my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

並べてみると‥

2008-07-29 19:53:49 | 好きなもの・Tシャツ
小さい子のTシャツできました。


キッズTよりも小さい、(トドラーTで)120㎝サイズです。
大きい方は、レディースのLサイズ。

こうして並べてみるとどうでしょう‥?
120㎝サイズ、あんまり「小さく」見えないですよね?
レディースTは伸縮がある生地で体にフィットするタイプだから
だと思いますが。

プリントは、どちらもまったく同じ絵柄なんです。
裾の方に注目してもらうと、120㎝の方は、柄がかなり下の方まで
きているのがわかりますでしょうか。

110㎝サイズでも、100㎝サイズでも、同じように大人と同じ
絵柄をプリントできます。小さくなればなるほど、裾ぎりぎりまで
柄がくることになり、フロント部分いっぱいに花火缶が
歩きまわっているようで、とってもかわいいです。



  着丈  43cm  身幅   35cm
  首回りはおよそ45cm

  ※メンズSサイズの首回りはおよそ50cm



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ゆうぐれ・なつぞら

2008-07-28 19:08:47 | 想うこと
ふと見上げた空が、あまりにもきれいだったので
写真を撮りました。

誰が作ったわけでもないのに、こんなにきれい。
誰が作ったわけでもないから、こんなにきれい。


だれがわるいわけでもないのに、どうすることもできないことが
世の中にはたくさんあって、
どうしようもないせつなさやかなしさは、こういううつくしいものに
なぐさめてもらうしかないのかなとおもいます。

いえ、「なぐさめてもらうしか」じゃないですよね。

なぐさめてもらえるしあわせに感謝しなければいけません。

空を見上げることが、私にはできるのですから。


でも、ほんとにきれい。
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ちいさい子のTシャツ

2008-07-24 14:28:47 | 好きなもの・Tシャツ

よく晴れて、暑い日が続いています。
でも、陽が沈んでからの風は、涼やかで気持ちがよく、ああ夏っていいなあと
感じさせてくれるひとときです。


今まで、BOOTS & STICKS のTシャツは、キッズTの140㎝サイズが
一番小さいものでしたが、満を侍して(?)、もっと小さい、身長100㎝サイズからの
Tシャツを作ってみることにしました。

Tシャツボディの色は、白と黒で、絵柄は、基本的に大人のラインナップと同じです。
でも、デザインによっては、絵柄が入りきらない場合もあるのですが‥。

先日、注文していたTシャツ本体が届き、その小ささとかわいらしさに驚きました。
こんなに小さいTシャツ、毎日洗って、毎日干していたんだなあと懐かしさも
こみあげました。
と、同時に、小さくても、TシャツはちゃんとTシャツのかたち(あたりまえですが)。
なんだか、すこし生意気で、その生意気具合がまたかわいらしくもあり、でした。


NEGA・花火缶ウォーキングをプリントすることは決まっていて、
ほんとはその写真ができてから記事を書こうと思っていたのですが、
作業がすこし遅れているので、先にお知らせだけ、させていただきました。


もしも、すこしでもご興味がおありの方がいらっしゃいましたら、
お問い合わせください。
実際に着てくれる、〈ちいさい子〉がいない方でも、ご意見お待ちしています。



※今用意しているサイズは、下記のとおりです。
  水通しをした後に採寸したところ、2㎝近くの縮みがありましたので、
  水通し後のサイズを記してあります。

パペットT玉乗り象T花火缶TモンキーレンチTは、大人と同じ絵柄を
 フロント部分(モンキーレンチはバック部分)にプリントできます。



    100㎝サイズ     110㎝サイズ     120㎝サイズ

着丈   35㎝          38㎝          43㎝
身幅   30㎝          32㎝          35㎝



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月あかり・月のちから

2008-07-18 16:20:46 | 想うこと

昨日の「ほぼ満月」を、みなさんいろんな場所から眺めていたのですね。
なんだか、いただいたコメントを読んでいたら、じんわり涙が浮かんできました。

あの美しい姿に、みな心を奪われたのですね。

こういう気持ちを共有できるって、とてもありがたいなあと思います。


月のひかりが持つ力って、ほんとに偉大です。

なんで、こんなにも魅了されるのでしょうね‥たったひとつのものだからでしょうか。

 

センセイの鞄』の中で、ツキコが、この夜のどこかにセンセイがいる と
思ったように、月を見上げるたびに私、同じ気持ちを分かち合える人たちの
こと、思い出すと思います。

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ほぼ満月

2008-07-17 22:34:19 | 日々のこと
久しぶりにきれいな月をみました。

満月なのでは?と思いましたが、手帳によると、満月は
明日のようです。


昨日、父のお墓があるお寺で、おはなしを聴く機会がありました。
お盆の法要の行事なのですが‥
その時にいただいたパンフレットに瞑想についての文章が
ありました。(禅宗の瞑想とは違い、誰にもわかりやすいのが
特徴とお話してくれたご僧侶は言ってました‥)

自分の心が「満月のように欠けることなく真ん丸で、
澄み切って清らかに明るく光り輝いている」と観じる瞑想

なるほど、こんなふうに、具体的に記してあると
わかりやすいし、大好きな月にたとえてあるところが
とても気に入りました。

できることなら、いつも今晩の月のように、心をぴかぴかに
しておきたいものです。
できることなら、考え方や理想としていることが違う人に対しても
大きな気持ちで接し、悪口や繰り言は言わないでいたいものです。

あー。
でも今日は、久しぶりに、ちょっとそういうわけにもいかない
ことがあり‥小学6年生で、12歳になろうとしている女の子の
母親として、あまりにも自分と違う考えのおかあさんに対面し、
話し、生じたもやもやを、どこへ向けていいかわからなく
なりました。

進学塾は、夏休みの朝から晩までお弁当持って通う所なの
でしょうか?
金管のメンバーに入っているからには、フェスティバル前には
時間をやり繰りして、練習にでるのが普通だし、たった1回
しかも前日の1時間だけしか練習に参加しないのに、
「塾をそこだけ休んで参加します」って、10分くらいの立ち話の中で
3回も告げることなのでしょうか?


寝る前に、まだ月を眺めることができたら、
深呼吸5回くらいして、私の中から、嫌な記憶を吐き出してから
眠ることにしようと思います。

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ぐりとぐらとなかまたち@うらわ美術館

2008-07-14 22:12:18 | 好きなもの・美術館や展覧会

先週末からはじまった「ぐりとぐらとなかまたち 山脇百合子絵本原画展」に
昨日、行ってきました。

うらわ美術館は、京浜東北線の浦和駅から歩いて7分くらいでしょうか。
家から近いのに、訪れたのは初めてでした。
ホテルの3階のフロアにあって、シンプルで「ちょうどよい空間」だと感じました。

山脇百合子さんの絵は、余白があって、どんな絵もすっきりと清楚です。
展示の仕方も、特に凝った演出もなく、それがかえっていい感じでした。
同じ大きさの白木のフレームに絵がおさまり、その絵が、白い空間に
清楚に並んでいて‥
所々に、テーブルと、椅子がわりのおおきなスクエアクッションがあって、
壁にある原画と、それが本になったものを、かわるがわるに楽しむことが
できるようになっていました。

原画の数は、私が思っていたよりも、ずっとずっと多くって‥
ぐりぐらシリーズの中で、みあたらなかったのは、
「ぐりとぐらのかいすいよく」だけだったと思います。
1冊まるまるの絵を順にみていかれるものもありましたし、かるたの原画は、
嬉しいことに、【あ】からはじまるそのすべてを見ることができました。

ぐりとぐらかるた

ちょうど発売された時、娘が保育園に通っていたころだったので、
それはそれはよくやりました。でも小学校へあがってからは、
目にすることもなくなって。
けれど、結構、覚えていましたねー。

【な】 なかよしないた なかよく ないた    とか、
【る】 るすばんいるかと いるかが きいた   とか、
【み】 みどりのらいおん みみまで みどり   とか。



ぐりとぐら』や『そらいろのたね』の頃は、切り貼りされていた原画もありました。

なんていったらいいのかなー
熱い気持ちがこみ上げてきましたよ、一瞬。

自分が小さい頃に知っていた、数少ない絵本のうちの1冊が、ぐりとぐらですから。
幼稚園のテーブルの上で見ていたぐりとぐらも、娘が生まれて、一緒に楽しんだ
ぐりとぐらも、始まりは、このたった1枚の、ここにある絵だったんだと思うと‥。

ぐりとぐらのおきゃくさま』も、かすかに私の記憶に残っているのです。
だから思い入れのある「特別な絵本」。

雪の中で、ぐりとぐらが大きな足跡を見つけて、そのあとをたどっていって、
自分たちの家の中へと、その足跡が続いているのを発見する場面‥
(8ページ、9ページですね)

家の煙突から煙が上がっています。
あたりは一面の雪で、家の後ろにある木々は
寒々としていて‥
本で見ていたときは、特に感動するようなこともなかった場面なのに、
原画を丹念に見ていたら、ぐりとぐらの隣に、今まさに自分自身が立っているような、
そんな不思議な錯覚にとらわれました。

いろんな絵本の原画を今までに見ましたが、こんなふうにその物語の中に
自分がいるような気持ちになったのは、初めてのことでした。



山脇百合子さんの絵は、どれもとても丁寧に描かれています。
わりと最近の『ぐりとぐらの1ねんかん』の原画は、12か月+最後のパーティの場面も
表紙も裏表紙もすべてそろっていて、しかも、1月、2月、と原画の上に鉛筆で
書かれていた文字は、フランス語ではないでしょうか。
なんかとっても素敵でした。
(私は、この1年間の本の中では、部屋の中が描かれている「3月」が
一番好きなのですが、今回、それに娘が同意してくれたことに、
ちょっぴり成長をみたような気がしました。)




会場を出たところには、大きなパネル(冒頭の写真です)と
椅子が2つ用意されていて、‥椅子はもちろん青と赤です‥
<耳>がついている、青い帽子と赤い帽子も置いてあります。

そう、ぐりとぐらになって、写真が撮れるのです!

無理やり、小6女子に青い帽子をかぶってもらいましたが‥パネルの前に立つと
もう文字が隠れてしまうくらいの背なんです。椅子に座って~と頼むのも憚られ、
それでも一応、写真を撮りました。


展覧会は8月31日まで。期間中、参加費無料のワークショップがあったり、
(昨日は、粘土でおいしいものをつくろう)絵本の読み聞かせの時間もあるようです。



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「うみべのハリー」

2008-07-12 20:32:36 | ひらきよみ(読み聞かせ)

7月4日‥先週の金曜日‥は、1学期最後の当番で、3年生のクラスでした。

なんとなく、「しっかりしたおはなし」が読みたい気分だったので、
いろいろ図書館で探しましたが、結局家にあった『うみべのハリー』を
読みました。

   うみべのハリー (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

         『うみべのハリー』
     ジーン・ジオン 文 わたなべしげお 訳


このハリーの出だしも、ハリーは、くろいぶちのある しろいいぬです  です。

ハリーにとって、体の色と模様は、自分の特徴を示すとても大事なもの
であると同時に、ハリーの物語にとっても、重要なポイントになっています。
そして同じく、この「うみべのハリー」では、ハリーの「ハリー」という名前が
おはなしの核となっていますよね。

おうちの人とはぐれてしまったしまったハリーは、かぶってしまった海藻の
おかげで涼しくはあったけれど、犬みたいでなくって、バケモノだと
思われてしまいます。
耳の中に、水も入ってしまったけれど、遠くで、自分を呼ぶ声がしたような
気がしました。

  ハリー  ハリー  ハリー

誰かが、自分を呼んでいます。

原書では、おそらくお店屋さんのおじさんが、ハリーアップ ハリーアップ と
呼び込みをしているのでしょう。(日本語では、いらはい、いらはいと、
かなり苦心されたのだろうなあと想像しますが‥)



  ‥‥      ‥‥       ‥‥      ‥‥




「うみべのハリー」とはまったく関係ないのですが、名前=名づけるで、
こんなふうに書かれていたことを思い出しました。
すべてきみに宛てた手紙』の中にです。


 ことばのすることというのは、結局のところ、名づけるということです。
 ことばをことばたらしめてきたものは、名づけることであり、また名のる
ことでした。
みずからことばのなかにすすみでる、ということです。
 生まれた子どもがこの世で最初にもらうのは名。つまるところ、
この世と人を、またこの世で人と人をむすぶものは、ことばです。
 そして人がめいめい違った名をもつように、ことばというのは、
多様なものをたがいに認めあう方法です。ことばがあなどられるところに、
人の、人としてのゆたかさはない。わたしはそう思っています。



ハリーも(私も)、その名をもらったことで、この世との結びつきが
できたということです。
名前をもらってはじめて、この世の中に、認められたということでしょう。




  ‥‥      ‥‥       ‥‥      ‥‥



今日、Arne の24号が届きました。 
突然に年間契約することにしたのです。

エッセイのコーナーで、大橋さんが、「いい名前をつけるのはむつかしい」と
いう題で、書いていらっしゃいました。犬につける名前のこと、ご自分の会社に
付けた名前のこと、ご本名とペンネームのこと。

大橋歩 はペンネームなのだと、初めて知りました!

BOOKのコーナーでは、松浦弥太郎さんが、「ヒルサイドライブラリー」で
まっ白な机に向かっうのが好き、と書いていました。
この、ヒルサイドテラス内にある、図書館は、様々な百人の方に、
「自分の10冊」をお薦めいただき、並べてあるそうです。
(末盛千枝子さんの10冊や、松浦さんの10冊もあるそうです)


次々に、ちょこっと知っている事柄が繋がってきて、
それだけで楽しい気持ちになってゆきます‥








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「しずかに!ここはどうぶつのとしょかんです」「がいこつ」

2008-07-11 15:16:01 | ひらきよみ(読み聞かせ)
ずっと後回しにしていた、「ひらきよみ」の記録、一気に書いて
しまいましょう。

6月27日(金)は、2年生のクラス。
マーガレットさんのこひつじ文庫で見つけて気になっていた
この本を読みました。

   
『しずかに!ここはどうぶつとしょかんです』
 ドン・フリーマン 作 なかがわちひろ 訳


女の子が、自分の想像の中で「動物の図書館」を作り上げて
いく過程がとってもかわいらしくって、おもしろいです。
みんなお行儀よく、本を楽しんでくれていたのに、ねずみたちが入って
きたことで、静けさがやぶれ、図書館の中は大騒ぎ。
でもカナリアの名案(?)で、なんとか無事にその場は納まりました。

大きな声でどなってみても、一度我を忘れてしまった人は
耳を貸してくれません。
それよりも、小さくても美しい声で‥そうカナリアの歌のように‥
そっと語りかけるようにした方が、人の心に届くのだなあと思いました。

裏表紙で、カリーナ(主人公の女の子)の頭の上にカナリアが
とまっていて、カリーナがうふっていう感じになってる絵がとっても
かわいいです。


ぺアの方の絵本も短くて、このカリーナの本も、そんなに長くは
なかったので、3分程、時間が余ってしまいました。
前から一度は読んでみたかった、この絵本を持っていたので、
「おまけの1冊」として、読みました。
             
   
     『がいこつ』
 谷川俊太郎 作 和田誠 絵


この絵本は、谷川さんの同名の詩に、和田さんが絵をつけて
本になったものです。

和田誠さんの描く「がいこつ」はユーモラスなので、
ちっとも怖くありませんが、書き出しはいきなりこうです。

  ぼくはしんだらがいこつになりたい

  がいこつになってようこちゃんとあそびたい



大きくなってから読むと、なかなか深い、恋心が綴られていると
気が付くかもしれませんが、2年生は、へらへら笑っているだけなので
その無邪気さが、いとおしかったです。


まったくの余談ですが。
この絵本が出版されたのは、2005年10月で、私はその年の9月に
父をおくったばかりだったので、書店でこの絵本のタイトルに
ドキンと過剰反応したことを、今でも度々思い出します。
でも、手にとって、こどもたちの前で読めるようになったので、
胸につかえていた気持ちが、やっとおなかの中にまで、
降りてきたのかなと思っています。









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末盛千枝子さん講演会4@ヒルサイドテラス

2008-07-09 18:17:47 | 好きなもの・講座やワークショップ

早いもので、このセミナーも、昨日で第4回目となりました。

一応、初回より出席している私は、受付で名前を言うと
「○○さんですね、いつもありがとうございます」と言ってもらえます。
(うれしい気持ちになりますね、こういう一言。)

今回も末盛さんの講演というよりも、対談でした。
お相手は松浦弥太郎さんです。
題目は「エジプトの絵本を知るーアレキサンドリア図書館をめぐって」
なぜ、突然にエジプトなのかというと、代官山ヒルサイドテラスの
すぐそばに、エジプト大使館があり、エジプトには紀元前300年頃には
もう図書館があったそうなのです。
そのアレキサンドリア図書館にも詳しい松浦さんを交えてのお話は、
今回もとても楽しく、感じ入ることがたくさんありました。


本が好きな人から、本に対する熱い気持ちを聴けるというのは、
ほんとうに嬉しいもので、聴いているこちら側の、本好きの血が
ふつふつとしてくるのがよーくわかりました。

こうめさん琴子さんのブログでは、もうしっかりと、お話の内容が
UPされていますので、今回もそちらをご覧いただいたほうが、
中味はわかるかなあと思います。)


私は‥お話を聴きながら、手帳にメモしたことを、記しておくことにします。

   アレキサンドリア図書館
   アレキサンダー大王によって、都市とともに建設された
   集めたものを伝える、技術
   写本
   本はたからもの  わかちあいたい

   自分の好きなものを並べることで人とコミュニケーションがとれる
   (人と共有できることの楽しさ)→本屋へのルーツ
   売る側の責任
   どんどん質問されたい

前半は、図書館、本についての話からで、後半は、松浦さんが
アメリカで暮らしていた時のエピソードからです。

若いころにサンフランシスコで暮らしていて、お金がないので
(でも本はたくさんある)、公園で、自分の持っている本を並べてみたところ、
興味を持って話かけてきてくれる人がいて、本を買ってくれて、
また数日すると、おもしろかったと伝えにきてくれる‥という経験を
したそうなんです。
それがあったから、本屋さんへの道を歩みはじめたともおっしゃっていました。

自分の好きなものを、同じように、好きだと思っている人と共有できる楽しさ。
自分の知らなかったものを、教えてもらえる喜び‥
これって、私たちがブログを通しておこなっていることと、同じですよね?
そして、自分の好きなものだけを責任を持って売りたいという姿勢は、
お店屋さんとしての私の衿を正してくれるような言葉でした。



ところで。
松浦さんが末盛さんにとてもいい質問をしてくださいました。

「安野さんにとっての1冊が『即興詩人』なら、末盛さんにとっての
そういう1冊は何の本ですか?』

末盛さんは、その時々で違うけれども今は長田弘さんの
読むことは旅をすること』だとおっしゃいました。

長田弘さん。いいですよねー僕も大好きです。
と、松浦さんもおっしゃいました。

私は心の中で、やっぱり!! と大きな声を出していました。
だって、お二人の話を訊いていたら、いつか市内の図書館で開催された
長田弘さんの講演が私の中で重なってきていましたから。
そして、偶然にも、私も数日前より長田さんの『すべてきみに宛てた手紙
という本を読んでいるのです。
なんか、とても些細なことですが、でもすごくうれしい気持ちになりました。


今回もランチ付きで申し込めたのですが、写真は撮りませんでした。
はらぺこさんのブログにとてもおいしそうな画像がありますので、
どうぞご覧ください。
賑やかにテーブルを囲み、本好きなことと、本好きな友達が
近くにいることのしあわせの両方を感じました、こんな会話から。

「まだ読んでいない本があるのに、欲しい気持ちが
どうしても抑えられなくって、また買ってしまうだよね♪」 そうそう。
「もう本をしまう場所がないのにね♪」 そうそう。
「あと何度開くか(読むか)わからないのに、
でも、手元に置いておきたくて♪」 そうそう。
「家に(自分のそばに)、その本があるっていうだけで、
嬉しいんだよね♪」 そうそう。



8月はお休みで、9月のセミナーのタイトルは
「生きる知恵ーシャロット・ゾロトウとともに」です。
そして、大好評につき、11月から第2弾のセミナーがスタートするそうです。
代官山通いが、秋から冬まで続きそうです‥


読むことは旅をすること―私の20世紀読書紀行すべてきみに宛てた手紙



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7月になりました

2008-07-03 22:32:55 | 日々のこと

蒸し暑い日が続いています。
もうすぐ1学期も終わりです‥早いです‥


今週末より近くの美術館で、楽しみにしている展覧会が始まります。

ひとつは‥

丸木スマ展-樹・花・生きものを謳う-


北浦和にある埼玉県立近代美術館にて。


もうひとつは‥

ぐりとぐらとなかまたち 山脇百合子絵本原画展

浦和にあるうらわ美術館にて。


どちらも7月5日(土曜)から8月31日(日曜)までです。



※うらわ美術館のHP,うちのPCではトップページがうまく
表示されません。一応リンクを貼りましたが、うまく見ることが
できなかったらすいません。

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