my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

BOOTS&STICKS

2007-07-31 17:05:08 | 好きなもの・Tシャツ

 突然ですが。
 みなさん Tシャツは好きですか?


 ずっとずっと前に、もったいつけてた「新しい扉」。
やっとドアを開いて、中へのご案内です。(ここここで書いてました)


 お店の名前は、BOOTS&STICKS
扱っている商品は、オリジナルデザインのプリントTシャツです。場所はWEBの中です。

 
ここまで来るのに、5ヶ月と10日。ホームページ作りに明るい方なら、もっと簡単に
もっと素敵に、さっさかできたと思うのですが、ブログが精一杯の私のレベルでは
なかなか大変な作業でした。

 
 

 Tシャツを作ってみたい、と夫が言い出したのは数年前。ほんとにできたらおもしろいねと
私も賛同したものの、夢の段階で留まっていましたが、1年前くらいから、ハード面(作業場
の問題)とソフト面(精神面)ともに準備ができるようになってきました。

 私自身のことを言えば、2年前にブログを始めたことや、そこで知り合った友達の影響が
すごくあったかなあと思っています。
 
 

 なぜTシャツなのか、なぜブーツとスティックなのか。多々疑問はあるかと思いますが、
一応、HPを見ていただければわかるかなあ、と‥。
 (家の、新しいPCの画面で作っていたときには、すごくきれいに見えていた色も、
会社の古いPCのモニターでは、渋めに色が出ていて、なんだかがっかりしてしまいました)

 ここでおつきあいがある皆様に、HPや商品についての、率直な感想を聞かせて
もらえたら、とっても嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。


 あー。ついに公開するのかと思うと、すっごく どきどきです。




 あ、私のお薦めを載せておきます。(女の子用です) 
 
サイズ等詳しいことは…http://bootsandsticks.comへ。

 






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かたつむりとさる

2007-07-24 15:16:47 | ひらきよみ(読み聞かせ)

 気がつけば、夏休みに突入しています。

 今日くらい晴れて暑くなれば、ああ夏休みになってしまったあ、と実感できますね。
 7月中は、徒歩1分の公園でラジオ体操が催されるので、とってもつらいです。
学校がある毎日より、夏休みになってからの方が、30分も早く起きるんです、私まで。
なんで?と疑問に思いつつ、しかたなく起きてますが。



 今日の本題は、1学期最後のひらきよみの時の話です。
 なんだか、ずいぶん前の出来事のように思えますが、7月13日(金曜日)でした。
(それからまだ10日しかたってないなんて!!)

 ペアの方と1冊づつ読みました。私はこの本↓

   かたつむりとさる―ラオス・モン族の民話
          『かたつむりとさる』
        ヤン・サン 再話 ハー・ダン 下絵
        モンのこどもたち 刺繍
        やすい きよこ 訳


   むかし むかし いっぴきの さるが
   たべものを さがしていた。
   すると やはり たべものを
   さがしにきた かたつむりに であった。

 

 昔話の定番、むかしむかし‥で始まるおはなしって、なんかいいなあと思ってしまいます。

 むかし、昔のことだから、理不尽な設定や、わからずやの動物や、わけもなく意地悪な人
がいてもいいんです。だって、だれも知らない昔だし(笑)。
 
 このお話も、偶然であった、かたつむりに、さるがわけもなく、意地悪いことを言い出します。
 体が大きくて能力がある自分だって、食べもの探しは大変な作業なのに、
のろのろ歩きのおまえでは、とっても無理なことだろうって。

 でも、かたつむりは怒ったり、泣いたりしないんです。

 
   かたつむりは こたえた。
   「ぼくだって ちゃんと たべものを
   みつけて たべてるよ。
   そんな ばかにしたふうに いうんなら、
   かけっこしてみようよ」


 
3日後にかけっこの約束をして、さるとかたつむりは別れます。


 何の戦略もたてず、自分の身体能力を疑わないさると、頭をつかって、作戦を立てた
かたつむりの、どちらがかけっこに勝つのでしょうね~。

 お話の成り行きとしては、けなげなかたつむりが勝者ですよね。使った作戦が
この本の、一番のおもしろいところでしょうか‥。


 かけっこって言ったのだから、ほんとの駆け足だけで勝負しないのはずるいんじゃない?と
私の音読を聞いていた夫は言いましたが。

 いいんです、そんなルール。これは「むかしむかしのおはなし」なんだから。



 この本のもうひとつの楽しみは、モン族のこどもたちがちくちくと刺していった刺繍です。
どのページもすべて、絵は刺繍でできています。





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キュウリの匂い

2007-07-12 13:14:45 | 日々のこと

 愛読の『ひらがな暦』 7月12日のお題は、キュウリです。

 それによると、生のキュウリの消費量世界一は、日本とのこと。

 この季節には欠かせない野菜のひとつだし、漬物部門でもその代表という感じだし、
1年中売られているし…なるほど、世界一になっちゃうはずですね。
 
 

 キュウリというと、思い出すのが、だいぶ前に読んだ、詩人の伊藤比呂美さんのエッセイ。
 食事のしたくをしようと思い、まずまな板の上でキュウリを切りはじめる、
何を作るというあてもなくただキュウリを‥というところがあり、なんかその感じ、よく
わかるなあと思ったのでした。

 キュウリは、切りやすいし、切ったそばから香ってくる、
 あの清々しく青臭い匂いが大好きです。

 それを意識し、心から好きだと感じたのは、忘れもしない11年前。(ん?12年かな)
妊娠期のつらいツワリの時でした。ムショウにカッパ巻きが食べたくなり、
カッパ巻きに安息を見出していた日々‥
 突然嗅覚が研ぎ澄まされ、キュウリの匂いを強烈に感じ始めたのです。それまでは、
キュウリはただの野菜のひとつ。どっちかというと好きなほうだったけど、匂いを
意識したことは、たぶん、なかったと思います。

 瑞々しく、少し青臭くさく、そしてどこまでも清々しい。
 

 その日より、キュウリの匂いは私を惹き付けて離さず。
 毎度毎度、切るたびに、胸いっぱい吸い込んでは、好き、と思うのです。






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かさかしてあげる

2007-07-09 11:16:36 | ひらきよみ(読み聞かせ)

 先週の金曜日に、2年生の教室で読んだもう1冊はこの絵本。 

  かさかしてあげる
       『かさかしてあげる』
        こいでやすこ 作

 

 雨に関する絵本は、やはり6月かなあと思い、図書館でいろいろな雨の日絵本を探して
いる中で、見つけました。

 開いてみたら、びっくり。表紙の女の子は、なっちゃんではないですか!!

 なっちゃんが主人公の『むんむんあついひ』という1999年8月号の、こどものとも年少版を
娘が愛読していたのです。

 なっちゃんのシリーズはそのあとに『なっちゃんもついてこーい』2003年11月号、
『なっちゃんのゆきうさぎ』2007年1月号があり、私は勝手に「なっちゃん3部作」だと思っていたの
ですが、今回見つけた『かさかしてあげる』は、1996年のこどものとも年少版だったので、
なっちゃんの初登場で、シリーズとしては4部作だったということを知りました。

 それがなんなの??という感もありますが、私的には、大発見です。


 そういう個人的な懐かしさもおおいに手伝い、すこし短いかもと思いつつも、とても愛らしい
話なので、読んでみることにしました。


  あめが ふってきた。

  かさが ないの。 こまったな。

  かさ かしてあげる。

  ありさんのかさは ちいさい かさね。


 雨宿りしているなっちゃんのところに、こんなふうに、虫や動物が自分用の傘を持って
きてくれるのです。どれも自分サイズの傘なので、なかなかなっちゃんに合った傘は見つかりません。

 『うみべのハリー』の時には、静かに聞いていた2年生も、次に現れる傘はどんなんだろうと
いろいろ推測し始めて、ああこれも小さすぎ。これじゃあ傘にならないよ、と感想がどんどん
言葉になって出始めます。

 くまさんが、自分の大きい傘を持って現れて、今度はよさそうだねと納得顔のこどもたち。

 だけど、くまさんの かさは おおきくて おもい のでした。


 そこでお話は急展開。いぬのジョンが赤い傘を持って走ってきます。
 赤い傘は、「なっちゃんの傘」でした。赤い傘をさしたなっちゃんを先頭に、傘をさした動物たちの
行列が続きます。  かさの ないこ いませんか? で、お話は終わり、最後のページには
雨に打たれているスズメさんが一羽…。

 えー、もう終わりなの? みじけえー。

 ジョンが出てきてからお話はすぐに終りになってしまうので、(私もそうですが)2年生も
もっともっと話が続くといいなあと、思っていたようでした。

 年少版の本を入れるのなら、やはり1冊目が多少長くとも、3冊読むべきだったかなあと
考えながら、教室をあとにしました。

 


 
 『かさかしてあげる』 初出 こどものとも年少版1996年6月号
 『むんむんあついひ』こどものとも年少版1999年8月
 『なっちゃんもついてこーい』こどものとも年少版2003年11月号
 『なっちゃんのゆきうさぎ』2007年1月号
 





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うみべのハリー

2007-07-07 17:52:15 | ひらきよみ(読み聞かせ)

 先週の金曜日は、今学期2回目の開き読みの当番でした。

 2年生の教室で読んだのは2冊。最初の1冊をこの本↓にしたので、あとのもう1冊
とても短い話にしました。


    うみべのハリー(福音館書店)
    『うみべのハリー』
    ジーン・ジオン 文 
  マーガレット・ブロイ・グレアム 絵
     わたなべしげお 訳



 『うみべのハリー』は、 『どろんこハリー』の続きのお話で、夏ヴァージョン。
 こんなふうに始まります。


 ハリーは、くろいぶちのある しろいいぬです。
 うみべのことなら なんでも すきだけど、かんかんでりの
 おひさまだけは いやでした。


 かんかんでりのおひさまを避ける場所を探しているうちに、大波とともに海藻を
すっぽりかぶってしまったハリーは、全然犬には見えなくなってしまいます。
 海藻のおかげで、涼しくはあるのですが、周りで何を言っているのかよく聞こえないし、
匂いにも鈍感に。
 すっかりおうちの人たちと離れてしまって、海のおばけと間違われ、あやうくつかまりそうに
なったところを助けてくれたのは、ホットドック屋さんの声でした。

 お客さんを呼び込む 「いらはい! いらはい! いらはい!」 がハリーには、

 「ハリー ハリー ハリー」と聞こえたのです。


 
 ハリーのシリーズを読んでいると、どれもお話の完成度の高さに驚かされます。

 冒頭で、的確に主人公ハリーのことを説明し、それに続くお話はドキドキしたり、ちょっと心配
させられたり。でも、最後には、ああよかったと、必ず安心できるし、安心したあとに、さらに
おまけももらったような気持ちにもなれるのです。

 このうみべのハリーでも、おうちのこどもたちがハリーを無事に見つけて安堵したあとに、
ハリーのおうちの人がビーチパラソルを、たっぷりとした大きさの くろいぶちのある しろいパラソル 
に買い替えてくれたことがわかります。



 低学年の教室で読む1冊の本としては、10分近くかかるので、長いほうだと思いますが、
ハリーの冒険を、時々、大勢のこどもたちと楽しむのもいいかなと思います。

 ただひとつ、心配というか、気にかかるのは…
 いらはい という言葉、今の子供たちにもわかるのかな、ということ。

 そして同時に、ここの箇所を翻訳されるときに、渡辺茂男さん、苦心されたのではないかなあと、
いつも思うのです。英語だったら、ハリーは、hurry up のハリーと同じ発音ですものね。






       …      …      …      …


 

 ハリーのシリーズとも、小学校の開き読みとも関係ないのですが、福音館書店の新刊に
渡辺茂男さんのご長男、鉄太氏の絵本が出ていました。絵を描いたのは奥様の加藤チャコさん。
 なんとなく嬉しい気持ちになったので、お知らせしました。

     

 
 『もりのびょういん』
 おさるのコイコイとチャイチャイは、森で病院を開きました。突然、「山火事だ!」……。
 オーストラリア在住の著者が、身近の森を舞台につくったスリル満点の楽しい絵本です。
 (福音館書店新刊案内のページより)
       



 
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絵封筒展@ていぱーく

2007-07-03 21:52:04 | 好きなもの・美術館や展覧会

 日曜日に行った、絵封筒展

 無料招待券効果なのか、それとも、やっぱり手紙よね~と思う人が、世の中にはたくさん
居るということなのか…私の想像をはるかに越えて、たくさんの方々でにぎわっていました。

 絵封筒は、簡単にいえば、手紙を出す封筒に自分で絵を描いたり、色を塗ったりしたもの。
 
 絵てがみとどうちがうのかといえば、表面に住所を必ず書かなければいけないということと、
切手を貼らなければならないということ。

 そういう制約があるがゆえのおもしろさが、どの封筒にも十分発揮されていました。

 たとえば、切手の絵柄を何かに見立てたり…額縁に入った絵とか、絵柄の続きを自分で
描いたり…花だったら同じ花をいくつも描いてお花畑みたいにとか、切手の四角い形を利用して
凧に見立てたものもありました。それで、ひもの部分に細長く住所を記したりとか。


 絵封筒展のサイトでも説明されていましたが、もともとこの絵封筒を始めたのは、絵本作家の
デビット・マッキー氏。そしてその試みを、イギリス在住の絵本作家、きたむらさとしさんが知り、
きたむらさんご自身も、たくさんの絵封筒を描くことに…。
 
 マッキーさんから、きたむらさんに宛てた絵封筒の中に、短い文章が入っていて、ムムこれは…
と思ったきたむらさんが、その文章の続きを書いて、もちろん絵封筒に入れて、マッキーさんに
返送して、そしたらまたその続きが送られてきて…ひとつのお話絵本になったという作品も
展示してありました。

 他にも、スーザン・バーレイや、サラ・ファネリ、日本の方なら、ささめやゆきさんや、
早川純子さんのも…。

 封筒だけを目で追っていって、この絵はもしかして?とあとから作者名を見て、当たっていたときは
なんだか嬉しいです。



 

  私は購入しなかったのですが…絵封筒の作品集もでていました。  efuto

   efuto

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7月最初の日曜日

2007-07-01 11:14:45 | 日々のこと

 今日はいい感じの曇りのです。

 どんよりもしてないし、不吉な黒雲もうごいていないし。

 明るい薄日のくもりび。


 

 東京 大手町にある ていぱーく へこれからおでかけしてきます。

 efuto=絵封筒展 イギリスの絵本作家たちがみせてくれた、手紙と封筒の新しいかたち…
というのを見てきます。(その前に、ちょっとしたお楽しみをあるのだけれど)


 絵封筒展は、来週の日曜日(7月8日)までで、たぶん郵便局にいくと、無料招待券が
置いてあります。(1枚で5名まで無料です)あるいは、HPからもプリントアウトできますよ。

 それでは、いってきまーす。       



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