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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

2025年3月に観た映画

2025-04-10 17:01:48 | 好きなもの・映画やDVD

3月はもしかしたら過去最多?というぐらい
映画を観ました。スタートダッシュというわけ
ではないですが、【名もなき者】が始まるのを
とても楽しみにしていて、そして、それがとても
よかったので、映画熱が再燃したというか、
弾み(特に音楽ものに)がついたのかも
しれないなーと、なんとなく思っています。

@ユナイテッドシネマ浦和

ボブ・ディランの音楽が、自分にとって特別だと
思ったことはなく、ご本人のこともよく知らずに、
でも、映画はすごく観たくて‥という感じだったの
ですが、なんだろう、終盤近くには気持ちがこみあげて
涙が出ました。

それは無意識の中で耳にしてきたディランの歌や
メロディーがその時々の、自分が過ごしてきた時間と
リンクして、過去の自分を思い出させるからでは?
と思ったり。。。




 @MOVIX川口

なんとなく、始まったら観に行ってみようと思っていて。
こういう映画が好きな妹と地元の映画館へ。
ストーリーもよくわかっておらず、オズの魔法使いの
お話にもそれほど思い入れはないのですが、まあ、
二人の歌と衣装には目と耳を奪われっぱなし、という
感じでした。

とても丁寧に、二人が親友になるまでをひろっている
なあ、こんな感じでラストまで辿り着くのかなと
思っていたら‥唐突な幕切れ。え、え、え?パート2
って何?知らないのは私だけ??
周りもざわざわしていて‥私含め、多くの人がこの
映画だけで完結するストーリーだと思っていたのでした。





  @WOWOW

この映画の2番目の見どころは、全編を通して
流れる数々のロックで、1番の見どころは、なんと
いっても、主役ペニー・レイン役の可愛らしさ。

監督キャメロン・クロウの、15歳のときの実体験に
基づいた半自伝的な映画だと知って驚く。
もう一人の主役ウイリアムがロックバンドのツアー
同行の中で大きく成長していく様も見ごたえは
あったが、やはりペニー・レインには及ばない。





    @WOWOW

惑星間の紛争により、宇宙からの難民を
受け入れることにした日本、という設定。
宇宙人Xは、人間をスキャンし、その人間となり
フツーに生活している(らしい)。そして
自分がXであるということを知らないXも
存在しているとか‥。

世のなかに広がる不安や動揺を「利用」して
雑誌ネタにしようと奮闘する記者たち、の
代表を林遣都。X疑惑で、取材対象にされる
上野樹里。ほんとに彼女はXなのかー。
もやもやは残るものの、樹里さんのさわやかさが
最後には救ってくれた感じ。





@WOWOW

音楽ものの映画が観たくなって、探したら
ありました。

【はじまりのうた】【シングストリート】の
ジョン・カーニー監督作品。

ストリートで歌うミュージシャンの「男」、
よい歌ね、と聴きに来る「女」(後にチェコからの
移民だとわかる)。

ホームビデオで撮ったような揺らぎ画面は、
好感が持てたものの、ハッピーエンドで終わらない
のでは、と予感させるような寂しさもあり。。

(主人公ふたりに名前がなかったことを、エンドロール
で気づく。そして、最後の贈り物の美しいピアノは
チェコ製だったらしいです。)





@WOWOW

以前劇場で観たときに、一番感動した、岡田将生
演じる高槻の「涙」をもう一度観ておこうと
思ったのですが、なんと高槻はほとんど泣きそう
ではあったけれど、涙を流して泣いてはいなかった、
ということが判明。私の記憶ってなんてあやふや。。。

観終わったあとに、またまた原作を読み返し、
その場面の高槻のセリフは原作のまんまだという
ことを再確認し、それに感動しました。

あんなに膨らませた映画なのに、肝心なシーンの
肝心なセリフは原文のままだったのです。

~ですから結局のところ僕らがやらなくちゃ
ならないのは、自分の心と上手に正直に折り合いを
つけていくことじゃないでしょうか。本当に他人を
見たいと望むのなら、自分自身を深くまっすぐ
見つめるしかないんです。






@WOWOW
『バーニング 劇場版』
※劇場版、とあるのは90分に短縮された
ヴァージョンが映画公開前にNHKで放送
されたから、らしい。

ドライブ・マイ・カーの余韻もあって、
村上春樹原作『納屋を焼く』がどのように
映画化されたのかを、観ておきたい気持ちになった。

二人の男とひとりの女。
場所も時代設定も原作とは違うし、原作が持っている
「軽さ」は、男が火を付けるのが、「納屋」から
「ビニールハウス」に変わったことで
寓話めいた要素とともに消え去ったかなと思った。

代わりに映画が得たものは、定期的にビニールハウスを
一つきれいさっぱり焼く=女の子を一人この世から
亡き者にする、ことを自分の中の日常にしていた
男の心の闇(韓国の現代の若者の鬱屈さ)を
描き出すことー?

こういう原作の膨らませ方もあるのだなーとしみじみ。





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