my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

2024年7月 読書の記録

2024-08-21 18:03:01 | 好きなもの・音楽や本

7月に読み終えた本は3冊でした。

図書館でなんとなく借りてきた山内作品。
(いっつも伊坂さんばかり読んでるのもねーという
気持ちから‥)



タイトルに惹かれて手にしたので、内容はまったく
知らず。読み始めて軽く驚いたのは、ほとんど主人公が
男子(あるいは男子目線の)短編だったこと。

高校生男子ってこんなこと考えていたんだーとか、
高校生女子って、いまどきはこんななの???とか。

役者を辞めて就職したものの、やはり会社社会に
馴染めそうもない男を、その会社の先輩が
「おれが逃がしてやる」という作品が一番良かった。

女子が主人公でなくても、地方出身者でなくても、
各個人がそれぞれ持ってる悲哀みたいなものは
変わらないよねーと思ったり。。

作者は(やはり)洞察力に優れ、文章がうまいのだろう。
どの物語も気持ちよく読み切れた。





会社の同僚から『ルビンの壺~』と一緒に借りた本。



東野作品は、映画化されたものは観たことがあるけど、
小説を読むのはもしかしたら初めてだったかも。

「ブラック・ショーマン」が実際にステージで
活躍していた頃のことがもっと語られるのかなーと
期待していたが、ストーリーは「名もなき町」での
「殺人」を、彼の洞察力や推理力や、手品師としての技?を
駆使して解決していく‥といった感じ。

 



いろんなところでタイトルを目にして‥図書館で予約。


そうなんだ、婚活のはなしだったのか、と思いながら
読み始め‥タイトルの意味はどこから?と考えていたら
110ページで、結婚相談所の小野里夫人から語られる。

現代の日本は、目に見える身分差別はもうないですけれど、
一人一人が自分の価値観に重きを置きすぎていて、
皆さん傲慢です。その一方で、善良に生きている人ほど、
親の言いつけを守り、誰かに決めてもらうことが多すぎて
”自分がない”ということになってしまう。傲慢さと
善良さが矛盾なく同じ人の中に存在してしまう、不思議な
時代なのだと思います。

小野里夫人はさらに‥

自分はいくら、何点とつけた点数に見合う相手が来なければ
人は”ピンとこない”と言います。中略 私の価値はこんなに
低くない、もっと高い相手でなければ私の値段とは釣り合わない。

ピンとくる、こないの感覚は、相手を鏡のようにして見る
皆さんご自身の自己評価なんです。


婚活というものをしたことがないので、正直、そこに「居る」
人の気持ちはわからない。でも、〇〇活と名前がついてしまう
(付けてしまう)とやらねば、どーにかしなければ、と焦りが
出てくるのは、一応シュー活は経験したので、よくわかる。

主人公の真美。たしかに「善良」なよい娘さんだった。
真美の両親の気持ちも、もうそっちの立場なので、理解できる。
理解はできるけれど、なにそれと思う。2020年代に入っても
みんなそんな「親」を持ち、自分の気持ちと親の気持ちの
板挟みになったりしていることに驚いた。私の時から、40年
くらいたっているのに。。。

三分の2くらいまで読んでも、気持ちはなんか苦しくて‥
そして、この先この二人はどうなってしまうのか知りたくて。
これが読書の醍醐味なのか??と思いながら、終盤まできて、
そしてわりとあっさり物語は収束していった。

謙虚で自己評価は低いのに、自己愛だけはやたら高い、
だから傷つくことや変化を怖がる

真美が自分のことをこう分析していた。
多かれ少なかれ、誰にでもあてはまる。ここに辿り着かせる
作者、すごいなーと思いました。



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2024年7月に観た映画

2024-08-02 11:14:19 | 好きなもの・映画やDVD

7月は一度も映画館へ行くことなく、テレビ録画で
4本観ました。(民放で2本、@WOWOWで2本)





まずは、キングダムの2作目「遥かなる大地へ」。
ここから清野菜名演じるキョウカイが出てくるのですね。
(登場人物の名前はどれも難しくて、覚えれません)

「五人組」のメンバー(特におにいちゃん)、
誰も死なずに済んで、ほんとによかった。






そして翌週に放送されたキングダム3
「運命の炎」

秦の若き国王、エイセイ(吉沢亮)の、少年期が
語られ、杏さん演じるシカの役どころにぐっと
きました。

これでやっと公開中のキングダム4「大将軍の帰還」を
観に行くことができます。







まだまだ記憶に新しい、ゴジラ-1.0

公開時、薦められたものの、なんとなく尻込みして
観に行かなかったので、WOWOWで観られると知り、
すぐに録画しました。

結果、観ておいてとてもよかった!です。
ゴジラって、光るだけじゃなくて、あんなふうに
自己再生するんだーという驚きもさることながら、
いちばんは、シナリオがよかったというか、その
「設定」が秀逸だったなあと思いました。

もしも現代だったら、あんなふうにゴジラに対決を
挑むなんて無謀過ぎるし、無理があるよーーって
ところも、戦後すぐの日本だったら、ああいう方法が
精一杯だったよね、と感情移入しやすいし‥。

終わり方もかっこよかったな。
ゴジラ、またやってくるかも‥と思っちゃいました。







こちらも昨年公開の映画。

テレビドラマで放送されているときはまるで
知らなくて‥たぶん、何かの時の予告上映を目にして
へーと思ったくらいだったのですが、主役3人のうち
二人は、とても好きな2人なので、観てみることに。。

どの役者さんもとてもよかったです。
それぞれのいろんな役柄を他の作品で観ましたが、
いちばん自然に、のびのびと、好きに演じてる?と
思うくらい(笑)。

あ。感覚ピエロの主題歌がいいですよねー。




:::    :::    :::



7月。
終わったばっかりだけど、楽しいこと満載の月でした。


リトグリ@東京ガーデンシアター

姪っ子ちーちゃんの結婚お祝いお食事会

スキマスイッチ主催のスキマフェスに、娘と参加。


スピッツは2日目の夕方18時5分~

翌日は帰る前に、熱田神宮へ。


そして先週の金曜日は乃木神社にて、娘の、
結婚式の「前撮り」でした。








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