my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

2022年6月に観た映画

2022-08-18 16:49:07 | 好きなもの・映画やDVD

6月がたった2か月前とは思えない‥。

  重力ピエロ
 
すこし前から伊坂幸太郎作品にはまっていて‥図書館に
DVDがあることを知って借りて観ました。
たしか本を先に読んでから、映画を観たのかな。
本がすごくよかったので、映画でその良さを表せるのかなー
と思いましたが‥映画は映画で、岡田くんがとてもよかった
です(笑)。それとお兄ちゃん役の加瀬さんも。



 はい、泳げません

@MOVIX川口
娘が大好きなリトグリが、主題歌を歌ってるというのが
主な理由で、二人で観に行きましたが、金づちの長谷川さんが
綾瀬コーチの指導のもとで泳げるようになるまでをコミカルに
描いたもの、という予告から受けていたイメージとは違い、
重いものを背負った主人公がそれを克服していくまでを
丁寧に描いた映画でした。でもそのストーリーを知っていたら、
私は観るのを躊躇していたかも‥。目の前で自分の子どもが‥
というのにはたとえ映画でも耐えられませんから。
綾瀬はるかはとても美しく、そして的確に指導をしていくので、
私でも、あのグループに入ったらもっときれいに泳げるのでは?
と錯覚してしまいました(笑)。泳ぎに行きたくなりました。




 007 スペクター

@WOWOW
たしか6月はWOWOWで、「007祭り」的なことを
やっていて、最新作のTime to no dye を観る前に、その前作を
観ておこうと思ったのでした。
007シリーズは観始めれば面白いと思うのですが、ストーリーを
思い出すのがほぼ無理なので、繋がりとか、その辺を思い起こす
のが億劫で、しかも上映時間も長いので、つい後回しになって
しまいます。




 フィッシュストーリー

原作を読んだ後に、図書館でDVDを借りて観ました。
2009年の映画なので、出ている役者さんがみな若くて初々しい。
(あたりまえだけど‥)
話も面白かったけど、その若い俳優さんたちがよかったです。
森山未来、多部未華子、高良健吾などなど。
ロックバンドが出てくる話は胸が熱くなりますねー。





 バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版

@MOVIX川口
テレビでやっていたこのドラマが大好きでした。
もちろんディーン・フジオカさんも(笑)。
広末さんが登場すると、絶対何か大きなことに絡んでるよね?
ただのリフォーム屋さんじゃないよね??と気になって
仕方ありませんでした。





 007 ノー・タイム・トゥ・ダイ

@WOWOW
そしてやっと、辿り来ました。でも一度に全部観る時間が
なくって、2日間にわたって‥。
『ボヘミアン・ラプソディー』で、フレディー・マーキュリー役を
やっていた人が出ていましたね。なかなかよかったです。
ビリー・アイリッシュが主題歌!って、上映当時話題になって
ましたが、実はあまりよくわからず‥。それだけ馴染んでいたって
ことなのかなーと思っています。



6月は初めて東京オペラシティでピアノを聴きました。
「MUSICLAND PIANO」

5部構成のコンサートの第2部から第5部まで。
(第1部は子供向け)
4つのコンサートはそれぞれ45分間で、ピアニスト自身が
プロデュースし、タイトルがつけられていました。

第2部は金子三勇士さん「Debut」
第3部は中野翔太さん「Universe」
第4部は阪田知樹さん「Discovery」
第5部は仲道郁代さん「そして未来へ」
他に小井土文哉さん、實川風さん、髙木竜馬さん、谷昂登さん
萩原麻未さんが出演、舘野泉さんが特別出演。
第2部でフルートのCocomiさん、第4部でチェロの笹沼樹さん
がゲスト出演でした。

ピアニスト自身がプロデュースというのに興味をそそられて
チケットを買ったので、仲道さんと舘野さん以外の方のお名前は
初めてでした。でも、どの回もピアノが凄いことはいうまでも
なく、それプラス工夫が凝らしてあり、堪能しました。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022年5月に観た映画

2022-07-15 16:24:33 | 好きなもの・映画やDVD

GWの頃が遥かむかしに感じられますが‥
5月に観た映画(とライブ)の記録です。

 名探偵コナン ハロウィンの花嫁

なんで春公開の映画なのに、「ハロウィン」なんだろう?
とずっと疑問に思ってましたが。なるほどね~この仕掛けは
あの時期ならではだなーと納得。たった一人でこんなこと
できるのか??!!ですが、それはまあ、映画なので(笑)。
コナン(わりと)初心者の、妹と一緒に観に行ったのが新鮮
でした。退院したばかりの母、という状況も今思えば貴重。。



 名探偵コナン 業火の向日葵

@WOWOW
連休中で暇だったので、なんとなく観てしまいました。
怪盗キッドが出る回のコナンは実はあまり好きじゃないん
ですが、まあ面白かったかなー。


 アンモナイトの目覚め

@WOWOW
ケイト・ウィンスレットは好きな女優さんなので、
彼女が出ている作品は積極的に観ています。
映画館で一度くらい予告は観て、それきり忘れていたのを
WOWOWでやると知って観てみましたが‥
これは映画館で観るのはちょっとハードというか、なかなかの
シーンがあったので、ひとりでタブレットで、がちょうど
よかったです。誰かを好きになるのって、頭(理屈)じゃ
なくってからだ(ハート)なんだなって、あらためて実感。



 シン・ウルトラマン

@MOVIX川口 ひとりで観に行きました(笑)。
とくにウルトラマン好きってわけではないけど、西島さんも
出ているし(笑)、米津の歌も結構好きだし‥って理由で。
観終わってからちょっと調べたら、いろんなところに、
その昔のウルトラQとか、ウルトラマンへのオマージュが
散らばめられていて‥だから懐かしい気持ちになったのか、と
ちょっと納得。


5月は1日日曜日に、2018年以来のビバラに娘と行きました。
9か月ぶりの、生スピッツを観られて、早起きしてずっと他の
バンドも聴いて、待ってた甲斐大ありの、素晴らしい時間でした。
 スピッツ待つまでに、
10!バンドも聴きましたよ。ステージ2つあって交互に演奏する
ので‥でもスピッツの皆様登場してきたら、それまでのすべてが
吹っ飛びました。

   


5月は後半に、あいみょん@さいたまスーパーアリーナへも
行きました。(これも娘と)
よくチケットとれたね~と口々に言われたけど、ほんとラッキー
というか、なぜか22日日曜日は当日券もあったほど。
初♡あいみょんは、想像していた以上に、歌もバンド演奏も
よかったし、あいみょんの良い所を堪能させていただきました。
たまアリは、ほんとアクセスが良くって、帰りが楽でグッドです。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「めでたしの花束」

2022-06-27 15:53:00 | 想うこと

日本橋浜町のヒナタノオトで絶賛会期中の
吉田史作品展 物語るー
 に、昨日娘と出かけてきました。


今回初登場の樹皮状結晶を持つ石と、象牙(吉田史さんと言えば
象牙ですよね)を組み合わせたブローチとか、愛らしいイヤカフ
とか、ときめくものもたくさん見せていただき、ココロと体
(とくに顔の筋肉)がとてもやわらかくなった気がします(笑)。

ずっとずっと前から、いつかは史さん作の象牙のアクセサリーを、
私もおひとつ自分のものにしたいと思いつつ、その夢叶わずで
ここまで来ましたが。
そうよ、今年はメモリーイヤー!とある日気が付き、出会いの
時を待っていました。

「発見する」という名の、ルーペを模したヘッドが付いたネックレスに
かなり惹かれましたが、ここはやはり、花束を、私からわたしへと
めでたしの花束」を作ってもらうことに(やっと)決めて‥。

選んだのは象牙の白詰草と、ラベンダーで、ネックレスに。
同行した娘は、象牙スズランのイヤカフと最後まで迷っていましたが、
象牙タンポポと、ラベンダーでイヤカフに。
出来上がり予定は8月中旬。まさに二人とも誕生日前で、こんな偶然も
嬉しかったです。

オーダー作品は、待つ時間も楽しみのひとつだね、と言い合い
ながら帰路につき‥そうか今日の時間そのものが、もうすでに
私にとってなによりの「めでたしの花束」だったと、気づきました。


めでたし .  ※ヒナタノオトさんインスタより、転記させて頂きます。
 ̄ ̄ ̄ ̄
愛で(めで)甚し(いたし)
うつくしいものに深く愛情を寄せる気持ちをあらわすことばです。

また、「おめでとう」の語源でもあります。
もとは相手にかける言葉ではなく、
喜び幸せな相手を見て心惹かれ、
愛おしく思う自分の気持ちを表す言葉だったのです。

いつまでも変わらない、
うつくしいものに寄せる気持ちを形にしました。
「めでたし」の心持ちをいつもそばに。



そして、本日このブログの誕生日を迎えました。
(昨年は6月28日と記していましたが、それは間違いで27日が
正解です‥)
もう始めてから何年になるでしょうね~2005年からなので、
なんと17年!も経ってました。
一度気にいったことは、わりと続けられるのが、わたしの
数少ないよいところの一つなのでは?と近頃思っているので、
もうしばらく「めでたし」の気持ちを持って、続けていこう
と思います。どうぞよろしくお願い致します。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏至

2022-06-21 17:52:50 | ふと思ったこと

6月21日 本日は夏至ですね。

今日のように曇り空で、もうすぐ雨が降ってくる
予想だと、実感しにくいですが、19時くらいまでは
明るいのかな。

その昔、「夏至」という言葉をきっと学校で教わって、
初めて意識したのは小学3年のとき。
いつもは寄り路なんてしないのに、しかも登下校のルート
とは違うFちゃんの家になぜ寄ったのかー。
理由はまったく思い出せないのですが、ランドセルを
Fちゃんの家の2階の(たぶん)オルガンの下?に隠し、
Fちゃんのお母さんが「もう家に帰ってから来たの?」と
ちょっと驚いて訊いてきたことがなぜか忘れられません。
はい、と応えたあとに、Fちゃんと顔を見合わせて
笑ったこととか‥。

そのあと、何か面白いことがあったとか、家に帰るのが
遅くなって叱られたとかいうエピソードも一切なくて、
ただ寄り路をしたことだけが、「夏至」という言葉と
セットでいつも思い出されます。
Fちゃんは、中学校へ行ってからは陸上部でハードルの
選手でした。あの時のFちゃんの家がそのままで残って
いるのを、そしてお母さんが手入れしている季節の植木を
見るために、駅へ行く途中、3回に2回はおうちの前を
通っています。


人生におけるささやかな贅沢のひとつに、暮れてゆく空を
眺めながらビールを飲む、っていうのを、今思いつきました。
できれば、その場所がマンハッタンのウエストビレッジ辺りで、
季節はNYの6月希望。





写真はNYとも、夕方ビールとも関係ないけど。
19日日曜日に初めて訪れたオペラシティコンサート
ホール前。
14時~19時近くまで、ピアノ演奏を堪能しました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022年4月に観た映画

2022-05-17 17:14:50 | 好きなもの・映画やDVD

4月はWOWOWオンデマンドで3回、映画館へ
2回行って映画を観ました。

 でーれーガールズ@WOWOW

この映画も、公開時に娘が一人で映画館へ観に行って
いたので、「何が彼女を惹き付けたのか」と(笑)、
原田マハさん原作だったこと、そしてちょうど朝ドラで、
岡山が舞台になっていたことも、私的にタイムリーでした。
思春期のまっすぐさが痛かったな。



 くれなずめ@WOWOW

監督が松居大悟さんだったのと、ストーリーの中に
スピッツの歌詞がセリフとして出てくるのが気になって。

でも映画の主題歌はスピッツではなくってウルフルズ(笑)。
↑の真ん中に居る役者さんが、あんまり好きではないので
どうかなー面白く観られるかなーと思ってて‥
青春群像的な面白さはあったし、最後に暮れなずんでいく
風景はとても美しかったけど、全体的にはへんな映画だった
かな(笑)。



 ファンタスティックビーストと
ダンブルドアの秘密@MOVIX川口

楽しみに待っていたので、公開されてすぐに家族で
観に行きました。
このシリーズの面白さは、登場する魔法使いが皆おとなで
しかも凄い人たちなので、画面の中の魔法がとにかく凄い!
と、J-WAVEで聴いたので、ふむふむなるほど~とそこに
注目して今回は鑑賞しました。(ハリポタはハリーたちは
ほとんど皆見習い中だったものね)

色々やったあげくに最後はそこに委ねるのね、とつっこみ
ところもあったけど、ジェイコブに代表される「良心」が
邪悪なものに打ち克つ、みたいなのはやっぱりいいかもと
思いました。


 またあなたとブッククラブで
@WOWOW

土曜日の午後に、ひとりで寝転んでタブレットで
観るのに、最適の映画でした。
往年の名女優ばかりで豪華なラインナップ。ひとり一人の
シチュエーションもバラエティに富んでいて面白かったし。
飛行機苦手なダイアン・キートンが、偶然機内で隣になった
紳士がアンディ・ガルシアだったりするわけですよ。
パイロットという設定で(笑)。
邦題からのイメージは、ブッククラブで何かしらの出会いが
あるようにも思えたけど、女性同士の友情を育んだ場所が
「ブッククラブ」ということですね。



 コーダ あいのうた
@TOHOシネマズ日比谷

コーダCODAChildren oDeaf Adult/s)とは、
きこえない、きこえにくい親を持つ、きこえる子どものことを指す
のだそうです。私は知らない言葉でした。

アカデミー賞作品賞の映画だなーと思っていて、
なんとなく調べたら日比谷に行けば観られることがわかり、
夫と二人で観てきました。もし、まだ映画館で観られる
チャンスがあるのなら、ぜひ行かれることをお薦めします。
自然と胸の内が熱くなって、涙が目の淵にたまってくる
経験を久しぶりにした気がします。そして、フツーに
思えていた自分の人生も、上手い具合に奇跡が繋がって、
今の自分があるのだ、と素直に思える温かい気持ちに
満たされました。

この日の、映画の前の食事とか買い物とかも含めて、
思い出すと、今でも楽しい気持ちになってきます。


4月は、母の突然の入院があり、不安な気持ちで過ごして
いました。でも、予定通り28日にはリトグリ@八王子に
行かれました。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022年3月に観た映画

2022-05-09 16:40:17 | 好きなもの・映画やDVD

あっという間に、5月のGWも終わってしまいました。

(今頃だけど)3月に観た映画の記録。。
3月は映画館には一度も行かず、すべてWOWOWの
オンデマンドかテレビ録画でした。

 あの子は貴族

映画公開時に娘がひとりで観に行き、その後原作も
買って読んだほど気にいっていたので、「何が」
我が娘をそこまで惹き付けたのかーととても気になって
ました。
門脇麦、水原希子ともに、映画やドラマでいろんな
役を演じているところを観ましたが、これはこれで
とても「はまってる」と感じました。
自分が大学生だった頃も「階層」はたしかに存在していて
そんなことを初めて気づかされたのもそのころだったけど。。
でも、麦さん演じる華子、希子さん演じる美紀ともに
明るいと思える未来が用意されていて、安心しました。



 バイプレーヤズ

この映画の監督が『優しいスピッツ』を撮った松居監督
だということで、観てみました。
思ってたよりずっとストーリーがしっかりしていて、
面白かった。芳根京子がよかったな。


 フィッシュマンズ

フィッシュマンズについてはほとんど何も知らないまま
音楽も聴いたことがない状態で(評判だけで)観たけれど、
感動というか‥せつなかった。
音楽に選ばれてしまった人っているよね、と佐藤さんを
観て思いました。


 グランド・ブタペスト・ホテル

1月に同監督の『フレンチ・ディスパッチ』を観たので、
ぜひ『グランド~』も観たいと思ってました。
演劇がそのまま映画になったみたいな、どのシーンも
どのカットも、そのまま「絵」として見られるみたいな
「作りこみ」がやはりとても面白く、世界中にファンが
居るのも頷けます。コメディだけど、よく考えると泣ける
話かも。

映画の他に3月は「ギタージャンボリー@両国国技館」と
夫が習っているドラマの発表会も堪能しました。
あ、『ミロ展@Bunkamura』にも行ったなー。




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひらがなの、せつなさ

2022-04-13 15:11:29 | 好きな本

桜がもうすぐ、とか、桜咲いて風吹いて風に舞って、
気が付けばモクレンは終わっていて、ハナミズキが
満開になっていて、4月もあっと言う間に中旬です。

川上弘美作『パスタマシーンの幽霊』が面白かったと
よく訪れている方のブログで読んだので、それを借りて
読み終えたら、それよりも前に『ざらざら』があったと知り、
そっちを読んで、またパスタマシーンを読みました。



どちらも雑誌に連載していたとても短い掌小説。
ざらざら』には23篇、『パスタマシーン~』には22篇、
ざっくりいうと恋がらみの話が入っています。

でもそこは川上弘美さんの小説なので、人間ではない
いきものとか、幽霊になって現れたおばあちゃんとか、
コロボックルとか‥?

久しぶりに、川上弘美さんの小説を読むと、それが
何度目であっても、日本語の使い方の上手さというか
しなやかさに驚かされるのですが、今回も、それが
10ページくらいの短編であるにもかかわらず(だからこそ?)
どれにもいちいち頷いて、どれにもいちいちココロ動かされ
ました。

爽やかな恋の話はほとんどなくって(そもそも爽やかな恋って
いったい何・笑)、上司との不倫話や、恋人との別れ話、
学生時代の思い出の恋愛や、家族、姪っ子の話などなど、
そのどれも「場面の切り取り方がうまい」なんて、思う
間もなく、「そこ」に自分がもう「居る」のです。

同じ組み合わせで登場している人たちもいて‥修三ちゃんと
アン子とか、コロボックルの山口さんと誠子ちゃんとか、
続きを読むことができて、楽しかった。

私のお気に入り、下記の通りです。
「トリスを飲んで」
「山羊のいる風景」
「パステル」
「笹の葉さらさら」 ここまでは『ざらざら

以下『パスタマシーンの幽霊
「すき・きらい・らーめん」
「ほねとたね」
「ピラルクの靴べら」
「てっせん・クレマチス」


 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グランマ・モーゼス展@世田谷美術館

2022-03-10 17:02:01 | 好きなもの・美術館や展覧会

昨年の11月からやっていたグランマ・モーゼス展
会期終了間近の2月23日にやっと観に行かれました。




私が最初にグランマ・モーゼスという名前を知ったのは、
ヒルサイドセミナーでの末盛さんからのお話でした。
その後、古本市で、展覧会の図録を見つけ購入したり、
なんとなく気になっていたので、このたびの原画展は
ぜひ観たいと思っていました。

世田美チャンネルというサイトで、2回にわたり、展示内容を
動画で説明したものがありとてもわかりやすいのでおススメです。

前編   後編

※前編の最後の方で、モーゼスさんが絵を描く時に使って
いたテーブルを紹介していて‥アメリカ以外の場所でそれが
展示されたのは初めてのことだとか。「足」部分にびっしりと
絵が描かれていてとても見応えがありました。



60歳を前にして、娘さんからすすめられて「刺繍絵」を
始めたものの、リウマチで針を持つのが辛くなり、それから絵を
描き始めたそうで‥その体力と精神力にはただただ頭が下がる
思いでした。
展示の終盤で「美しいものを描きたい」という言葉があり、
自分にとっての「美しいもの」とは何かをゆっくり考えて
絵筆を持つ、とありました。
アップルサイダー作りも、シュガリングオフも、石鹸作りも
昔むかしの感謝祭も、揺るぎのない美しい一場面として
私のココロも打ちました。

と同時に、では私にとっての美しいものとは何なのかー。
私が繰り返し繰り返し、思い出して書いておきたいものは
何なのかー、そんなことも考えました。
もう若くないと思いがちですが、モーゼスさんを思えば私にも
少なくない時間がありますよね。たぶん。


この後、4月より東広島市立美術館で展示があるようです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022年2月に観た映画

2022-03-08 17:42:05 | 好きなもの・映画やDVD

2月がきっちり4週間しかないことが
こんなに大変だったとは‥を久しぶりに実感した
先月でした。

自分への覚書としての、観た映画。


  居眠り磐音@WOWOW

こういうの、好きなんじゃない?と近所の読書仲間に
いただいた文庫本で原作を知りました。
そのすこし後に映画化されたことも知って、桃李ファンと
しては観に行きたかったのですが‥なんで行かなかったのか
忘れてしまい(笑)、2月のWOWOWでやっと叶いました。
原作では、この映画化された話は序章に過ぎず、まだまだ
続いていくのですが、映画では一応区切りがついてましたね。
奈緒がせつなく美しかったのと、琴平との殺陣シーンが
凄惨に描かれているのが印象に残っています。



13日@MOVIX川口
 もうひとつの候補『355』とどちらを先に
観ようか、娘との協議の結果こちらを観ることに。

私は原作がとても気にいっていたので、映画はどうかなーと
思っていたのですが、それぞれの国の衣装デザインを統一する
など、わかりやすくする工夫はなされていたかなと思いました。
ただ、長い話を2時間にまとめているので、後半は映画の
オリジナルストーリーでした。
「もののけ姫」「君の名は。」などの作画監督として知られる
安藤雅司という方が初監督・キャラクターデザイン・作画監督を
手がけたそうで‥終盤で、ぽっきり切られた腕が画面に表れる
ところは「もののけ姫」と似てる‥というレビューもあったとか。
私はそういうの(誰が作画監督とか)よくわからないんですが、
あそこで切られた腕必要だったかなーとは思いました。



 @WOWOW

昨年2月公開だったので、もう観られるなんて!!
すごくよかったという、観に行った友人から聞いて
いたので、期待してました。

佐木隆三氏が実在の人物をモデルにした小説「身分帳
が原作とのこと。仲野太賀はじめ、まわりを固める役者が
皆熱演で‥その人たちと一緒になって主人公の更生を
応援している気持ちになりました。




20日@MOVIXさいたま
 ラジオの映画紹介で知って。

ビリー・ホリデイの大ヒット曲「奇妙な果実」が人々を扇動する
という名目で、本当はビリーの麻薬違反を取り締まりたいFBI 
を「VS」という構図で描いた映画。(事実の部分はあまりない
と書かれたレビューもありましたが‥)
いずれにしても、女性の立場はあまりにも弱く、一番身近な
存在であるはずの、夫や恋人に利用されていく場面を見るのは
とてもつらいです。
余談ですが、あるステージで、ビリーと共にルイ・アームストロング
が演奏しているシーンがあり、カムカム(朝ドラ)を思い出しました。



映画の他には『優しいスピッツ』@WOWOW の「撮影記録」
の放送と、初めての、ズーカラデル@ZEPP羽田 も堪能しました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022年1月に観た映画

2022-01-31 18:00:17 | 好きなもの・映画やDVD

今日で1月も終わりですね。

で、今月観た映画の記録です。

まず2日日曜日。近所のMOVIX川口でー
(ほんとここがあるおかげで映画がとっても身近で
とっても助かってます)
 99.9-刑事専門弁護士-the movie
ドラマは全然観てなかったのですが、昨年予告を観て
お正月はこういう笑える系がいいよねってことで。
(西島さんも出るしね笑)



 9日日曜日は渋谷のル・シネマ
とっても久しぶりの渋谷にきょろきょろしながら
bunnkamuraで観てきました。
全席満席なところに、ボウイ愛を感じましたね。
若い人もちらほら居たけど、やっぱり同年代が多かった。
何年か前に、大回顧展「DAVID BOWIE is」@天王洲寺田倉庫
観た時に、時代は、ボウイの前かボウイの後、で分けられると
思ったことを思い出しました。その時に展示されていた
衣装を身に着けてのライヴ、初めて観ました。
かっこいいのかどうか、(自分が)好きなのかどうか、は
この際どーでもよくって、そこに「居る」ボウイを観たと
いう事実が大切って感じました。




 探偵はBARにいる3@WOWOW
1と2を観ているので、3も観ないとねー。



 22日土曜日
仕事が思いのほか早く終わり、夫と娘は立川へ出かけて
居なかったので、突然観に行くことにー。
予告は何度か観ていて‥でもこの映画を観ることは
ないだろうなあと思っていたのに、ひとりで出かけて。
観おわった後も、なるほどそういう事実があったのね、と
ガガとアダムの好演ぶりを思い出していたら‥あれあれと
いう感じで、翌日もそのまた翌日もこの映画のことを
思い出してる自分発見(笑)。
デビッド・ボウイの曲とか、ユーリズミックスの歌とか、
効果的に使われていたなーと思ったり、やっぱりファッション
よかったよねーとか思ったり。



 昨日観てきたばかり。
29日のJ-WAVE ラジオドーナッツで、渡辺祐さんに薦められて(笑)。
フライヤーのイラストが可愛かったので、以前からMOVIX川口
でも観られることを知っていたのですが、何度あらすじを読んでも
全然頭に入ってこなかったので、どうしようかなと迷っていたところ、
祐さんが話す概要やこの映画の見方や見どころを聴き、ならば、
観に行ってみよう!となりました。パンフレットがゴージャス
なので必ず買った方がよいという助言も大変役立ちました。
パンフを後から読むこと前提の、映画だったりして?!と
思ってしまうほど。噛みしめるほどに味わい深くなるのかな。
でも百聞は~なので、ココロがすこしでも動いたらレッツトライ
ですよね、何事も。(ほんとMOVIX川口が近くでよかった)



映画の他に、WOWOWで、YOASOBIの初めての武道館ライブと
『優しいスピッツ』も堪能しました。





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柚木沙弥郎 life・LIFE@PLAY! MUSEUM

2022-01-27 17:41:50 | 好きなもの・美術館や展覧会

前後してしまいますが、2021年最後に出かけた
美術館は立川のPLAY! MUSEUMでした。

柚木さんの展示は、以前にも日本民藝館などで観て
いいなあと思っていましたが、今回は特にこの本を
 読んだあとだった
こともあり、さらに胸アツな感じになりました。
(昨年10月に入院した際にこの本を持っていき、
変化を楽しむという柚木さんの言葉を、手術前に
付箋に書き出していたのを、手術後に偶然見つけ、
自分が書いたことすら忘れていたので、過去の自分
から届いたそのメッセージに涙したのでした。)


展示は布作品はもちろん、型染絵で作った絵本の
原画の他にも、ご自身で作った人形や、自宅に飾って
あるおもちゃが入ったガラスケースなどもあり、
とても楽しいものでした。
見ていたら、自分でも何か作ってみたいという気持ちが
むくむくと起こってきていることが不思議であり、
またそんな自分の気持ちがとても嬉しくもありました。


この日、いちばんココロ惹かれました。


お人形の洋服も手作りしたそうです。
家にあるあり合わせの布を組み合わせて、とっても何か
作りたくなったのでした。



※過去にこの本も読んでこんなこと書いてました

1月30日(日)まで。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

民藝の100年展@国立近代美術館

2022-01-26 16:30:00 | 好きなもの・美術館や展覧会

お正月休み中に行っておこうと、4日に民藝の100年展
家族3人で出かけました。
(竹橋は出かけるたびに、清々しい気持ちになり、この
美術館好きだなーといつでも思わせてくれます。)


行きたがっていたわりには、誰も予習をしてなかったので、
あんなにボリュームがある展示だとは思わず、4時間近くも
かかってしまい、最後は空腹に耐えきれず(笑)、娘を急かせ
文字通り駆け足で観終えました。

「民藝」といえば、柳宋悦氏であり、駒場にある日本民藝館
ですが、そこに至るまでの、柳氏の足跡や、交友関係、思いや
願い等々が、この展覧会を観ることで、ゆっくりと自分の中に
下りてきたように思います。
以前に読んだ原田マハ著『リーチ先生』で、白樺派の面々との
交流が書かれていましたが、ロダンから贈られてきた彫刻や
それを見るために友が持参した壺(それをきっかけに暮らしの
中にある美に目覚めていった)の展示におおっ!!と思い、
本で読んだことが繋がっていくような面白さも感じました。

日本全国を周り、気持ちが動いたものを集めていったわけですが、
その時の柳氏たち一行のファッションを知ることができる
コーナーはとても楽しいものでした。ウールのスーツを着て、
似たようなメガネをかけ、外国人まで居るグループはどの地方に
行ってもものすごく目立ったことでしょうね。そして、その
ご本人たちはどれほどワクワクと胸躍らせたことでしょう。


これは柳氏の書斎の再現で、唯一撮影OKのところでした。


2月13日(日)まで。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年明け読書

2022-01-07 20:00:37 | 好きなもの・音楽や本

2022年 おめでとうございます。
なんとなく偶数並びが好きなので、今年は
なんかいいことありそうな気がします(笑)。
今年も「好きなもの」の記録を、残していこうと
思います。どうそよろしくお願いいたします。


さて、年末は『水底の橋』にどっぷり浸り、あやうく
三度目に突入しそうだったので、いかんいかんと、
借りてあった3冊のうちこちらから読み始めました。
 インスタで何度も
推されているのを見て、ついに手にしました。
面白かったです。マンガです。「赤」の使い方が
うまいなあと思いました。フジモトさん、お亡くなりに
なってからもう6年もたったのですねー残念です。


次はこちら。お正月休みなんだから、頭も休めないと
と思い、読みはじめました。
 すべての悩みは
全部まとめて貝塚へ

今年最初のお気に入りフレーズになりました。
そうだよね、貝塚があったじゃない、全部自分
ひとりで抱え込む必要なんかないんだーと。。
今日現在半分くらいまでしか進んでいないのですが、
それとなく、縄文土器のことなどもわかり、なかなか
興味深いです。土器の文様をセーターの模様にしている
イラストが可愛い。


ですが、毎晩どーでもいいような(失礼)お悩みを
読んでいるうちに、物語が読みたくなり、寝る前には
こちらを開きました。
 2021年本屋大賞
翻訳小説部門の第2位に選ばれたものだったと、
読みおわった後に知りました。オリジナルは
フランス語で、作者のジャン=クロード・グランベールさんは
フランス演劇界の最も権威のあるモリエール賞を6度も
受賞されたのだそうです。

大戦やホロコーストが、10代の子たちが読んでも
わかるように、平易に淡々と書かれていることが
胸に迫りました。
昔話や寓話の中にたびたび残虐な箇所がありますが、
これもそうなのでは?とふと思ってしまうような
場面もあって‥でもそんなふうに大量の人を殺したり
簡単に銃の引き金を引いたりは、本当にあったこと
なのです。。。
数々の、悲しく恐ろしくやるせないシーンがあった
中、貧しい木こりのおかみさんが、ユダヤ人輸送の為の
貨物車をこう思う場面が一際印象に残りました。

森、おかみさんの森、おかみさんの山林は広く、
木々は、寒さも飢えもどこ吹く風で生い茂っていた。
ところが世界大戦が始まると、そこを、かりだされた
男たちが強力な機械でまっすぐ切りひらき、線路を敷いたのだ。
そしてその一本の線路を、変わった列車が行き来するように
なった。冬も夏も。
貧しいおかみさんは、その列車を見るのが好きになった。
〈わたしの列車〉、そう思った。おかみさんは熱い
まなざしで列車を眺めながら、飢えからも寒さからも
孤独からも脱けだして、旅する自分を思いえがいた。

まさに表紙に描かれてますね。




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミラルのものがたり

2021-12-29 12:05:11 | 好きな本

二度続けて『鹿の王』を読んだあと、今度はその続編とも
言える『水底の橋』の、二度目を読んでいます。

2人居た主人公のうちの、医術師ホッサルのその後の物語。
助手でありパートナーであるミラルとの恋の物語でもあります。


ホッサルはオタワルの貴人で高名は医術師、ミラルは
とても腕のよい医術師であり薬作りの名手でもありますが、
平民‥一般市民なので、ともに愛し合いそれぞれを
かけがえのない存在と思っていても、明るい将来は望めない
状況で‥互いにそれを知りながら、ホッサルはなるべく結論を
先延ばしにし、ミラルは「その日」への覚悟を決めている
ようでした。

オタワルの医術が、この現実世界では西洋医学だとしたら、
ツオル帝国の清心教医術は、漢方などを用いる東洋医学の
骨幹を清心教が支えている形で、さらに今回、その清心教医術の
源流を二人は知ることになると同時に、時期皇帝争いにも
巻きこまれてしまうのです。

二つの医術の対立や、二人の恋の行方‥そこへサスペンスの
要素も加わって、本当に読み応えがあるなあと思いつつ、
「水底の橋」って、何を意味していたのだろう?と一度目を
読み終えた後に思い、そうして二度目を読み始めたのですが。

今回登場するミラルの父親を、橋を専門に作る建築家、とした
ところがさすがだなーと感心し、父親がミラルに、かつて見た
橋の中で、自分が一番感銘を受けたのが、水底に沈んでいる橋
だったと話す場面が、さりげなくあるだけなのです。

でも、「橋」はホッサルとミラルの間だけではなく、二つの
相異なるよう医術の間にも架けられたのだ、と、ある時すとんと
私の胸のうちに落ちてきて、ああこれはやはりミラルの物語
だったのだ、と淡い光に包まれたような気持ちに満たされました。

ホッサルとミラルの物語、またいつか続きを読むことができたら、
とせつに願います。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二度続けて読んでやっと「入ってきた」鹿の王

2021-12-04 15:21:58 | 好きな本

長い物語が読みたいと、自分の中の「読みたい本」リストを
探していて、まだこの本が未読だったことに気が付きました。

 

最初は図書館で文庫版の方を借りてきたのですが、1~4がすぐに
揃わないので、こちらの単行本に切り替えました。

一度目は、ストーリーを追うことに精一杯で、ラストまで辿り着くも
あの国とこの国の関係はどうなっていたのかーとか、この人は誰と
通じ合っていたのかーとか、思い出せないことがいくつもあって、
それらの箇所を探すよりは、もう一度最初から読みなおした方が
早いと思い、この1ヵ月、ほぼ『鹿の王』の毎日でした。


なんとも壮大な話なんです。
二人いる主人公のうちひとりは「欠け角のヴァン」という名で呼ばれた
元戦士で、大勢の奴隷が噛み殺された岩塩鉱の中で、彼と、後に
彼が引き取り育てることになる、幼い女の子だけが生き残るという章
から物語は始まります。

もうひとりの主人公は、ホッサルという名の若者で、彼は「医術師」。
別々の章で、ストーリーは交互に進んでいき、ホッサルたち医療関係者を
通して、彼らが属しているセカイでの病の状況を知ると同時に、
私たちが居るこの世界の、人の体とウイルスのしくみを学ぶことが
できるとても優れた医術小説となっているのです。

では、鹿は?なぜ鹿の王??なのだろう。
序盤での私の中の疑問は、この物語がどのようにタイトルに繋がって
いくのかということでした。
ヴァンたちが暮らしていた地方では、鹿と言えば「飛鹿」(ピュイカ)
のことで‥ファンタジーならではの、とても魅力的な動物が登場する
のです。

物語が終盤に近づいたあたりで、ヴァンの父親がかつて自分が見た、
ピュイカの<鹿の王>を、成人の儀を終えた息子たちに話すシーンが
印象的でした。

平地で山犬や狼などに群れが襲われて、逃げきれない仔鹿がいた
時に、群れの中から一頭の牡鹿が躍り出て敵と向き合った。
その牡鹿はもう若くもないのに、その敵の前に立ち、まるで挑発
するように跳ね踊る‥その牡鹿を、群れを守るために我が身を犠牲に
する<鹿の王>と英雄扱いするのは違っている、と言うのです。

「敵の前にただ一頭で飛び出して、踊ってみせるような鹿は、
それが出来る心と身体を天から授かってしまった鹿なのだろう。
才というのは残酷なものだ。」
「そういう鹿のことを、呑気に<鹿の王>だのなんだのと持ち上げて
話すのを聞くたびに、おれは反吐がでそうになるのだ‥」

この時の父の言葉が、ヴァンの中に深く強く残っているのだなーと
二度読み終えた今なら、よくわかります。


鹿の王
物語の世界観は果てしなく、ディティールも込入っていて、
とても読み応えがありますが、作者の言いたいことは、実に
シンプルなのではないかと、思いました。

与えらた命を、精一杯を尽くして生きていくーできれば自分が
愛し、自分を愛してくれる人たちとともに。
ヴァンが見つけ慈しみ育ててる女の子ーユナが、そこにあるだけで
美しい、命の象徴のようでした。




コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする