどうしようもない
父親と湿地に建つ小屋に残されてしまった末娘カイアの、胸に迫る
日常が描かれる章が交互に続き、やがて、物語はひとつになって
いくのですが‥。

著者が動物学者でもあるということ、現在もアイダホ州に住み
湿地の保全活動を行っているということが、この物語をただの
犯人探しのミステリーに終わらせず、豊かな物語世界を描きだす
ことに繋がってるのだと実感したと同時に、この本に出会わなければ
そもそもそんな大きな湿地が広がっていて、そこに暮らしそこで
生きるものたちが居ることさえ、知らずに私は生きていったのだな
と思ったのでした。

何を書いても、この先この物語を読む人の邪魔になってしまい
そうなので、タイトルについてだけ‥。

ザリガニの鳴くところ

それはどこなのだろう?(そもそも)ザリガニは鳴くのかなと
思っていたら、本文にこういう箇所がありました。

「どういう意味なの?゛ザリガニの鳴くところ”って。母さんもよく
言ってたけど」カイアは、母さんがいつもこう口にして湿地を探検
するよう勧めていたことを思い出した。゛できるだけ遠くまで行って
ごらんなさいーずっと向こうの、゛ザリガニの鳴くところまで”
「そんなに難しい意味はないよ。茂みの奥深く、生き物たちが
自然のままの姿で生きてる場所ってことさ」

そう教えてくれたのは、長い年月カイアを、そばで見守っていて
くれたテイトです。「母さん」はいなくなってしまったけど、
テイトが居てくれて本当によかった。
これからホタルを見る機会がもしあったら、カイアのこと思い出して
しまうかも、と思います。


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これはリフォームというらしい

2021-06-15 15:37:18 | 日々のこと

まだまだ新しい、から、そう古くはない、を経て
結構経っていたんだなあーの領域に入ってきていた我が家。

娘が生まれ育ち、今年の夏で25歳になることを思えば
十分過ぎる時間が経っていました。
その間、外壁の塗り直しが2度、屋根は1度塗り直した後に、
カバー工法というやり方で直したのですが、内装に関しては
そのままでした。

このたび、玄関から階段、リビングの壁と天井。
お風呂とトイレの入れ替え及び、壁と床、天井の張替を決行
するのは、だからとても勇気のいることでした。
施工業者さんは、大丈夫ですよ、動かしますから、と言って
くださいましたが、いやいやいやいやいや、それでは実際の
作業が2時間は(それ以上??)遅れますからねえ。

頑張って、昨日から移動を始めたのですが、物がね、というか、
本が、これほどまでに多いとは‥ゆうべは寝室で文字通り
本に囲まれて眠りました。
そこにある本の8割は、自分自身が買ったものなので、誰にも
文句は言えないし、ただひたすら本棚から本を抜き、掃除機を
かけ、箱に入れたり、そのまま運んだりを繰り返しました。


本棚があった場所。木が打ち付けてあるのは、震災後
転倒防止に夫が工夫して付けたもの。


もう「次」のこういう機会はないと思うので笑、
記念に写真を撮っておきました。

ところで。FBにリノベーションと書きましたが、
ちょっと調べてみたら(業界的には?)こういうのは
リフォームというらしいです。
リフォームはマイナスになっていたものを、ゼロの状態に
直す作業で、天井や壁紙を貼り直したり、お風呂を新しく
したり‥まさに今回のうちの場合です。
それに対してリノベーションは、もっと大々的に間取りを
変更したり、排水の場所を変更したりする作業のことらしい
です。リフォームでも大変なのに、リノベイトすることに
なったら、さらに、ですねー。いっそのこと、新築した
家に住みたいです、そうなったら。(でもその場合もれなく
引っ越しが付いてきますねー笑)



夕方家に帰ったら、きれいな壁になっているのは
楽しみだけど、そのあとの移動作業が待ってますねぇ。
それやらなければ、文字通り足の踏み場もなく、今夜
寝る場所がありませんから‥。

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小気味いい

2021-06-11 18:17:13 | 好きなもの・音楽や本

この本も、SNSでとてもよく見かけて‥
タイトルと表紙に惹かれて図書館に予約してました。
(そしてやっと読了)



岸本さんのエッセイを読むのは初めてでしたが、
お名前は『掃除婦のための手引き書』で知ってました。
いや、正確には、その後書きの、岸本さんの文章が
わかりやすかった
ので、それからお名前を意識し、
だったかもしれません。

でも、よく思いだしてみれば、その前からこの絵本や
あの絵本の、翻訳者ということで知っていたのです、たぶん。
 

死ぬまでに行きたい海

残念ながら、そこはどこの海なのか、表題作のエッセイは
ありませんでしたが、代わりに、海芝浦駅とか、養老天命反転地
とか、ディープな場所を知ることができました。
お父さんのお墓があるという丹波篠山の従姉たちとの記憶や、
三崎、バリ島、上海のはなしも面白かったです。

テンポのよい語り口調と、さらけ出した日常に、ほんの少しの
非日常が混じっているあたりが絶妙でした。
(いろんな書店の人が推してくるのも納得です)


ちなみに、表紙を飾っている「猫の形の陶器の枕」は作者が
上海で買ったもので、今も家の中でいちばん大切な物だそう。


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D・バーンの映画と「乗せてみた」

2021-06-07 18:24:31 | 日々のこと

ものすごーく楽しみにしていたこの映画
一度きりじゃもったいないので、昨日はヒナタノオトと
組み合わせて、日本橋で観てきました。
都内の映画館は再開したばかりだからなのか、それとも
普段の場所と違うからそう感じただけなのか、それとも
好きな映画へのワクワク感がプラスされてるから?
一つ空けとはいえ14時からの回は「売り切れ」で、どの
席からも期待度が伝わってくるようで、そういうのも含めて
2回目もすごく楽しみました。
(ちなみに先週の初回、普段の川口MOVIXでは、場内
明るくなって席から立ちあがった時に、同じ列に高校時代
からの友人夫妻が座っていた!という奇跡に近い偶然あり)


こういう形式のコンサートがブロードウェイの舞台に
なり、それをスパイク・リーにD・バーンが依頼して
映画にしてもらった‥という流れなのですが。
その良さのすべてがぎゅっとここに詰まっています。
もちろん、できることなら舞台を、ブロードウェイの
劇場で観たかったけど、映画は映画ならではの演出も
あって、本当に素晴らしいのです。

私はD・バーンの歌声がずっとずっと前から大好きなので
こんな幸せ、なかなかないなーと、上映中ずっと思って
ました。
先週観た後に、アンコール曲の「road to nowhere」への
自分的エピソードを、インスタ(とFB)に書いて、
そうやって書けるということ、結婚生活がうまく続いて
いること、娘が同じものを好きだといってくれていることが
私の毎日を彩ってくれているのだと、昨日も思いました。

そして、日本橋小舟町ヒナタノオト‥私の毎日を彩って
くれる場所。
来月には再びの浜町で新店舗オープンですね。
(詳しくはこちらに)

移転応援セールと題した棚から、選んだこちらのお皿。
義母から送られてきた羊羹を乗せるつもりでしたが、早速
使ってみたくなって、晩御飯の冷ややっこを乗せてみました。

こんなふうに彩られてます、毎日(笑)。

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