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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

「めでたしの花束」

2022-06-27 15:53:00 | 想うこと

日本橋浜町のヒナタノオトで絶賛会期中の
吉田史作品展 物語るー
 に、昨日娘と出かけてきました。


今回初登場の樹皮状結晶を持つ石と、象牙(吉田史さんと言えば
象牙ですよね)を組み合わせたブローチとか、愛らしいイヤカフ
とか、ときめくものもたくさん見せていただき、ココロと体
(とくに顔の筋肉)がとてもやわらかくなった気がします(笑)。

ずっとずっと前から、いつかは史さん作の象牙のアクセサリーを、
私もおひとつ自分のものにしたいと思いつつ、その夢叶わずで
ここまで来ましたが。
そうよ、今年はメモリーイヤー!とある日気が付き、出会いの
時を待っていました。

「発見する」という名の、ルーペを模したヘッドが付いたネックレスに
かなり惹かれましたが、ここはやはり、花束を、私からわたしへと
めでたしの花束」を作ってもらうことに(やっと)決めて‥。

選んだのは象牙の白詰草と、ラベンダーで、ネックレスに。
同行した娘は、象牙スズランのイヤカフと最後まで迷っていましたが、
象牙タンポポと、ラベンダーでイヤカフに。
出来上がり予定は8月中旬。まさに二人とも誕生日前で、こんな偶然も
嬉しかったです。

オーダー作品は、待つ時間も楽しみのひとつだね、と言い合い
ながら帰路につき‥そうか今日の時間そのものが、もうすでに
私にとってなによりの「めでたしの花束」だったと、気づきました。


めでたし .  ※ヒナタノオトさんインスタより、転記させて頂きます。
 ̄ ̄ ̄ ̄
愛で(めで)甚し(いたし)
うつくしいものに深く愛情を寄せる気持ちをあらわすことばです。

また、「おめでとう」の語源でもあります。
もとは相手にかける言葉ではなく、
喜び幸せな相手を見て心惹かれ、
愛おしく思う自分の気持ちを表す言葉だったのです。

いつまでも変わらない、
うつくしいものに寄せる気持ちを形にしました。
「めでたし」の心持ちをいつもそばに。



そして、本日このブログの誕生日を迎えました。
(昨年は6月28日と記していましたが、それは間違いで27日が
正解です‥)
もう始めてから何年になるでしょうね~2005年からなので、
なんと17年!も経ってました。
一度気にいったことは、わりと続けられるのが、わたしの
数少ないよいところの一つなのでは?と近頃思っているので、
もうしばらく「めでたし」の気持ちを持って、続けていこう
と思います。どうぞよろしくお願い致します。

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夏至

2022-06-21 17:52:50 | ふと思ったこと

6月21日 本日は夏至ですね。

今日のように曇り空で、もうすぐ雨が降ってくる
予想だと、実感しにくいですが、19時くらいまでは
明るいのかな。

その昔、「夏至」という言葉をきっと学校で教わって、
初めて意識したのは小学3年のとき。
いつもは寄り路なんてしないのに、しかも登下校のルート
とは違うFちゃんの家になぜ寄ったのかー。
理由はまったく思い出せないのですが、ランドセルを
Fちゃんの家の2階の(たぶん)オルガンの下?に隠し、
Fちゃんのお母さんが「もう家に帰ってから来たの?」と
ちょっと驚いて訊いてきたことがなぜか忘れられません。
はい、と応えたあとに、Fちゃんと顔を見合わせて
笑ったこととか‥。

そのあと、何か面白いことがあったとか、家に帰るのが
遅くなって叱られたとかいうエピソードも一切なくて、
ただ寄り路をしたことだけが、「夏至」という言葉と
セットでいつも思い出されます。
Fちゃんは、中学校へ行ってからは陸上部でハードルの
選手でした。あの時のFちゃんの家がそのままで残って
いるのを、そしてお母さんが手入れしている季節の植木を
見るために、駅へ行く途中、3回に2回はおうちの前を
通っています。


人生におけるささやかな贅沢のひとつに、暮れてゆく空を
眺めながらビールを飲む、っていうのを、今思いつきました。
できれば、その場所がマンハッタンのウエストビレッジ辺りで、
季節はNYの6月希望。





写真はNYとも、夕方ビールとも関係ないけど。
19日日曜日に初めて訪れたオペラシティコンサート
ホール前。
14時~19時近くまで、ピアノ演奏を堪能しました。

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