my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

ターちゃんとペリカン じゃぐちをあけると

2024-07-12 16:41:20 | ひらきよみ(読み聞かせ)

今日は、今学期最後の読み聞かせ当番でした。

休まず参加したので、9回(週)連続。
こんなに続けて読み聞かせに行ったの、初めて
だったかもしれません。だいぶがんばりましたー。

さて、本日は2年生のクラスで2冊。
最初はこちら。


何年も前から、当番での読み聞かせのリストに
入っていましたが、なぜかご縁がなく。家にも
なかった絵本なので、今回私にとって「初」。

もちろんどんな内容かは知っていましたが、
実際に声に出してみると、また新鮮さが増した感じが
しました。


昨年の夏にも会ったペリカンとの再会を楽しみに
しているターちゃん。
今年は初めての釣りにも挑戦。長靴だって新品です。
でも、みずどりを追うには邪魔だと気づき、脱いで
しまいます。

ペリカンに誘われるままに古い杭に座っているうちに
いつしか潮が満ちてきて、長靴も見当たらなくなって
しまいました‥。

長靴をうまく「釣って」片方は取り戻したターちゃん。
もう片方は見つからないまま、夕ご飯だと呼ばれて
砂山を登っていきます。すると砂山の上に誰かいるみたい。

「ペリカンだ!」ペリカンは、なにか ひみつが
あるみたいに、じっと たっています。

その次の見開きいっぱいに描かれたペリカンの口の中には
なんとターちゃんの長靴が!!



なんかとってもいい話です。
波の音とか、潮風とか、夕暮れの空とか‥
自分も海の近くに居る気持ちになってくるようで。

教室の2年生は、長靴が見つかった時にもうすこし驚くかな
と期待していましたが、そうでもなかったです(笑)。




2冊目の『じゃぐちをあけると』


6月21日に1年生のクラスでも読んだので、
その違いを感じることができるのかどうか楽しみでした。

やはり2年生の方が落ち着いていて‥
読んでる最中は、小さな声で「それ知ってる」とか、
「やったことある」とか、こそっこそっと聞こえて
くる程度でした。



終りの挨拶のときにとても大きな声で、
「1学期のあいだ、どうもありがとうございました」と
言っていただきました。

いえいえこちらこそ、ありがとうございます。








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かさどろぼう ぞうきばやしのすもうたいかい

2024-07-05 17:24:07 | ひらきよみ(読み聞かせ)

本日は4年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。

最初の絵本はこちら。


2018年にペアで入ったときに、相方さんが
読んでくれて、私は子供たちと一緒に聞いていました。
なので、今回、教室で読むのは初めての絵本でした。

先週は「きつねのホイティ」を読んだので、
2週連続で、ウェッタシンハさん!これもお初の経験です。


町で、初めて傘を知ったキリ・ママおじさん。
買ってきて、皆に見せびらかそうと思っていたのに、
隠し場所から消えていて‥でもあきらめきれず、また
町へ買いに出かけ、それも盗まれ、また買いにいく‥
ということをいったい何度繰り返すやら。
でも、森の中で傘を見つけたときに、全部持ち帰らずに
一本だけ、「どろぼう」のために残してあげる優しさ‥。
最後のページで、どろぼうは誰だったのか、わかるのですが、

どろぼうは、キリ・ママおじさんに あえて うれしそうでした。
おじさんも どろぼうに あえて、
おおよろこびでした。

いい話だなーと思いながら読みました。
4年生はどんなふうに感じたかな。



2冊目の絵本は、今年度初めてラインナップに入った
こちら。(私も今回初めて知った絵本でした)



土俵に見立てた切り株の上で、虫たちの相撲大会が
始まります。

いちばん はじめは
カナブンと タマムシの しょうぶ

みあって みあって

のこった のこった
カナブン、タマムシを おしだした
カナブンの かち!

という具合の勝負は続き‥たとえば、ダンゴムシと
カマキリ とか、オサムシと カメムシ とか。

そしてみんなお待ちかね、クワガタと カブトムシの
大一番。いやでも盛り上がります笑
(教室の4年生も勝手に勝ちを予想して、大盛り上がり)

でもそれで終わりではなく、

ぞうきばやしの すもうたいかいは
まだまだ つづく

みあって みあって

と最後のページの土俵にはカミキリムシとアブラゼミ
裏表紙では、アブラゼミがおしっこしながら飛び立って
いくところが描かれているので、「この勝負はどっちが
勝ったのかなー?」と予想しあってから、教室を後に
しました。

この絵本、もとは「こどのとも年少版」ですが、
4年生も楽しめましたね。





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きつねのホイティ

2024-06-28 15:54:24 | ひらきよみ(読み聞かせ)

本日は5年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。
今日の絵本はこちら



読み終わるのに14分くらいかかる長い絵本なので
1冊だけ。


読み聞かせを界隈ではとても有名な絵本じゃ
ないかな、と思いますが、私は小学校で読むのは
初めてでした。

お話の舞台はスリランカにあると小さな村。

アンゴウ、マンゴウ、ランゴウというなまえの
三にんのげんきのいいおかみさん 
むらはずれのもりのなかには、くいしんぼうぎつねの
ホイティがすんでいました。

いつもおなかをすかしているホイティは、ある晩
アンゴウさんの家のとてもよい匂いに誘われて家の中を
のぞき込み、そして風にはためく洗濯物をみて、
いいことを思いつきます。
シャツやサロンを身に着けて、「あわれなたびのもの」
として、アンゴウさんから食べ物を分けてもらう作戦
です。

サロンの下からはみ出したしっぽで、きつねだとバレて
しまったことに気が付かず、ホイティは得意になって
森へ帰っていきました。


すっかり味をしめたホイティはその後、マンゴウさんの
家へ。そしてランゴウさんの家にも行き、ごちそうに
なり大得意。アンゴウさんたち三人も、ホイティの話を
ネタにして大笑いし、とても楽しそう!
でしたが、アンゴウさんが偶然、ホイティが自分たちを
ばかにしている歌を聞いてしまい、物語は一転、しかえしの
お話へ。

いたいめにあわすより、もっといいしかえしを、
おもいつきました。ひとつ、あのきつねを、
うんとからかってやろう、ということになったのです。

表紙でホイティが身にまとっているピンク色のきれいな
衣裳は、アンゴウさんのふるいはなよめいしょう 
だったのですねー。花嫁さんに仕立て上げられ、
はやしたてられ、ホイティはひっしでもりににげかえりました
そして、「やれやれ、あの三にんは、ばかじゃなかったんだ」




ウェッタシンハさんの絵が、とても良いですねー。
スリランカの小さな村でわちゃわちゃ楽しそうに暮らす
三人のおかみさんたち、バカ呼ばわりされていることを
知らなければ、だまされているふりを続けて、ホイティに
何度もごちそうし続けてくれたのかなー。
日々の暮らしのちょっとした息抜きというか、笑いの
提供者だったのでしょうね、ホイティが‥。なんて
想像したりしました。


教室の5年生は、へえ、スリランカの話なんだーという
感じで、よく耳を傾けてくれていたように見えました。







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どろんこハリー じゃぐちをあけると

2024-06-21 16:45:46 | ひらきよみ(読み聞かせ)

今日は1年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。

1冊目は(だいぶ懐かしい)こちらの絵本。


前回は2018年に、やはり1年生のクラスで読んだので
6年前ですねー。

今日が入学してから2回目の「読み聞かせの日」だったので
まだまだ緊張しているように見えました。(先生も、ちゃんと
座らせて、ちゃんと聞かせよう、としている感じ?)
そのせいか、終わりまで、もじもじせずによく聴いて
くれたように思いました。




2冊目はこちら。


私自身、初めて出会った絵本です。
2004年4月号の「ちいさなかがくのとも」で、
その後2009年に単行本として発行されています。


じゃぐちをあけると

みずが でる

さわると チュッ!

たたくと パシャーン!

という具合に、とても明快な言葉とわかりやすい絵で、
次々と、流れ出る水で遊ぶ「技」が描かれています。

コップは当てる場所が変わると「すべりだい」にも
「ふうせん」にもなるし、スプーンも向きを変えると
その広がり方で「うちゅうせん」から「まるいやね」へ。

ハリーの時はじっと黙っていた1年生も、やったことある!
とか、やってみたい!! と、楽しんで声をあげてました。
(教室を出るときに「また来てね」と言ってもらって
嬉しかったな)



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ダチョウのくびはなぜながい? はいしゃさんどきっ わにさんどきっ

2024-06-14 16:46:13 | ひらきよみ(読み聞かせ)

本日は4年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。

1冊目は、今年初めて「届ける絵本」ラインナップに
入ったこちらの本。



ずっーと ずっーと むかし、
まだ そらと じめんが うえと したに
わかれたばかりの ころ、
ダチョウは、みじかい
くびを していました。


こんな書き出しで始まるお話‥。
うさぎの耳がなぜ長くなったのかーといお話に
比べると、ダチョウの首の方は、だいぶ
私たちの生活から「遠いところ」にあり、
タイトルを見たとき、正直 意外な気持ちに
なりましたが、アフリカのむかしばなし なので、
アフリカではダチョウは、私が思うよりももっと
ずっと身近な動物なのだろうなあと想像してました。

そして、絵本カバー見返しのところに載っていた
訳者である松岡享子さんによると‥

文章を書いたヴァーナ・アーダマさんは、ゴートさんと
いう方からこのお話を聞き、そのゴートさんはケニアを
旅行中、カンバ人の男の人からこの話を聞いたそうで。
カンバの人たちによれば「ケニア」という言葉は
「ダチョウのいるところ」という意味なんだそうです。

ダチョウの他にも、クーズーという長い角を持った
動物や、ウミワシ、サイチョウなど、アフリカに思いを
馳せる動物もたくさん出てきます。

さて、肝心のお話は、歯が痛くて困ったワニが、その
虫歯をどうにかしてくれと、次々に川辺に居る動物に
頼むのですが、ウミワシの忠告もあり、皆逃げていきます。

いったんは、関わり合いになるとろくなことがないと
思ったダチョウも飛びのくのですが、ワニがかわいそうに
なり、ウミワシの忠告も聞かず、ワニの口の中に頭を
つっこんで痛んでいる歯を探してあげます。

そのときですー

ワニは とつぜん、けさは まだ あだごはんを
たべていなかったことを おもいだしました。
そこで ガブッ!と、あごを とじ、ダチョウの 
あたまを くわえました。


空腹に耐えきれなかったのでしょうね、ワニ(笑)。



教室の4年生は、ウミワシの繰り返し同じ言葉で
忠告する箇所で笑い、ワニがついにガブッとしてしまう
ところで驚きの声をあげていました。
(あんなに驚いてくれると読みがいもありますねー)




2冊目も、私は初めて教室で読みました。


またまたわにの登場です。

読む前に「歯医者さんに行くときにドキドキする?」と
4年生に訊いてみましたが、するーという声は聞こえません
でした。(歯医者さんに緊張するのは、わたしだけ?)



ゆっくり あそんでいたいけど
いかなくちゃ いけないね

と、歯医者さんへ向かう わに

ゆっくり あそんでいたいけど
いかなくちゃ いけないね

と、趣味の時間(?)を切り上げて、診察室へ向かう
歯医者さん。

そう、同じ言葉が両者のあいだから、同じタイミングで
発せられ‥治療の痛みで いたい! と思わず
口を閉じてしまう わに と、腕をそのわに噛まれて 
思わず いたい!と言う歯医者さん‥のように
絵を見ながら 両者の「違い」を楽しむ絵本です。

4年生6クラスの、各教室での反応は様々で‥この絵本の
面白さがうまく伝わったクラスと、絵の楽しさに喜ぶ
ものの、真意はわからなかったのではーというクラスが
あり、読み聞かせ後の、図書室でしばし仲間と感想を
伝え合いました。


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歯いしゃのチュー先生

2024-06-10 16:44:55 | ひらきよみ(読み聞かせ)

7日金曜日は6年生のクラスでの読み聞かせ
当番でした。今年度は毎週欠かさず「読み聞かせ」の
時間が入っているので、どんどん読んだ本を載せて
いかないと‥です。

こちらが「届ける絵本」



小学校で読んだのは、2020年1月に続き二度目でした。
そのときは、4年生のクラスで読んでいたんですね~
『ゆきむすめ』はもう決まっていた絵本で、それに
合わせて、自分で「チュー先生」を選んでました。
(そういうことって忘れてしまうので、こうして
記録しておくことってほんと大事です)

その記録によると、4年生は、キツネの
「どうにかしてください。歯がいたくて、死にそうです」
に、とっても笑っていた、と書いてありました。

6年生は、どの箇所でも笑い声をあげることはありません
でしたが、ほんとにチュー先生夫妻は、キツネに食べられて
しまうのだろうか‥??? とお話の成り行きをじっと
聞いてくれているのを感じました。


家での練習の際、時間が余ったので、なんか詩を読もうかな
と思い‥動物繋がりということで『のはらうた』から
こいぬけんきち くんの詩を読みました。


こころ

かなしいと おもく ひきずる
うれしいと かるく はためく
しっぽは ぼくの こころだ



2行目の「はためく」が特に好きです。







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しょうぼうじどうしゃじぷた たんぽぽ

2024-05-31 16:48:53 | ひらきよみ(読み聞かせ)

本日は2年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。
最初に読んだのはこちら。



昨年は2学期に、やはり2年生のクラスで読んでました
そして好きな場面は署長さんが、迷ったすえにじぷたの
出動を決めた場面って、書いてますねーわたし(笑)。

でも、その前のページに、のっぽくんやぱんぷくんを
じぷたが羨ましく思う場面があって‥

なんだか、じぶんがとっても ちっぽけで、
みにくく おもわれて、かなしくなりました

‥の、後で「出動」となるのがとてもいいなあと
今回、練習をしながらしみじみ思いました。

最初に出たのは1963年で(もうかれこれ60年くらい前)、
消防車の型もだいぶ古くなってますが、しっかり
したよい絵本は全然古くなりませんね。



2冊目はこちら。(今年度はほぼすべての絵本の組み合わせ
まであらかじめ決まっています)



「かがくのとも」絵本です。私は今回初めて読みました。

2年生の国語に、たんぽぽのちえについての文章が
あるらしく、「知ってる、知ってる」と始まる前から
盛り上がっていました(笑)。

が、根が土の中にあんなに深く伸びていることは
教科書には載っていなかったのか、驚いていたし、
(本の縦開き×2ページ使ってます)
ひとつの「花」だと思っていたものは、実はたくさんの
花の集まりであったことを知って、声をあげていました。

くもりや雨の日は花は閉じている、とあり、
今日の帰り道で、そういう閉じたたんぽぽを見つけられた
子はいたかなーと、ひとり想像しています。


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おさるとぼうしうり なにのこどもかな

2024-05-24 16:27:33 | ひらきよみ(読み聞かせ)

本日は3年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。
最初に読んだのはこの絵本。
前回は2019年にやはり3年生のクラスで読んでました。



何度読んでもおもしろいですね。
蝶ネクタイで行商をする帽子売りのおじさん。
帽子はたったの50円。そして売り物の帽子を
全部高く積んで背筋を伸ばして歩いていくのですから(笑)。

おじさんの真似をしているだけのサルも憎めない
かわいらしさ‥。
「ツー ツー ツー」という精一杯のサル語(?)を
サルの気持ちになって読みました。

もっと小さい子だと、サルがおじさんの真似をしている
ことになかなか気づかないと思うので、3年生くらいが
ちょうどよい年ごろなのだと思いました。



組み合わせて読む本も、今年度はほぼ決まっていて。
2冊目はこちらを読みました。



教室で呼んだのは初めてでした。

最初に動物の子どもが出てきて、次のページでは
親子の様子が描かれる、繰り返しもの。
3年生は簡単にどれも当てることができて、教室の中は
盛り上がります(笑)。
(真ん中あたりにバイソンが出てきて、さすがにそれを
当てた子はいませんでした)


来週は2年生のクラスへ行く予定です。

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はなのすきなうし それほんとう?

2024-05-21 16:49:00 | ひらきよみ(読み聞かせ)

先週の金曜日から、今年度の小学校での読み聞かせが
始まりました。
学校側からの要望で、今年度はどの学年も回数が増え、
9回づつの日程が組まれています。こんなにあるのは
もしかしたら今までの中で一番多いかも‥。
クラスも平均5クラスで、最低でも10名の読み手が必要
となるので、皆勤賞目指して今年度もがんばろうと
思います。

娘が小学2年の時から始まったボランティア活動なので、
今年で結成20年!当時小学生だった子の中には、もう
自分の子どもに絵本読んであげている子もいるかも、と
思うと、なんだかくすぐったいような気持ちになりますねー。

ま、そんな感じで始まった1回目。私は6年生のクラスで
絵本1冊と、言葉遊びの本を読みました。



前回読んだのは2019年、という記録が残っていて、
その時に6度目と書いてあったので、今回で教室で
この絵本を読んだのは7度目、ということになります。

モノクロの絵に縦書きで、とても地味ですが、
しみじみとよいお話ですよね。。
ふぇるじなんどの幸せが永久に続くことを願って
やみません。



もう1冊の『それほんとう?』


2014年に3年生2011年に2年生のクラスで読んだことが
ありましたが、今回は、最初から「6年生で読む」と
全体のリスト上で決まっていました。

五十音すべてにそれぞれ、「ほんとうなの??」と
思わず言いたくなるような、ナンセンスな話で構成されて
いる言葉遊び絵本‥今回6年生のクラスで読んでみて、
なるほど、高学年向けの選書だなーと感じました。

耳から入る言葉を自分の頭の中で思い描いてはじめて、
「はるほど~おもしろい」と感じられるものなので。

私は、【は】を読んでみました。

にかみやで れがましいことのきらいはちと
わいから いからな れぎをきた
えのなよめ のはなしです(笑)。

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ロバのシルベスターとまほうのこいし

2024-03-08 11:58:40 | ひらきよみ(読み聞かせ)

今日は、今年度最後の読み聞かせ当番でした。

3月は今日一回だけなのですが、そんな日に限って
雪予報は的中し、起きたら積もってました。
(まあ出かける時には止んでたのでよかったのですが‥。)

5年生の教室で読む絵本は『ロバのシルベスターとまほうのこいし』
14分はかかる長い絵本なので、高学年用ですね。昨年も2月に
5年生のクラスで読んでました




図書館で借りたので、今回もこちらの旧本を読みました。

担任の男性の先生も、児童と同じように教室の床に座って
聴いていてくれて‥その光景はやっぱりいいなあと思いました。
(先生によっては児童の後ろに立ったままだったり、
自分の机でテストの採点?しながらの方もいます‥)
なんか、一体感が生まれるというか、同じ場所と時間を
共有している感じが強まりますねー。

「共有」とか、難しくしなくても、一緒に楽しんでおくと、
その後も楽しみは続きますものね‥あらすじとか感想言い合ったり。
(大きくなっても‥、映画やドラマでもいいし、音楽だって。)


ちょっと読み聞かせの感想からはずれましたが、そんなことを
思った最終日でした。

来年度も、開始時間に間に合わせるために早起きしなければ!
のプレッシャーすらも楽しみつつ(笑)、続けていこうと思っています。




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おなかのかわ にているね⁉

2024-02-19 17:44:55 | ひらきよみ(読み聞かせ)

先週の金曜日16日は、2年生のクラスでの
読み聞かせ当番でした。

昨年も同じ頃に読んだこの絵本


「知ってる?読んだことある??」の問いに
手を挙げたのはひとりかふたりだったような。
「じゃあ、おなかのかわってなんだか知ってる?
触ってみて」と言ってみると、ほとんどの2年生は
自分のおなかあたりを指したり、シャツをめくったり。
こういうなんでもない問いかけで、教室の空気が
和んだりします(笑)。

表紙絵で、しゃれた帽子をかぶっているねこですが
食いしん坊で気が短くて、友だちのおうむをぺろりと
飲み込むという乱暴者。出会った人々や動物を次々と
飲み込んでいき、さて、最後は‥と、2年生と一緒に
話を成り行きを見守るような気持ちで読みました。
(真剣に聴いてくれている様子がとてもかわいかった)


少しだけ時間があったので、家にあったこの絵本を
久しぶりに読んでみました。

以前にも3,4回読んだことがあったみたいです)

椅子が、馬と自分との共通点をひとつづづ挙げていく
うちに、最初は全然似てないよーと否定していた馬が、

‥ほんとうだ ほんとうにそうなんだね
ぼくときみは おんなじだ


と、共感しまくってしまうと、椅子はあっさりと

いや おなじじゃない
にているっていうことさ

と言い放つところがとても面白いし、奥深い絵本だな
と読むたびに思います。





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ゆきむすめ おかしなゆきふしぎなこおり

2024-02-15 16:27:30 | ひらきよみ(読み聞かせ)

先週の金曜日(2月9日)は今年はじめての
読み聞かせ当番、4年生のクラスでした。

5日月曜日に雪が降り、校庭の、陽があまりあたらない
ところにはまだ雪が残っていたので、今日の選書は
とてもタイムリーなものになったね、と仲間と話しながら
お教室へ行きました。


最初に読んのはこちら。


内田莉紗子再和 佐藤忠良絵

昨年もこの季節に教室で読んだなあと思い探してみたら
2020年だったので、びっくり。

子どものいないおじいさんとおばさんが、外で雪遊びを
している子供たちをみているうちに、自分たちも「ゆきむすめ」を
作ってみたくなるのですが‥(表紙の場面です)
出来上がりの完成度の高さに、教室の4年生から思わず声が
もれていました。

終わり方はかなしい話ですが、じっくりとよく聴いてくれました。


もう1冊はこちら。

ああこの絵本も、前に教室で読んだ読んだと思ったら。
なんと2013年!もう9年も前でした。
(いやになるくらい時間の感覚なくなってます)

雪を見たばかりのせいか、とても熱心に本を見てくれて
いた気がしました。

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うまかたやまんば 光の旅かげの旅

2023-12-16 11:52:24 | ひらきよみ(読み聞かせ)

昨日15日金曜日は、今年最後の小学校での
読み書きせ当番で、6年生のクラスへ行きました。
インフルエンザで休んでいる子が多いらしく、
男子は遅れてきた子を入れて6人で、通常の半分
と言ってました。そんな雑談から始まって‥

最初に読んだ絵本はこちら。


おざわとしお再話 赤羽末吉画の組み合わせは
前回の『かちかちやま』もそうでした。
『みるなのくら』もそうで、そっちは何度も読んだことが
ありましたが、『うまかたやまんば』は、私は初めて
読みました。(自分だったらまず選ばないような絵本に
出会えるのも、選書を統一しているメリットだなと
思いました)

突然現れた「やまんば」に、荷物はもちろん大切な馬
まで食べられたしまった「うまかた」。逃げた先は、文中には
なかったけれど、やまんばの家。途中で縦長の画面になって、
天井の梁から、カヤを1本抜いて、やまんばの甘酒やもちを
うまかたがこっそり食べてしまう場面が一番わたしにはツボ
でした。

特に‥

「おれのあまざけ のんだやつは、だれだ」とどなりました。
うまかたが、「ひのかみ ひのかみ」と ささやくと、
「ひのかみさんが のんだんじゃあ、しかたねえ。そんなら、
もちでもやいて くうか」

というやりとりの ひのかみ ひのかみ を読むのが
楽しかったです(笑)


2冊目はこちらの絵本。


こちらも選書で決まっていた絵本で、私は初めて
読みました。ボランティア仲間でよく読んでいた方が
居たので、最後まで読んだあとに、本を上下返して、
反対からまた読み始めるという仕掛け絵本であることは
知っていたのですが。

上下を持ち換えてまた読み始めたときに「おおっ」とか
「あー」とかの反応をちょっと期待していたのですが(笑)
私の行ったクラスでは、淡々と、まったく淡々と、静かに
聞いてくれていましたね。


一緒に笑ったり、声を出してこたえを言ってもらったり、は
楽しい時間ですが、静かにじっくり聞いてもらうのも、
それはそれで良い時間だったと思います。

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かちかちやま なにのあしあとかな

2023-12-08 16:57:13 | ひらきよみ(読み聞かせ)

本日は読み聞かせのお当番でした。
前回小学校に行ったのは11月17日だったので、
まだ1か月も経ってないのに、なんだか久しぶり感が
ありました。

3年生の教室で2冊読みました。
最初は、『かちかちやま』


2019年11月に、やはり3年生の教室で読んでました

まあ悪いのは、豆をまいているおじいさんに最初に
ちょっかいを出したたぬきなんですが‥おじいさんも
たぬきを家に持ち帰らなければ、とか、おばあさんも
たぬきの口車に乗って、縄をほどきさえしなければ、とか
ついつい思ってしまいました(笑)。
おじいさんも、おばあさんとたぬきだけを置いて
出かけなければよかったのに‥とかも。
災いをもたらしそうなもの、悪い影響を受けそうな物事には
近づかないというか、避けて通るというか‥。
でもそんなに用心深かったら、この物語は始まっていかない
ので、私的考察はこのあたりにしますが(笑)。

今回、教室でいちばん笑いがおこったのは、たぬきが
おばあさんに化けておじいさんを待っているページ。

「ばあじる くったし、あわもち くった。ながしのしたの
ほねを みろ」
と さけぶと、もとの たぬきのすがたになって、やまへ
にげていきました。

絵は、ページ最後の文章↑ に合わせて、元の姿に戻った
たぬきが描かれているので、「ぜんぜんおばあさんに化けて
ないじゃん」と3年生。

私が好きなのは、うさぎのこのセリフ(3年生も二回目の繰り返し
の時には笑ってましたね)

「たぬきどんよ。うさぎだって ひといろじゃ ないんだぞ。
かややまのうさぎは かややまのうさぎ。どうがらしやまの
うさぎは どうがらしやまのうさぎ。そいつは おれじゃないさ」



2冊目は、こちらもあらかじめ選書で決まっていた
『なにのあしあとかな』


小学生と楽しむのには、ちょっと簡単すぎる?と
思いきや、これがなかなかどうして難しく、
何の足跡なのか、すぐにはわからないので、教室内は
だいぶ盛り上がりました(笑)。

わたしは、カバがいちばん難しいのでは?と思って
ましたが、クラスでなかなか当たらなかったのはヤギ
だったかな。



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ゼラルダと人喰い鬼 アフリカの音

2023-11-20 16:47:19 | ひらきよみ(読み聞かせ)

先週の金曜日は、久しぶりの、お当番でした。
11月は2回なのですが、24日金曜日分の登録を
忘れたので、私は11月は一度きり。

この日5年生に「届ける絵本」は『ゼラルダと人喰い鬼』

昨年12月にも5年生のクラスで読んでました

机を後ろに下げて、床に座って‥の用意までは
わちゃわちゃしていて。こんな感じで読み始めて大丈夫かな
とちょっと心配でしたが、お話が始まったとたんに、すっと
静かになって、とても集中している様子が伝わってきたので
安心しました。

(読み終わった後の、仲間とのミーティングで、鬼から逃れる
ために、子供たちが地下に匿われる場面とか、血が付いた
ナイフとか、なんか、今現在の、戦争を思い起こさせるものが
あるよね‥という話も出ましたが、それはそれ、お話はお話、
ということで。)



5分くらい時間が余りそうだったので、もう1冊は
とても久しぶりにこの絵本を読みました。

なにしろ絵が美しいです。
文章は短くて、詩を読んでいるようでもあり。
いつかどこかで見たなーと、こういう情景に何かで触れた
時に、この日教室に居た5年生の誰かひとりでも思い出して
くれたらいいなという願いを込めて、読みました。
世界は広く、世界は美しい色、美しいものに溢れてるって。

以前に、教室で何度か読んだように記憶していますが、
その時の記録はありませんでした。(過去ログは







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