my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

2023年2月に観た映画

2023-03-30 17:05:56 | 好きなもの・映画やDVD

観た映画の記録を月ごとに残しておこうと思ってから、
2月ははじめて、1本も映画を観なかった月でした。

WOWOWのオリジナルドラマ『HOTEL‐NEXT DOOR』
観始めてしまって‥全部で6話あったので、それに
時間をとられてしまいました。

ディーン・フジオカ主演というのが魅力的で‥石ノ森章太郎氏の
漫画原作や、1990年~2002年にテレビドラマとして放映されて
いたそうなので、なんとなく懐かしさにかられたのかもしれません。

コンシェルジュ役の阿部純子さんが、なんかよい感じというか
昨年から気になってます。
(『サムライマラソン』『孤狼の血』『はい、泳げません
にも出ていました)

 

今年最初の展覧会は@東京都美術館
「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展」


いつからかは思い出せませんが、シーレのことを、
たくさん自画像を残した夭折の天才、と認識していました。
華やかなクリムトの絵も好きですが、そのクリムトに
才能があり過ぎると言われたシーレ‥自分を描かずには
いられない「自分」を持て余していたのかなーと
思ったことも。。。
病気で没せず老いるまで絵を描き続けていたら、ピカソの
ようにその時々でいろんな作風やモチーフで、多くの
作品を残してくれたかもと思い、この絵の前に(あたりまえ
だけど)作者の彼も立って、この絵を描いてたんだなー
なんてちょっとしみじみしたりして。。。



美術館を出て駅へ向かおうとしたら、なにやら動物園の前に
人だかりがしていて‥皆が写真を撮っているので、よくわけも
わからないのに撮った写真(笑)。

後から調べてみたら、この日は返還されるパンダを
最後に見ることができる日だったのですねー。
そのパンダの名前もわからず、パンダファンの方、すみません。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おふろだいすき

2023-03-17 17:28:03 | ひらきよみ(読み聞かせ)

先週の金曜日は今年度最後の読み聞かせ当番でした。
1年生の教室で『おふろだいすき』を読みました。



知ってはいましたが、小学校でこの絵本を読むのは
初めてでした。(1冊で15分くらいかかるので、
低学年ではちょっと長いかなと自分で選ぶときは
思ってしまうのです。でもあらかじめ学年ごとに
読む絵本を決めてもらっていると、そういう事情抜きで
いろんな絵本を読むことができる利点があります。)



まこちゃんがあひるのおもちゃのプッカと一緒に
お風呂場の戸を開けるとことからお話は始まり、
まこちゃんが体を洗っている間、お湯にもぐった
プッカが慌てて浮いてきて‥

「まこちゃん、おふろのそこに、おおきなかめが
いますよ。」

亀のあとには双子のペンギン、オットセイ、かば、
そしてくじらまで!おふろの中から次々に現われます。

林明子さんの絵が見開きでダイナミックに描かれ、
見ごたえありのとても楽しい絵本です。
「あがるまえに、かたまでつかって、50かぞえるんだ。」
とまこちゃんがみんなに言うところと、おかあさんが
おおきなゆあがりタオルを広げて待っていてくれるところが
わたしのお気に入りです。(今はバスタオルですが、湯上り
タオルって確かに子供のころ言ってました、よね)


教室の1年生は、こんなことありえないよ、とか言いながらも
双子のペンギンが出てきたときと、オットセイがシャボン玉を
口から出したときに一番声をあげていました(笑)。


今年度の読み聞かせはこの日で終了。
来年度は従来のかたちと日程が戻ってくることを願ってます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023年2月 読書の記録

2023-03-09 17:29:49 | 好きなもの・音楽や本

看守の流儀』が思いのほか面白かったので、余韻に
浸るべく色々検索していたら、続編があることを知りました。
冒頭部分で、火石教官の顔の傷はこれが原因だったの‥?!
という描写がありますが、真相は明かされないまま、
別の短編が続き、最後のさいごで、冒頭の場面に繋がると
いうしくみ。そして、ああそういうことだったか!!
で、終わります。






次に読む本が決まってなかったので、どうしようかと
思案し、伊坂幸太郎に戻ってもよいかな、よいよね、まだ
読んでないの、たくさんあるし。。と『AX アックス』を
選びました。(アックスとは斧のことで、最初にカマキリの
話がでてくるので、そうかだからなんだ、とひとり納得)

殺し屋三部作と呼ばれているものの三作目で‥確かに
主人公は「兜」という名で呼ばれる殺し屋で、前作、前々作
に登場した殺し屋たちも出てきますが、恐妻家であること、
一人息子が居る家庭人であることが全面に描かれていて、
殺し屋シリーズというよりも、家族を描いた『重力ピエロ
なんかに近い印象を持ちました。そして、やはり二度続けて
読んでしまいました。(伊坂作品、大概2回続けて読んで
しまうのです)

最初に殺し屋シリーズを教えてくれた会社の同僚が、この本が
一番好きと言っていた理由が読み始めてすぐにわかりました。
彼にも息子が居て、彼も父親だから。

以下、解説より。
殺し屋の男を主人公にする『AX』にも、そうした
(死への不安に対抗するための根拠)要素が備わって
いるのである。引き裂かれた自己を持つ男が、家族を通じて
本来の自分は何かを考える小説なのだ。






図書館でどれも好みの数冊を借りてきて、どうしようかと
迷ったあげく、未読だった『輪舞曲ロンド』に。
とても魅力的な、表紙に描かれた方は、伊澤蘭奢という大正期の
女優さんだということを読み始めてから知りました。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023年1月に観た映画

2023-03-03 16:49:00 | 好きなもの・映画やDVD

今年も映画(やビデオ)の記録残していきたいと思います。

1月は映画館で観たのは『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』
だけで、後はすべてWOWOWでの視聴でした。



この映画でウィル・スミスは主演男優賞獲りましたよね、
たしか。。映画館で何度か予告も観てたので興味ありました。
〈驚きの実話〉って言ってるけど、ほんとなのかなーと。

結果、ほんとにこんな人って居るんだーと驚くことに(笑)。
(そして無精ひげがあまりにも似合うウィル・スミスも新鮮)

両親の期待に応えた娘たちもほんとに凄いし、
他の姉妹たちも心から二人を応援していて、その家族愛に
素直に打たれました。 どんな職業であっても、
どんな状態に居たとしても、自分自身に誇りを持って、
自分自身に誠実であることが最も大切なことだと
感じ入りました。





最初の『アバター』から何年くらい経ったのかな‥
と思い調べたら、2009年製作で(たぶん)2010年日本公開
と知り驚きました。

3D上映だったせいか、観終わったあとも、水のイメージが
頭と気持ちの中にいつまでも残っていて、漂っている
感じでした。

ストーリーは前作からの続きで、侵略者たちの「復讐」が
かなりしつこく、そこに部族愛、家族愛、兄弟間の確執、
戦闘場面なんかが絡んできて壮大で長いです。

次回作へと繋がる布石もちゃんと残されてました。
なんだかんだ言いながらきっと次作も観に行くと思います。






オリジナルタイトルは『My Salinger Year』

原作はジョアンナ・ラコフの自叙伝
「サリンジャーと過ごした日々」

作家志望のジョアンナは出版エージェントで働くことになり、
彼女に与えられた仕事はサリンジャー宛に届いたファンレター
を読んで、それに「適当な」返事を書くこと。
舞台は1995年のマンハッタン。厳しいボスを演じるのは
シガニー・ウィーバー。やり手エージェントと若いアシスタント
の図式に、ちょっと「プラダを着た悪魔」的な要素を感じなくも
なかったけれど、サリンジャー宛の手紙を真剣に書く人たちと
それに真摯に応えようとするジョアンナに好感が持てました。

(邦題に安易に?ニューヨークを付けるのはどうかなー)






以前にアレサ・フランクリンの生涯を映画化した
『リスペクト』
を観ましたが、この『アメイジング・グレイス』は
1972年に録画・録音のために行われたコンサートの実写フィルム。
カリフォルニアのパブディスト教会にて。

当時まだ(?)フツーの若者だったミック・ジャガーと
チャーリー・ワッツが観に来ていて‥それに誰も騒いでいない
ところに驚きポイントあり。

そしてあらためてゴスペルの凄さを実感。
神とともに生きる喜びをあんなリズムとあんな声で歌われたら
そのカタルシスとあいまって、信仰がさらに深まるのだろう
なあと思いながら観てました。



:::   :::


1月は【楽園】佐々木ひとみさん展示会@ヒナタノオト のあとに
6人体制になった『リトグリ」を観に、人見記念講堂へ。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする